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  • あなたは人生から何を得たいと考えていますか
  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1970
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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1970
塔70 5/15 311–316ページ

あなたは人生から何を得たいと考えていますか

十代のみなさん,あなたはこの問いにどう答えておられますか。あなたは人生から何を得たいと考えていますか。自分で気づいていようといまいと,あなたはこの問いに答えているのです。自分のしていること,つまり自分の行動によって答えているのです。今日の行動は明日の生活に影響を及ぼすことになります。それを避けることはできません。今日まくものを将来必ず刈り取ります。人は,『自分の行いの実を食らう』のです。―箴言 1:31,口語。ガラテヤ 6:7。

人の一生からすれば十代の時期は短いものですが,この人格形成期に何を行なうかによって,人生から何を得られるかが大きく左右されるのです。この点であなたを若い木にたとえることができるでしょう。若い木はその早い時期の何年かのあいだにまっすぐ成育しないと,曲がったまま老木になってしまいます。それで,あなたはどんな方向を目ざしていますか。将来の生活に備えて,どんな土台を築いていますか。いったいあなたの行動は,あなたが人生から何を得ようとしていることを示していますか。

“楽しい生活”を求めて

今日の多くの若い人々が行なっていることを見ると,彼らには目ざすべき確かな将来がないようです。それらの若者は,『明日のことはわからないんだから,今日,好きなことをして暮らそうじゃないか』という態度を取っているようです。しかも多くの若い人々にとって明日が実際に失われることがあります。自らそうした道を選ぶ場合があるのです。それも,ただ一度の悔やむべき行為をしたばかりに。たとえば,「この世界のものではない旅」を一度だけ味わってみようと考えて,LSDをのんだことが,「帰らぬ旅」となった人もいます。

“楽しい生活”を求めて,“ポット”つまりマリファナに手を出す人もいますが,この種の“遊び”はどんな事態を招きえますか。カナダ,バンクーバーの20歳になる一大学生は,“麻薬”に関する政府当局の考え方が,麻薬常用者のそれと違うことに気づきました。ずるずると深入りした彼が気のついた時には,『両親に何を話そうかと考えながら,ヒステリーに近い状態で,汚い留置場に横たわって』いました。青年は執行猶予2年の刑を受けましたが,マリファナに関する罪は,カナダでは終身刑にさえ処されることを判事から思い起こさせられました。そのような結果を人生から得たいと思いますか。

最近のニュースは,防臭剤を入れたスプレーの揮発性の蒸気を吸って,“陶酔感”の“スリル”を味わう新しい遊びについて報じています。それはたいした害のない事柄と考えられますか。それとも,そうした遊びはあなたの将来に悪影響をもたらすものですか。最近,15歳の一少年はそのために悲惨な結果を招きました。窒息を起こして死亡したからです。シンナーなどを吸うのも同様に危険です。カナダの当局者はこの「重大な危険のひそむ遊び」の流行を憂慮しています。このことについてモントリオール・ガゼット紙はこう報じました。「人体にとってシンナー類はマリファナその他の麻薬よりはるかに危険で,肝臓や腎臓の障害,貧血症,脳障害や死をさえ招くことがあるゆえに,当局者は憂慮しているのである」。

そのような遊びは死を招く場合があるだけでなく,ほかにもひどい結果をもたらすことがあるのです。たとえば,LSD・マリファナその他,“快感”を味わう溶剤は多くの場合,麻薬中毒を招きます。そのような中毒者は人生に何を求めますか。もっと多くの麻薬です。その結果,どんな生活をしますか。女性の一中毒者はこう言いました。「わたしたちはみな,だれも知らない世界の動物だわ。麻薬がなくなると,互いに踏みつけ合って麻薬を奪うし,わたしも同じことをするわ。お金を持っているところを見つけたら,すぐなぐってお金を奪っちゃうわ。だから,わたしたちは動物なのよ」。もしこのような動物になりたくなければ,麻薬やシンナーなどにスリルを求めないでください。自分は麻薬に“おぼれる”心配はないなどとは言えないからです。

シンナーや“ポット”を吸う者,麻薬中毒者,のんだくれなど,肉の喜びを満たすことを第一にしている人は,真の喜びと満足を得ていません。その勝手気ままな行動は苦しみをもたらす以外の何物でもありません。十代のあなたがたの多くはそのことを知っています。それで,快楽の追求にふけっていた十代のある少女は事態が手に負えなくなったなら,最後の手段として自殺をするつもりだ,と平然と述べました。

若い人々の多くが,自殺を問題解決の方法と見ていることは,今日のアメリカでは15歳から24歳の年齢層の人々の死因の第2位が自殺であるという報告からもわかります。それにしても,快楽にふけったからといって,人々が自殺をするようになったのはいつからのことですか。そのような人は“楽しい生活”を誤った方向に求めて,幻滅の悲哀に陥ったのです。それで質問が生じます。幸福な将来の見込みを危くするおそれなしに,楽しみを十分に味わうにはどうすればよいのですか。

“楽しい時”を過ごしたいとの願いを正しく満たす

親その他の年配者がまわりにいると楽しい時は過ごせないと考える若い人がかなりいます。しかし,親や年上の友人を“時代おくれの人間”とか,“輿ざまし”として軽べつするどころか,年配者がおればいっそう楽しく過ごせることを知っている若者もいるのです。また,そうすることには,多くの子どもや親たちが互いに他人同然になっている時代の今,家族の成員がいっそう親しく近づけるという益があります。みんなでいっしょに何かをして楽しむことをあなたが提案するなら,ご両親はたいへん喜ばれるに違いありません。では,どんなことができますか。

いろいろな場所を尋ねるのは楽しいことではありませんか。自分の住んでいる地域にある,見学に値する施設を知っていますか。それらを見るために,かなりの旅行をする人もいるのです。出版社を訪れたり,競売の様子を見物したり,傍聴人として裁判の模様を二,三時間見学したりしたことがありますか。野山にハイキングに行ったり,山登りをしたり,星空の下でキャンプをしたりするのを好む人もいるでしょう。そのような場合,写真とか,野生動物の観察などの趣味があれば,楽しみはさらに増すでしょう。

野球などのゲームも大いに楽しめるのではありませんか。一,二回戦ののち,おとうさんがすっかり疲れてしまっても,球審の役ならつとめてくださるでしょう。友人や何家族かの人々がいっしょになって,サッカーを楽しむところもあれば,水泳に興じたりする人々もいます。

徳を高める健全な娯楽があれば,何人かの友だちが集まって夜のひとときを楽しめるでしょう。そのような場合,古風な,しかし健全なスクエアダンスをして,年配の人も若い人もみな楽しめます。なかには,歌をうたったり,楽器を演奏したりして興を添えることのできる人もいるでしょう。なじみ深い歌をみんなでうたうのも楽しいことです。投げ矢遊びやピンポンなども楽しめます。時にはスライドや8ミリの映画も用いられます。そうしたつどいでは,楽しい会話をすることに心がけましょう。初めての人々と親しむことに心を用いてください。興味深い人々がいることに気づくでしょう。

もちろん,他の人々といっしょに過ごさなければ,楽しい時を十分に味わえないというわけではありません。なかには,ある種の技術や趣味を楽しむ若い人もいます。岩石の採集・革細工・木工・彫刻・絵・裁縫・料理その他の実際的な趣味もあります。ひじ掛けいすに腰かけて,楽しい本を読みながら想像の旅をすることもできるでしょう。

“楽しい時”を過ごすことに関し,正しい見方を持つのはたいせつです。わたしたちの創造者は「幸福な神」であり,わたしたちが幸福であることを願っておられます。とはいっても,わたしたちが娯楽を生活の中で第一にすることを神は意図されませんでした。神を愛する若い人々は,快楽の追求を人生の最もたいせつな事としてはいません。でも,そのために何もすることがなくて,たいくつな生活をしているわけではありません。なすべき価値あるわざが十分にあり,それに満足を見いだしています。しかし時には気分の転換のため,楽しみ,あるいは娯楽に興ずるのです。―テモテ前 1:11。マタイ 6:33。

物質の持ち物を追求するのは愚かな道

若い人々のあいだには,上等の衣服やステレオラジオなどの物質的なもの,また自動車をさえむやみにほしがる傾向がありませんか。しかし,「美しい衣服やステレオラジオあるいは車だって,それを持ったからって,どこが悪いのか」と問う人がいるかもしれません。楽しみを求める場合と同様,そうした持ち物それ自体はなんら悪いものではありません。むしろたいへん有用なものかもしれません。悪いのは,そうした持ち物に対する多くの人の態度です。持ち物を必要以上に重視し,それを人生の目標のようにみなしている人が多いのです。ところで,物質的なものに対する気ままな愛はどんな結果を招く場合があるか,また,あなたの将来にどのように影響しうるかを考えてみましょう。

一つには,人を不法に導きます。お金に対する欲望から生ずる数かぎりない悪事について考えてみてください。金持ちになりたいという決意はしばしば人を不法行為に導きます。カナダ,バンクーバー市警察青年団の団長D・ベラミー巡査部長の次のことばは,このことを裏づけるものです。「この青年団の最大の敵の一つは商業主義です。なぜなら,資力のない若者は,仲間とうまくやってゆくのがむずかしいので,とかく不法な手段でお金を得るようになるからです」。聖書の格言もこのことの正しさを次のように明示しています。「忠信なる人は多くの幸福をえ 速かに富を得んとする者は罪を免れず」― 箴言 28:20。

金持ちになりたいという欲望は,不法行為だけでなく,不満をもたらします。多くのものを持てば持つほど,さらに多くを求めるのはなぜですか。物質の持ち物は真の満足をもたらさないからではありませんか。そのとおりです。霊感の記録はこう述べているからです。「銀を好む者は銀に飽ことなし 豊富ならんことを好む者は得るところあらず」。(伝道 5:10)お金を持っている人が入手できる物質的なものには,事実,かぎりがありません。したがって,物質の持ち物それ自体を目標にする人には,到達できる目標がありません。その結果,かぎりなく回り続ける回転木馬に乗っているかのように挫折感に陥るのです。

富をたくわえることに心を砕く人は,くずれ去る土台の上に家を建てているようなものです。なぜなら,お金の価値はいつまでも変わらないと考えているからです。ところが平価切り下げは昨今広く見られる事柄であり,また近い将来のハルマゲドンの戦いでは,エゼキエル書 7章19節の次のことばが成就を見るでしょう。「彼らその銀をちまたにすてん その金はかれらに塵芥のごとくなるべし」。ですから,幻滅と挫折感に陥る生活をしたくないなら,物質主義の犠牲者とならないように注意してください。

交わりがあなたの将来に及ぼす影響

自分が人生から何を得ようとしているかを考える場合,だれと交際するかを真剣に考えねばなりません。あなたが交わっている人々は,あなたが今している事柄だけでなく,あなたの将来の見込みに対しても影響を及ぼすからです。人が「知恵を得る」か,「害をうける」かは,交わる人によって左右されます。霊感の下にしるされた箴言は次のように述べて,このことを明らかにしています。「知恵ある者とともに歩む者は知恵を得る。愚かな者の友となる者は害をうける」。(箴言 13:20,口語)したがって,交わる人を注意深く選ぶのは非常にたいせつではありませんか。しかし賢明な選択をしない若い人が多いのはなぜですか。

それは仲間と“親しく”なりたい,仲間に受け入れてもらいたいという欲望のためではありませんか。しかし友だちを賢明に選ばないと,仲間に受け入れてもらいたいという欲望のために重大なかかり合いを招くことがあります。なぜですか。同じことをさせようとする圧力や,人をまねる傾向のためです。人と同じようでありたいと願うのは自然の情です。個人主義を唱える若者が多いのは確かですが,そうした若者も,ヘヤスタイル・服装・ことばづかい・行動などの点で仲間に従うことによって,自分が自らの選んだグループの同調者であることを示してはいませんか。

仲間に受け入れられたいという欲望が,重大な影響をあなたの将来にどのように及ぼしうるかを示すため,少年たちのあいだで人気のある少女たちになんとかして受け入れられたいと考えている十代のある少女のことを想像してみましょう。あるパーティーに行ったその少女は,“弱虫”と思われたくないために,“ポット”を吸います。ところがマリファナを吸って,“自分はみんなを愛しているんだわ,と感じた”少女は淫行をします。どんな結果が考えられますか。妊娠・性病・後悔・自尊心の喪失その他です。つまり,少女は仲間に受け入れられたいと考えたために,将来の幸福な見込みを危くしたのです。

それでこの交わりという問題で,「惑わされては」なりません。ちょうど,良いくだものが,いたんだくだものにふれると腐るように,「悪い交わりは有益な習慣をそこなう」のです。(コリント前 15:33,新)どんな友だちを選ぶかは,その人が人生から何を得ようとしているかを示します。悪い交わりを避ける最善の方法は,良い交わりを求めることです。つかのまの快楽や物質の持ち物の獲得のために生きる人との交わりではなく,将来を考えて生活し,また,そうするようにあなたを助ける人との交わりを求めることです。

将来に対する実際的な備え

あなたが成長しているこの世界では,教育が大いに重視されています。貧困のため,あるいは教育施設が貧弱なために,初等教育さえ満足に受けられない若者が何百万人もいるかと思えば,授業をさぼったり,仕方なしに,ていさいだけ出席したりして,学校教育を軽べつする若者もいます。あなたは学校教育に対してこのような無関心な態度をいだいていますか。それとも,いま身につける教育や技術は,人生から何を得るかを大きく左右するものであることを認識していますか。

学校教育には勉強以上の意味があります。能力を開発し,習慣や態度などを形造ることも含まれているのです。こうした発展段階を通して据えられる土台の上に,その後の生活を築いてゆくのです。それで,自分が今受けている学校教育に関連して,将来のことを考えてください。

数年間にわたる人格形成期の今,あなたが身につけている習慣は,そのまま将来のあなたに益ともなれば,障害ともなるのです。それはその習慣のよしあしによります。たとえば,今いっしょうけんめい勉強して,知力の用い方を学べば,思考力や推理力が発達し,生涯の日々そうした能力を用いることができるでしょう。

将来に対して備えることには,学校教育以上の事柄が関係しています。後日,あなたが円熟したおとなであることを示す種々の資質もしくは特性を,家庭でもつちかってゆくべきでしょう。規律正しさ・協力的な態度・従順さ・けんそん・信頼性・率先・物事を徹底的に行なうこと,などの資質をつちかってください。こうした資質の有無は,対人関係や与えられる種々の特権に大きく影響するでしょう。

“最高の教育”に基づいて賢明に行動する

一般の教育と同様にたいせつな別の教育があります。人生でほんとうに成功するには,この教育を欠かせません。つまり,神のみことばである聖書の教育を受けねばなりません。この“最高の教育”についてアメリカの教育者ウイリアム・リヨン・フェルプスはこう書いています。

「聖書の深い知識を持っている人はすべて,ほんとうに教育のある人と言えよう。どれほど広く,かつ洗練されたものであろうと,……他のいかなる学問あるいは教養もそれに代わることはできない。……大学教育を受けなくても,聖書の知識を持っているほうが,聖書なしの大学教育よりすぐれているとわたしは思う」。

聖書のある部分は,特に若い人の益のために書かれていることをご存じでしたか。たとえば,聖書の箴言は,「少者に知識とつつしみとを得させんため」に書かれました。(箴言 1:4)聖書はさらに,神からの真の知恵の,お金にまさる利点をも示しています。(箴言 3:13-18。伝道 7:12)また聖書の助言に従う人は,後悔や心痛をもたらす道から自分を守れます。―箴言 1,5,7章。

あなたの将来を考えて,神のみことばはこうさとしています。「汝の少き日に汝の造主をおぼへよ」。(伝道 12:1)創造者に負い目のあることを悟る,全世界の幾十万ものわこうどは,神とその御国の証人として奉仕し,神をおぼえています。その幾百人もの人々は,この雑誌や,ものみの塔協会の他の数多くの出版物を印刷する仕事に携わっています。ロンドン・ニューヨーク・ヘルシンキ・トロント・ウィスバーデンなどにある,ものみの塔協会の印刷工場を尋ねれば,そうした若い人々の働きぶりを見学できます。

それらクリスチャンの若者は,自分が人生から何を得たいかを知っています。世界の現状は,現存するこの事物の体制がその偽善的な偽りの宗教・貪欲な商業主義・腐敗した政治もろともまもなく滅び去ることを示しています。聖書預言の啓発を受けた彼らは,このことを知っています。それで,神の正義の新秩序下の生活を目ざして努力を重ねているのです。彼らは,今日創造者を覚えることによって,永遠の未来が開かれることを知っています。また,偽ることのできない神の約束に望みを置く彼らは,終わりのない幸福で有意義な生活をこの美しい地上で営むことを願っているのです。あなたもこうした確かな希望をいだきたいと思いますか。では,聖書の次のことばに答え応じてください。「汝生命をえらぶべし…汝の神エホバを愛してそのことばを聴きかつこれにつきしたがふべし かくする時は 汝生命を得 かつその日を永うすることを得(ん)」― 申命 30:19,20。

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