衰えつつある聖書教育?
メソジスト派宣教師によって創設された東京の青山学院大学は,進級を阻止したという理由で,かつての神学部の一学生に,保証金30万円を支払うよう命じられた。1977年10月8日付英文読売紙の報じたところによれば,同大学は,志願者の減少,および経営上の赤字という理由で1973年に神学部を廃止することに決定した。世界情勢を観察している人はこの点でさらに重要な意味を悟ることができる。それは,宗教が衰退しているという現在の傾向である。人々はますます世俗的になっており,宗教心は薄くなりつつある。上記の大学では他の学部は開かれているが,神学部は閉鎖された。しかし,4万5,000人余りの日本のエホバの証人は引き続き,毎週6万1,000余りの家庭で無償の聖書教育の奉仕を行なっている。