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  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1982
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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1982
塔82 9/1 3–4ページ

若い人たちにどんなことが起きていますか

“失われた世代”,“疎外された世代”,“所有欲の強い世代”,“義務を果たさない世代”,“どん底の若者たち”,このように呼ばれてきた人たちがいます。それは今日の十代の若者です。若い人々はそうした名を付けられるに値するどのようなことを行なっているのでしょうか。どうしてそのようなことを行なうのでしょうか。

若い人々が年長の人には理解できないような行動を取るのは珍しいことではありません。歴史を通じてそうしたことはよく見られてきました。しかし,今日の若者はこれまでの若者とは異なっているようです。理想主義,高潔な原則,楽観主義,希望などは通例若い人々と結び付けられる特質ですが,十代の若者の多くにそれらが全く見られないという声が大人の間から聞かれます。若い人々は将来というものをもはや信じていないようです。

しかし,それは驚くべき事柄でしょうか。確信を抱いて将来を展望できる大人がどれほどいるでしょうか。インフレのもたらす不安,核軍備競争,環境をむしばむ汚染の広まり,世界の政治に見られる狂気の高まり,世界的規模の飢餓や犯罪の爆発的な増加,驚くほどの勢いで広まる一般大衆の道徳観念の欠如,こうした事柄を考えるとき,一体だれが確信を抱けるでしょうか。この事物の体制に対する信頼はほとんどの人の間で失われてしまっているように思えます。それでは,若い人々を責めることができるでしょうか。

核物理学者であるマーク・オリファント卿はこう述べました。「若者は愚かではない。自分ではそれが何であるか理解できなくても,好ましくない気配を感じ取る。将来の不確かな経済事情や,現在の世代の人々が置きみやげとして残してゆこうとしている様々な問題に憤りを感じている。教育は,仕事も十分な教養も与えてはくれず,何の保証にもならないので,自分たちの必要とは無関係であると感じている」。それからオリファント卿は,次のように警告して,自分が将来に対して確信を抱いていないことを吐露しました。「人間的価値基準が経済界の価値基準に取って代わらなければ,我々が知っているような文明は,それを産み出した知識そのものの重圧によって崩壊することであろう」。

今日の大人が作り出しつつある将来に十代の若者が生活しなければならないとするなら,それは少しも望ましいものとは言えません。若い人々はどのような反応を示しているでしょうか。

若い人々の反応

極端な行動に出て,この体制の落伍者になる人がいます。常軌を逸した宗教に入ったり,ヒッピーになったりします。中には,逃れ場を求めて薬物を乱用したり,アルコール中毒者になったりする人もいます。ドイツ,オランダ,スイス,英国で最近発生して大きな被害をもたらした若者の暴動は,若い人々が不満を抱いていることを明らかにしています。特に痛ましいのは,現在の圧力と将来への不安から逃れようとして自殺を図る人がいることです。米国では,自殺が十代の若者の死因の中で第二位を占めていると言われています。

“刹那主義的”な人生観を抱くようになった人もいます。オーストラリアに住む15歳のある若者は次のように言いました。「学校の若い人たちは,この体制があと10年もつとは考えていません。……人生でしたいことがあるなら,すぐにすることです」。そのため,義務を果たすのを遅らせたり,子供を産むのを控えたり,時には結婚さえしない人がいます。経済的に「身動きが取れなく」なって,「自由を失う」ことがないようにしているのです。それらの人は,“人格的成長”に必要とされる時間を要求し,一層多くの余暇を求めます。その一方で,長期的な目標を定めてそれを達成するような生活様式は一切退けます。

また,英国のオックスフォード大学で面接調査を受けた学生たちのような,物事に対する取り組み方もあります。学生たちはしっかりした理想など持っていないことを認めています。資本主義・共産主義・社会主義のどの体制にも腐敗を見て取っているのです。ほかに選択の余地がないので,これら若い人々は世をすねた態度を取って,自分たちの住んでいる体制を精一杯利用しようとしています。『世界を変えられないのだから,精々それを利用することだ』というのがその態度となっています。

コラムニストのグレアム・ターナーはこう語っています。「私がオックスフォードに入学した1950年には,学内は信念にあふれていたが……今や……オックスフォードは打ち砕かれた夢や倒れた神々の墓場と化している。わずか5年前には,何でも可能に思えたのが,今では楽観主義者でさえ事態が深刻化することを予測している」。

できることがあるか

これほど大勢の若い人々が“失われた世代”と呼ばれるような行動を取っている理由を理解できるでしょうか。十代の子供を持つ親の皆さんは,この困難な時代にあって,子供たちを助ける方法をご存じですか。読者の中には十代の若い人々もおられるでしょう。それではあなたは,崩れかけた事物の体制の中にあっても,冷笑的になったり幻滅感を抱いたりすることなく生活してゆく方法を見いだしましたか。理想や希望を抱くことはまだ可能でしょうか。続く記事はこれらの質問の答えを見いだすのに役立つことでしょう。

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今日における一般的風潮と価値基準

コラムニストのウィリアム・シャノンは,世が盛んに働きかけて若い人々に抱かせようとしている態度や価値基準とその結果について次のように書きました。

「新しい知的素養<ニュー・ソフィスティケーション>は,マリファナや強い麻薬,アルコール飲料に手を出し,性体験をする子供たちの年齢を絶えず引き下げてきた。……性交を拒む十三,四歳の少女は“不感症”だと言って責められる。同じ年代でマリファナやアルコール飲料に手を出そうとしない男の子は憶病者だとして嘲笑される。……

「今日その悪影響が自殺に関する統計上の恐ろしい数字となって現われている。今や自殺は13歳から24歳までの人々の死因の第二位を占めており,10年前の2倍の率で発生している。その影響は,若い人々の間で性病や麻薬中毒,アルコール中毒が激増していることにも認められる」― デトロイト・フリー・プレス紙。

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