支部の手紙

王国伝道者のみなさん:

「神のお名前」地域大会は終わりました。しかし，その益は長い間続くでしょう。なんとすばらしい大会だったのでしょう。しかも，わたしたちは大会で得た非常に多くの事柄を今なお話し合っているのではありませんか。

基調をなす話では，決してエホバをはずかしめることがないよう，エホバに対する強い認識を保ちつづけることの必要性が指摘されました。水曜日の夕方に，日本語の「神権宣教学校案内書」を受け取ったのはなんという驚きだったのでしょう。「進歩的な話し方の訓練」を1部手に入れたいと願っていたすべてのかたのために，今度はそれが「案内書」の中に収められています。それに加えて，話すことと教えることを改善するための助けとなる他の情報が豊富に載せられています。ですから，さっそくこの本を使って，すぐれた指示を自分に適用することができます。このほかにも，新しい英文の出版物が多く発表されました。やがてなんらかの形で，それらの出版物の益にあずかれることでしょう。

今年のプログラムには三つの劇が用意されましたが，その劇から得られた助言はわたしたちを建て起こさずにはおきませんでした。「エホバは忠節な者たちを祝福される」と題する劇は，聖書でいう「不品行」とは何か，また，わたしたちがそれを避けねばならないのはなぜかを理解する助けとなりました。「あなたの心の中には何がありますか」との討議を見聞きして，わたしたちは自分の心を探らずにはおれませんでした。わたしたちの思いは何を考え，心は何を願っているのですか。あなたの心はどうですか。思いを養うだけでは十分ではありません。箴言 4:23（新）が述べているように，「他のすべてのもの以上に，あなたの心を守りなさい」。さらに土曜日の晩には，「あなたの生き方をエホバの目的にかなったものとしなさい」と題する劇が行なわれました。わたしたちを鼓舞させたルツ記の音信は，開拓者にかぎらず，わたしたち全員が自分の全生涯をエホバの目的をその中心として築くべきことをいかんなく示してくれました。それこそ献身の意味するものなのです。この大会でバプテスマを受けた879人の人々は皆，この決意を固めたことでしょう。そしてこの結果，今年日本でバプテスマを受けた人の数は合計2,088人になったことをご存じですか。過去わずか4年の間に，全地で500,000人以上もの人々がバプテスマを受けたのです。

大会のいろいろな話はなんとわたしたちの胸を踊らせたのでしょう。たとえば，わたしたちは「最近，王の秘書官があなたを訪問しましたか」と題する話を聞きました。「大かん難」の来る前の全期間を通じて，王の秘書官が，もっと多くの人々を訪問できるようにしようと，あなたご自身決意をされましたか。最高潮となったのは，「諸国民すべてが神と正面衝突する時」と題する重大な公開講演でした。それは壮大な主題であり，その音信は強力なものでした。しかもその出席者数はすばらしかったではありませんか。16,508人ものかたが出席したのです。この講演により，わたしたちは「しるしをつけるわざ」をよりいっそう推し進めるよう鼓舞されます。あなたは時の緊急性を痛感しておられますか。わたしたちはさらに幾千人もの人々を助けて，その人たちが神と正面衝突することがないよう，論争において正しい側に立場を取るよう援助することができますか。

「民主主義政体と共産主義のまっただ中における神権組織」と題する話は，相当な興奮を引き起こしたのではありませんか。閉会のことばの中でさらに詳細が明らかにされたように，1972年の10月までには，今の時でさえエホバの組織に群れをなすようにして集まっている大ぜいの人々を含め，全部の羊を世話するための非常に多くの改良を加えられた牧羊の組織が実施されます。こうした多くの情報と励ましにわたしたちはなんと歓喜するのでしょう。それらは，「神のお名前」地域大会を通して，わたしたちの天の父がかくも豊かに備えてくださったものです。

7月には11,606人の伝道者が報告しました。これは連続48回目の新最高数です。わたしたちすべては大会にあずかって喜びを味わったのと全く同様，今や「神のお名前」をたたえて喜びを増し続けることができます。沼津の新しい支部の建設計画も着々と進んでいます。それについてはまもなく「王国奉仕」を通してさらに詳しくお知らせする予定です。

ベテルで奉仕するみなさんの兄弟より

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地域大会で得た教訓を復習し，実践しましょう