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  • 『こうべを上げ』て救いを知らせる
  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1969
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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1969
塔69 7/1 412–414ページ

『こうべを上げ』て救いを知らせる

エホバの証人の1969年度年鑑より

エホバの証人が困難な状況の下に奉仕する国々(その2)

ポーランド

伝道者は個人の家において小人数でのみ定期的に交わることができます。しかしこの国の多くの伝道者は遠足に出かけ,そこで徳を高める話を聞いたり,逃れの町に関する感動的な劇を見ることができ,このプログラムによって,交わりと野外奉仕の大切さをますます認識するようになりました。この遠足に参加した聖書に関心ある人は深い感銘を受け,何百人もの人々がそれらの機会を捕えてバプテスマを受けました。参加者はみな,エホバがご自分のしもべに敵意を示す者の面前で,しもべたちのために食卓を備えられるということばが真実であることを強く感じました。

一姉妹は数週間診療所にはいらねばなりませんでした。同じ病室にいた患者に「良いたより」を伝道しはじめたこの姉妹は,彼らが真理に対して非常に偏見をいだいていることに気づきました。注意深い彼女はすぐに手をかえ,1週間のあいだ,真理について何も話さないことにしました。しかし他の患者に対して努めて親切にふるまい,思いやりを示しました。他人の悪口を言ったり,みだらな冗談に耳を傾けたりしませんでした。そのうえ,重病患者の世話をし,会話も親しみやすく相手の気持ちをくんで行ないました。数日後ある患者は,姉妹に向かって,「あなたはまったく他の人と違っています。きっとエホバの証人ですね?」と言いました。それから姉妹は数人の患者に真理を語りはじめ,御国の祝福について話しました。そして,最も関心を示した婦人に自分の持っていたカトリック訳聖者をあげました。貸してあげた雑誌は次から次へと回わされて読まれ,6人ほどの人が心から関心を示すようになりました。姉妹がそこを出ることになったときの情景は感動的なもので,多くの婦人が目に涙を浮かべ,無私の心でわたしたちを慰め,援助し,わたしたちの気持ちを察してくれた人に初めて会いましたと述べるのでした。帰宅後,姉妹はこれらの「羊たち」に霊的食物を送り,彼らの世話を続けました。

割り当てられた区域内のすべての人,とりわけるすにする人に会うよう努めることは大切です。それらの人たちは長い間見過ごされてきたかもしれません。ある姉妹は新しい区域をもらい,奉仕年度の初めから伝道をはじめました。その区域には,鍵がかかっていてだれも返事をしない家が1軒あったので,姉妹はそれをメモし,その家のそばを通るたびに戸をたたいてみましたが,いつも返事がありませんでした。彼女はこれを3か月も続けました。姉妹の努力はついに報われました。初老の婦人が戸を開け,しばらく前にどろぼうに入られたため,戸を開けるのを非常に用心するようになったと話し,音信を喜んで聞いたのです。再び訪問がなされ,やがて聖書研究が始まりました。4月にはその婦人は伝道者と一緒に記念式に出席し,よく進歩をしています。姉妹はこのすばらしい経験により,以前に増して目ざとくなり,人が住んでいる気配のある家は決して通り過ごすことをしません。

伝道者はたえず気を配ってあらゆる機会を捕えるように努め,偶然に会う人に真理について話すのは大切です。若夫婦の家で子守りをしている一姉妹は,夫婦が留守の時電話に出ました。電話をかけた老婦人は家の女主人にかけていると勘違いし,あなたの恩知らずには全くあきれたと言って,盛んに非難のことばをならべ始めました。少女は話をさえぎって,老婦人の話している相手は女中であることを告げました。そして友だちのそのような仕打ちは,聖書の預言の成就として予期しなければならないことを話して婦人に同情を示し,決して人を失望させない神に頼るように勧めました。その老婦人は,家にきてほしいと姉妹に頼みましたが,聖書研究を始めようとした姉妹のあらゆる努力は無駄でした。婦人の心は失望のあまり混乱してしまっていたのです。その後しばらくして姉妹は再び彼女を尋ねて見ましたが,そのときは円熟した姉妹と一緒に訪問しました。婦人は二人に会えて大喜びでした。失望もしだいに薄れて行き,二人の姉妹は聖書研究を始めることについに成功しました。老婦人は一人の友人さえその研究に誘いました。やがて壁にかかっていた宗教画を取り除き,親類や知人に証言しはじめました。この二人の婦人はどちらも,心から神の国を支持しています。

カトリック教会が今なお人々に強い影響力をもっている区域のある所では,伝道者は時々乱暴で非クリスチャン的な仕打ちを受けます。数人の伝道者が,その種の区域に住んでいる兄弟たちを助けるためにそこへ行きました。そしてそこに滞在して,付近の村々で一緒に野外奉仕をしました。ある日,彼らは,怒った村人たちから石を投げつけられ,ある場所から追い出されました。敵意をいだいていた人々はそれだけでは満足できなくて,警察に知らせたのでしょう。パトカーが来て,兄弟たち全員を連れて行きました。しかし1時間半の尋問ののち,全員が釈放されました。無神論者であった警察官のほうが,クリスチャンと公言する狂信的な人々より親切でした。

ルーマニア

ルーマニアの忠実な兄弟たちは,聖書に述べられている真のクリスチャンに対する聖なる要求にかなった生活をし続けています。しかし,彼らがそうすることは自由主義諸国の兄弟たちより困難な時があります。兄弟たちは小さなグループになって交わるだけでなく,苦境の下で御国のこの良いたよりを伝道しています。1967年,7人のエホバの証人は,多くの非難に答えるため法廷に立たされました。兄弟たちはその機会を巧みに利用し,自分たちの活動が国家に何らの害をも与えないこと,またエホバの証人がいかなる政府と戦っているのでもないことを説明ました。兄弟たちはその巧みな弁明の結果,家に帰るのを許されました。この事件は国中に広がって人々に知れ渡りました。さっそく国中の多数の人々がこれらの兄弟たちを訪れ,信仰に関する多くの質問をしました。兄弟たちが無料の家庭聖書研究を勧めたところ,訪問者の3人がそれに応じました。彼らは今よい進歩を遂げています。この経験は,苦境の下で勇気と忠節を保つことが真理と正義を求める人の注意を引くことを物語っています。

ある町で,正統派教会の祈とう式に大勢の群衆が集まりました。主教は,一つの群れ,一人の羊飼となるため,全教会は合同する必要があるという話をし,エホバの証人は宗教が合同すべきであることを認めず,その国際的運動に反対していると述べました。主教のこの公式の話の後,ある人々はエホバの証人に関心をいだきはじめ,彼らがどこに住んでいるのか,どんな人であるかを知りたく思いました。偶然ひとりの兄弟は,エホバの証人に関心をいだいているそのような人を5人見つけました。その兄弟は神の存在や神の組織そして聖職者級が真理から脱落したことなど,多くの事柄を彼らに説明し,7時間も証言を続けました。やがてそのうちの3人がエホバの証人の訪問を求め,神の組織の一員になりたいという気持ちを表わしました。他の二人も関心はありましたが,初めの3人ほど進歩は早くありませんでした。この兄弟の報告によると,これら3人の人々は心から関心をいだいており,まもなくエホバに献身して浸礼を受ける可能性が強いようです。もちろん主教は自分の説教がこんな結果になるとは夢にも思っていなかったことでしょう。

一兄弟は聖書に関心のある家族を訪問するため汽車に乗っていました。その日は宗教祭日でしたので,一車室には一群のバプテスト派の信者たちがすわって賛美歌を歌っていました。この兄弟は機会を捕えて彼らに話しかけ,神の国に関して活発な討議をしました。初めのうちそのグループの人たちは注意深く聞いていましたが,やがて兄弟の話が自分たちの信仰と矛盾することに気づき,そのうちのいく人かは兄弟に,わたしたちにかまわないでくれと言いました。しかしある人は自分の聖書を取り出して兄弟の証言と照し合せ,彼ら同志で議論を始めました。その結果そのうちの3人が自分の席を離れて兄弟の所に来,さらに詳しい説明を求めたのです。そして,兄弟の説明に全く同意すると述べ,兄弟の行き先を尋ねて,自分たちも一緒に行きたいと言いました。兄弟が,聖書に関心のある家族を訪問するところだと言うと,彼らも一緒に行ってその関心ある家族を訪問することにしました。後日その兄弟が彼らの家を尋ねて聖書研究をすすめたところ彼らはそれに応じました。そして,ある期間研究したのちに,3人ともバプテスマを受けたいという気持ちを表わしました。これは伝道者が積極的に車中で偶然の証言をした結果でした。

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