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“カトリックのエホバの証人”?
● 米国アラバマ州バーミングハムに「天使の修道院の聖母マリア」を創立した,フランシスコ修道会のある修道女は,「もしカトリックのエホバの証人が10人いたら,我々は世界を変えることになるだろう」と述べました。また,必要とされている伝道活動は,出かけて行って一匹の迷える小羊を捜し求めることでもカトリック教徒でない人々の中からカトリック教徒を生み出すことでもない。それは,教会の信者席に座る99人の中からクリスチャンを生み出すことである」と,“マザー”・アンジェリカは語りました。
しかし,幾世紀にもわたる宗教上の努力にもかかわらず,いまだに『信者席の99人の中からクリスチャンを生み出す』ことができなかったとすれば,エホバの証人のような熱意を持つカトリック教徒が10人いても,あるいは1,000人いても,そうすることがどうして可能でしょうか。確かに,どれほどの熱意にも代えられない何かが欠けています。
聖書は次のような人々について述べ,何が欠けているかを明らかにしています。「かれらが神のために熱心であることを,私はみとめるが,しかしその熱心は,深い知識の上に立っていない。なぜなら,神の正義を知らず,自分たちの正義を立てようとして,神の正義に服従しなかったからである」― ローマ 10:2,3,カトリックの翻訳であるバルバロ訳。
一方,純粋なクリスチャンは聖書の知識を取り入れ,それを活用することによって成長すると,聖書は述べています。「聖書はみな神の霊感を受けたものであって,教えのために,いましめのために,嬌め直すために,正義を教えるために有益である。こうして神の人は完成し,すべての善をするために備えられる」― テモテ第二 3:16,17,バ。