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  • 人間は神の王国を必要としている!
  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1979
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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1979
塔79 4/1 3–5ページ

人間は神の王国を必要としている!

人間の物事における実質的な変化が,今ほど切実に求められたことはありません。貧困にあえぐ飢えた人々は,衣食住を必要としています。政治的に抑圧された人々は自由を求め,戦争や憎悪に疲れ果てた人々は真の平和を求めています。犯罪の犠牲者になっている大勢の人々は安全を,病人は健康を求めます。

しかし,ますます多くの人は,自分たちの望むそうした恩恵の実現する見込みはないとみなしています。豊かな国に住んでいる人でも,今では,インフレなどの経済的不安定のために自分たちの生活様式が損なわれ,破壊されるのを見ている人は少なくありません。ですから,米国のある大学教授は,「絶望的だ」と叫んだのです。

人間の政府は,たとえどれほど誠実であっても,今日の途方もない重荷からの,真実で,永続的な解放をもたらすことはできません。諸政府は多くの場合それとは逆の事を行なうため,人々は希望を失い,政府を信頼しなくなります。米国の州最高裁判所の退職した一判事はこう語っています。「人々は,官公庁に見られる不正行為のために,だれに対しても疑いを抱くようになった」。

山積する重荷

現在の事物の体制における生活は年ごとにより複雑になってきており,重荷は増大する一方です。その圧力をさらに増し加えているのは世界人口の増加です。現在では,年間7,000万ないし8,000万人増加していますが,その大半は未解決の諸問題をすでに数多く抱え込んであえいでいるような国々に見られます。

また,不満や失意が募るにつれて,世界はいよいよ暴力的になっています。イタリアの出版物,イル・ジョルナーレ誌はこう述べています。「我々の時代特有の症状は,暴力をその底流としていることである」。同誌は,第二次世界大戦が5,500万人の死と言い知れぬ惨禍をもたらしたこと,さらに1945年に“平和”が訪れて以来,「“局地的”な紛争や虐殺で3,000万人の死者」が出たことにも注目しています。同誌はさらにこう述べています。「混乱は世界に君臨しており,……家族や学校で猛威をふるい,教会や国家の土台を揺るがしている」。

ボリビアのエル・ディアリオ紙は,現在の世界について次のように述べました。「今や世界は,不安定であるのみならず,狂っていると断言しても言い過ぎではない。世界の大部分は,憎悪に狂っている」。

だれが予告できるか

人間の観点からすれば前途の見込みは実に暗たんとしています。それでカナダ連合教会の一牧師は次のように断言しています。「より良い時代が到来すると自信をもって予告できる者はだれもいない。文明世界が消滅するか,それともすべての人がより豊かな生活を享受する新しい社会が最終的に到来するか,だれにもはっきりしたことは分からない」。

しかし,この意見は全くの誤りです。実のところ,将来を確かに知っている方がおられるのです。そして,その方は将来について知っているだけでなく,人間の必要を満たす新しい社会を形作るのに必要な変化をもたらす力と知恵と意志をも持っておられます。

その方は,地球と人間の創造者です。わたしたちの導きのために与えてくださった霊感による音信,つまりみ言葉である聖書の中で,創造者はこう語っておられます。「わたしは終わりの事を初めから告げ,まだなされない事を昔から告げて言う,『わたしの計りごとは必ず成り,わが目的をことごとくなし遂げる』と」― イザヤ 46:10,口。

必要とされる変化の到来

神の目的の果たされないことは決してありませんが,その神は大規模な世界的変化が必ず到来することをわたしたちに告げておられます。わたしたちの時代に関する,霊感の預言の中で,神の言葉は次のように述べています。「それらの王たちの世に,天の神は一つの国を立てられます。これはいつまでも滅びることがなく,その主権は他の民にわたされず,かえってこれらのもろもろの国を打ち破って滅ぼすでしょう。そしてこの国は立って永遠に至るのです」― ダニエル 2:44,口。

今日の地上の諸政府すべてから支配をはく奪し,「これらのもろもろの国を打ち破って」完全に破壊するのが神の目的であることをご存じでしたか。また,『天の神がいつまでも滅びることのない一つの国を立てられる』という事実に気付いておられましたか。

そうです,神の目的は,現存する人間の諸政府すべてを入れ換えることなのです。しかし,それに取って代わるのは,諸国家の新しい世界連邦政府でも,今日の国際連合の延長でもありません。そうではなく,神の王国こそ,天から治めるその政府になるのです。人間はだれ一人,天にまで行ってその政府に干渉したり,その政府を腐敗させたりすることはできません。―ヨハネ 18:36。

預言によると,この王国政府は,今日の人間の支配体制全体を粉砕してしまいます。(ダニエル 2:35)その中には,この体制の地上の支持者,すなわち「自由人ならびに奴隷および小なる者と大なる者」が含まれています。―啓示 19:11-21。

この大規模な世界的変化を生き残るのはだれですか。啓示(黙示録)は,「大群衆」が生き残ると述べています。その人々はなぜ生き残るのですか。それは,「昼も夜も神に神聖な奉仕をささげて」きたからです。―啓示 7:9,15。

必要とされるこの世界的変化は,全く新しい事物の体制への道を開きます。そのわけで,使徒ペテロは,『神の約束によってわたしたちの待ち望んでいる,義の宿る新しい天と新しい地』について語ることができたのです。―ペテロ第二 3:11-13。

ですから,起ころうとしている事柄は,精神分析学者,エーリッヒ・フロムが,その著書,「人間の破壊性の解剖学」の中で示唆した事柄と似ています。フロムの説によると,人間社会の暴力的で満足のゆかない状態は,『過去6,000年の歴史の間存在してきた社会および政治体制全体が根本的に異なったものに取って代わられない限り』無くなりません。

フロムは神の王国について考えていたわけではありませんが,それでも,神の王国はこの現在の事物の体制を,『根本的に異なったもの』によって取って代わらせます。これは,神の天的王国の支配と導きの下に,この地上に新しい人間社会がもたらされることを意味します。そして王国の支配の下で,善良な人々の必要や道理にかなった願望すべては満たされますが,それは夢にも見なかったほどのものとなるでしょう。

なぜこれほど長くかかるのか

神はこの大いに必要とされる変化をもたらすのを,なぜこれほど長く待たれるのですか。一つの理由は,人間が成功を収めるのに神の導きを必要としない,という主張の正否を試みることにありました。(創世 3:4-6)しかし,過去幾千年間もの歴史は,神から離れた人間の支配がいかに満足のゆかないものであるかを示しています。

人間によるあらゆる形態の政府や社会がためされてきました。それらの助けとなるよう,最も進んだ科学や発明品が駆使されてきましたが,いずれも人間の諸問題を解決するには至りませんでした。そうした問題は依然残り,悪化の一途をたどっています。次の言葉の正しさは,疑問の余地なく証明されてきたと言えるでしょう。『人の道は自身によるのではなく,歩む人が,その歩みを自分で決めることはできない』― エレミヤ 10:23,口。

このすべては,人間が神の王国の支配を必要としていることを示しています。そして,神の王国が地上の物事に対する完全な支配を掌握するとき,それはあなたにとって何を意味するでしょうか。

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