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  • わたしたちの時代は本当に昔と異なっていますか
  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1983
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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1983
塔83 5/15 3–4ページ

わたしたちの時代は本当に昔と異なっていますか

現在の世界情勢を評して,米国の経済学者ピーター・F・ドラッカーは次のように述べました。「我々の時代が無限の危険をはらんだ時代であることは,人に言われるまでもなく,だれもが知っている。人間の将来に関して我々が直面している主要な問題は,それがどんな将来になるかではなく,将来があるか否かという問題であることは,人に言われるまでもなく,だれもが知っている」。

人類に果たして将来があるのだろうかという疑問を多くの人に抱かせる原因となっている問題の幾つかにはどんなものがありますか。わたしたちの時代をこれまでの世代とは異なるものにさせている危険にはどんなものがありますか。

汚染

多くの大都市の空気は健康に有害なものとなっています。海洋,湖沼,河川は工業廃棄物で汚れており,わたしたちの食べる魚は汚染されています。地球を保護するオゾン層は排気ガスによって危険にさらされています。汚染が世界的な関心事となっていることには十分の理由があります。OECD(経済協力開発機構)の会議の模様がフランスの日刊紙ル・モンドに次のように報告されました。「1965年から1975年にかけて,自然環境の受けた被害は深刻なものであった。経済不況が[工業の]成長を著しく遅らせるとしても,向こう数年間,自然保護が強化されない限り,自然環境は引き続き悪化してゆくことであろう」。

汚染は何も新しい問題ではないと主張する人もいます。しかしその主張が真実だとすれば,何千年もの歳月に耐えてきた記念の遺物が突然危険にさらされ始めたのはどうしてでしょうか。「アテネ市の汚染された大気は,トルコの軍隊がギリシャを400年間占領していた時に破壊し得なかったものを日々破壊することに成功している。大理石は徐々に侵食されている」― パリ「ル・フィガロ」紙。

人口過剰

さらに,他の要素も世界的な規模で問題を複雑にしています。フランスの月刊科学雑誌「スィアンス・エ・ビ」(科学と生命)は人口増加と砂漠の拡大に関してこう述べています。「世界の人口は2000年までには40億から60億に増加するであろう。一方その同じ期間に,連作,……および都市化の弊害により,耕作可能な土地は30%減少するものと思われる。これら二つの傾向の持つ同時進行性は,一触即発の状況を作り出す危険がある」。

西欧や第三世界のある国々において人口増加が鈍ってきたのは事実です。しかし,専門家たちによると,人口過剰の問題は少なくとも21世紀の中ごろまではなくなりません。多くの国々で,増加率は依然として上昇線をたどっており,増加は続くものと思われるからです。発展途上国の大半の国々は,世界でも特に人口密度の高い国に数えられています。人口過剰の問題は,わたしたちの時代が過去の時代とは本当に異なっていることを示すものです。

兵器

多くの人々が軍備競争に不安を抱いていることはご存じのことと思います。ヨーロッパの幾百万人もの人たちは,東側陣営の国々に配備されたミサイルの射程距離内に住んでいること,また,国内に米国のミサイルが配備されていることに不安を抱いています。しかし,地球のどこに住んでいても,レーザー光線兵器や粒子ビーム兵器,生物学兵器,あるいは人工衛星や軌道を周回する宇宙プラットホームから発射される危険物について心配する理由があります。その上,専門家の中には,これらの兵器のあるものによって核兵器保有の均衡が新しい局面を迎えることになると考える人もいます。それらの兵器のために自分の立場が弱くなったと感ずる国が,先制攻撃を掛けるのを有利と判断するかもしれないからです。

これまでに,地球の住民の大半を数分のうちに殺してしまう程の力を手中にした世代があっただろうか,それとも,これはわたしたちの時代にだけ見られる状況だろうか,と自問してみてください。

上に記したような様々な危険が存在するために,特に先進工業国において色々な反動が見られます。汚染と闘うために種々の委員会を結成する市民もいれば,武装したり,シェルターを作ったり,辺ぴな場所に疎開したりなどして,安全を得るためにあらゆる犠牲を払う人もいます。この後者の処置を講ずることに関して,インターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙は次のように述べています。「小規模であるとはいえ,増加し続けている米国の諸団体は,自分を武装し,人を殺す方法を学んでいる。彼らは社会秩序が崩壊しつつあり,生き残るためには自衛しなければならないと確信しているからである」。他の国々においても,男性ばかりか女性も,個人的に武器を使う訓練を受けています。

しかし,避けるのにも対処するのにもさらに難しい別の危険があるかもしれません。それは経済の破綻です。西側世界では幾百万の人々が失業しており,東側陣営の国々は他の経済的な問題を抱えています。自分の住む土地でも経済的混乱の影響が見られるのではないでしょうか。1980年後半,フランスのレモン・バール前首相は世界経済について次のように述べました。「これは……世界的な危機である。この問題は短期的でも表面的でもなく,恒久的で根深いものである」。経済学者サミュエル・ピサールはこう述べました。「すべては,我々が新たな破綻の瀬戸際に立っていることを示しており,また証ししている。我々の抱えている問題は,40年前の問題とは全く異質のものである。そして,そのことは我々の不安を増すだけである」。それでは,非常に異なったこの時代に住むわたしたちは,どこに導きを求めたらよいのでしょうか。

昔イエス・キリストは,他の特徴に加えて,「逃げ道を知らない諸国民の苦もん」を特徴とするある時代について語られました。(ルカ 21:25)こうした様々な出来事に直面しているわたしたちは,イエスの言葉が以前のどんな時代とも非常に異なっているこの時代に当てはまることを認めなければなりません。しかし,イエスがもしわたしたちの時代について実際に語っておられたのなら,それはわたしたちにとって何を意味するでしょうか。これらのすべての事柄は徹底的な変化の近いことを示しているのでしょうか。次の記事はこうした質問に答えるのに役立つでしょう。

[3ページの図版]

汚染

人口過剰

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