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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1986
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読者からの質問

■ エホバの証人はその成員の間で,たばこを吸う有害な習慣の場合と同様,大食についても断固とした立場を取りますか。

エホバの証人は聖書に基づいて喫煙に反対の立場を取り,同様に大食を非とする聖書の教えも受け入れます。

証人たちは,喫煙は聖書の原則に反していると考えています。喫煙にはニコチン中毒が関係しており,煙の吸入は不自然なことです。喫煙は体を汚し,健康上の問題を引き起こし,神を賛美するために用いるべき命を縮める原因となってきました。また,他の人の吸う空気を危険なほど汚染しますから,確かに隣人愛に反します。―コリント第二 7:1。ローマ 12:1。マルコ 12:33。

しかし,貪欲な食べ過ぎについてはどうですか。率直に言って,聖書は極端にむさぼり食べる,もしくは飽くことなく食べる大食を非としています。イスラエル人の息子で,「大食いで,大酒飲み」で,悔い改めない者は処刑されなければなりませんでした。(申命記 21:18-21)箴言は,「貪欲な者たちの友となる」ことを戒めています。(箴言 28:7; 23:20,21)また,「貪欲な者」は神の王国を受け継がないと教えられていますから,大食いは悪です。(コリント第一 6:9,10。ペテロ第一 4:3; フィリピ 3:18,19と比較。)クリスチャンの監督は,「自制心」のある人で,「無為に過ごす大食家」であってはなりません。(テトス 1:8,12)これは大変重大な事柄で,ある監督は自制の欠けた食習慣のために除かれました。

しかし,どのような場合が大食かを見定めるのは容易ではありません。食べるのは(たばこの煙の吸入とは対照的に)自然で正常なことですし,太っていても,それだけでは大食家かどうかの判断の規準にはなりません。やせ過ぎの人でも大食いかもしれません。聖書がとがめているのは太り過ぎではなく,甚だしい食べ過ぎです。それは肥満の原因となるかもしれません。

中には,腺障害その他の病気で太り過ぎる人がいますが,J・ロダン教授によれば,「肥満症のうち,主に医学的問題に起因する症例は全体の5%」にすぎません。遺伝的にずんぐりした体型の人もいるでしょう。W・ベネット博士は,「多くの太った人々は,普通の体重の人が食べるのとほぼ同じものを食べても,その体重を保てる……それらの人は物質代謝の点で異なっている」と述べています。ある科学者たちは,太った人々は少なく食べても,体は物質代謝を低下させ,燃焼速度を遅くさせるとさえ考えています。とはいえ,たとえ太った人が,飽くことを知らぬほど食べる人という意味での大食いではなくても,神の助言をもっと真剣に当てはめる必要があるかもしれません。

例えば,クリスチャンは食習慣にも当てはまる自制を培うべきです。(ガラテア 5:22,23。ペテロ第二 1:5-8)使徒パウロは,『すべてのことに自制を働かせる』走者のようになることを勧め,『自分の体を打ちたたいて奴隷として引いて行き,自分自身が非とされるようなことにならない』ようにしました。(コリント第一 9:24-27)肥満体の人には,何を,いつ,どのように,どれほど食べるかに関して,『自分の体を打ちたたく』べき理由があるかもしれません。a

太るのは危険な場合があります。報告によれば,肥満は高血圧,コレステロールの濃度上昇,成人の糖尿病,ガン,心臓および胆のうの病気,関節炎,呼吸器の問題などを引き起こす恐れがあります。「体重が20%超過すると,死亡率は普通のそれよりも3分の1高くなり,体重が30ないし50%超過すると,死亡率はそれぞれ50ないし100%高くなる」と言われています。(1985年2月27日付,ニューヨーク・タイムズ紙)健康上の問題に関する同様の報告が英国,ドイツ,イタリアからも寄せられています。

真のクリスチャンは,『心をこめ,魂[または,命]をこめ,思いをこめ,力をこめてエホバを愛する』ことを本当に願っています。(マルコ 12:30)多くの人々はキリスト教について学ぶと,健康と命を守るために喫煙をやめます。同様に,クリスチャンは健康とエホバに献げた命を損なう放縦のゆえに太り過ぎることがないよう配慮すべきです。

中には,悲しい時,失望した時,さびしい時,あるいは怒った時,沢山食べる人がいます。クリスチャンでも,そのような感情を完全に食い止められるわけではありませんが,必要以上に食べて気を紛らすようなことをせずに,神と仲間の兄弟たちに頼ることができます。このことに関しては,フィリピ 4章6,7,11-13節をお読みください。人間は特定の体重に達する自然の傾向があると考える科学者でさえ,その傾向を変え得ることを認め,脂肪分の多い食べ物を減らし,体を動かす活動を増やすことを強調しています。興味深いことに,戸別訪問による宣教に定期的に参加するクリスチャンは,歩いたり登ったりする健康に良い運動を沢山します。パウロも宣教に携わって『労し,苦しみ』ました。―コリント第二 11:26,27。

ですから,エホバの証人は,聖書の述べる事柄ゆえに大食を非としており,体重がどれほどであれ,食べることを含め,努めて「すべてのことに自制を働かせ」ます。主にファッションに関する文化的な見解のためではなく,聖書の原則に従って生活し,神の是認を受ける活発なクリスチャンでありたいと願っているからです。

[脚注]

a どれほど: 食事の度に一貫して少なめに食べる。何を: 健康に良い,釣り合いの取れた食事をするため,でんぷん質のジャンクフードや清涼飲料,菓子類,バターや油などの脂肪分を減らす。いつ: 食間に,あるいはこっそりと軽食を取らない。どのように: もっとゆっくり食べる。

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