学校での証言
● 子供は親から良い訓練を受けると,学校で真理についてすぐれた証言をすることができます。これはイタリアのP市にある小学校に通う2年生の少女の経験です。ある日先生が数人の生徒に物語を話すように言いました。この若い伝道者の番がきた時に先生は,「あなたも聖書の物語をしてくれませんか」と言いました。少女はそれに応じましたが,聖書は作り話ではなくて,実際に起きた本当のでき事を述べていることに注意を向けました。そして男女の創造にかんする話から始めて,その二人が地上の楽園に置かれたしだい,どのように罪が入ったかということ,そしてわたしたちがその罪を受け継いでいることを話しました。彼女が話し終えると,クラス中の少女が拍手しました。すると先生は,どのようにしてこれらの事柄を覚えましたかと尋ねました。少女は「楽園」の本を用いてお母さんと聖書の研究をしていると答えました。先生がわたしもその本を見せてもらえますかと尋ねたので,少女は「楽園」の本を先生に持って行きました。また学友一人に1冊ずつ小冊子を配布しました。その結果,いまでは,学校の友だち二人が少女の家にきて,母親の司会する研究に参加してします。
― エホバの証人の1969年度年鑑より