支部の手紙
王国伝道者のみなさん:
次のページの野外奉仕報告からおわかりのように,日本における王国のわざは引き続きすぐれた拡大を遂げています。1973奉仕年度の最初の4か月間に,すでに93の新しい会衆が登録され,会衆は合計413になりました。それで,たいへん大勢の兄弟たちが今や正規の会衆の組織を持つことによって益にあずかれるのは,わたしたちにとって大きな喜びです。エ豊かなホバの祝福が引き続きすべての会衆に注がれますように。
今年の活動は,1970年万国博のお祭り広場において,きたる7月25-29日にわたり開催される国際大会で最高潮に達するでしょう。その会場は多くのすぐれた特徴を備えていますが,同時に解決しなければならないいくつかの問題もあります。しかしながら,その会場の大きな利点は敷地,それも十分の敷地があるということです。このお祭り広場に集まれる人の数には限りがないようにさえ思えます。この大会の主要な場所は「太陽の塔」の真うしろになる予定です。そして,その塔のすぐ前には大規模な簡易食堂のための場所があります。車で来る人びとのためには,非常に便利な広い駐車場があります。詳細な取り決めについては追ってお知らせいたします。
海外の多くの大会が日本の大会とほぼ同じ時期に開かれるので,日本支部は今年,海外旅行をひとつだけ取り決める予定です。それは10月1-5日の期間ホノルル市で開かれる大会のためにハワイへ旅行する計画です。1973年の海外の他の大会に個人もしくは団体で出席したいかたは,各自そのための取り決めを自分で設ける必要があります。海外の大会に出席したい開拓者は,1973年の休暇をその海外旅行の時まで延ばすことができます。1973年7月1日現在で,ベテル,巡回,地域,あるいは特別開拓者奉仕に5年以上携わっている人は,海外の大会に出席するためもう1週間の余分の休暇を取れます。しかしながら,これは大阪大会には適用されません。協会はやがて国際大会の場所や期日に関する一覧表を発表いたします。ハワイ大会の取り決めについては,追って発表がなされるまで協会に問い合わせないでいただきたいと思います。
ノア兄弟はグアテマラおよびメキシコを旅行し,それらの地方で今年開催される国際大会の取り決めを援助して,最近,帰りました。メキシコでまもなく新しい支部事務所の建築工事が始まるのを知るのは,みなさんにとっても喜びでしょう。
わたしたちは,みなさんがマラウィの兄弟たちに非常に深い関心をいだいておられることを知っています。ご存じのように,協会は兄弟たちを援助するため資金を送りました。ニューヨークのブルックリンから世界のその地域に衣類その他の物資を船で送るには長い時間がかかりますから,現地アフリカで救援のわざを行なうのはたいへん実際的なことです。ザンビアの兄弟から11月初めに寄せられた報告によると,現在シンダ・ミサールの収容所にいるマラウィの兄弟たちのもとに,ザンビアや南アフリカ共和国の兄弟たちが提供した防水テント,毛布,衣類,食糧品を含む40㌧余の物資が届けられたとのことです。
ブルックリンでは再び王国宣教学校が開かれており,11月5日は50人の生徒が入学しました。さらに,アメリカ国内の他の3か所の王国宣教学校で合計75人ほどの兄弟たちが授業を受けることになりました。学校の課程は新たにされ,これまでに生じた組織の面での変化や,会衆や野外での必要にかなうよう,全面的に改訂されました。新しい「王国宣教学校の課程」は,大きな活字で筋書形式に印刷されています。生徒たちはこの新課程に対して熱意をいだいており,その課程がほど良い速さで進められているのを知って感謝しています。
神権組織のもとにあって,わたしたちが一致してこれからも前進するとき,エホバがみなさんすべてを祝福されますように。
みなさんの兄弟
東京支部事務所