支部の手紙
王国伝道者のみなさん:
四月は行事の多い月でした。沼津の献堂式に出席した677人,また大阪の万博会場の野外集会に出席した8,159人,さらに,鉄道ストを克服して東京での集会に出席した4,273人のすべては,ノア兄弟の話によって大きな励ましを受けました。ノア兄弟は全部で,13,109人の聴衆に話をしたことになります。
献堂式の話は沼津工場の3階で行なわれ,ノア兄弟はこう話しました。「きょうここに出席しているみなさんの中には,『この3階はがらんどうですね』,と言われるかたがいるかもしれません。しかし,このあいている場所は信仰を表わしています。わたしたちはこれから1,2年のうちにその場所が必要になる,ということを信じているのです。神の組織は前進しています。しかも早い速度で前進しています」。
ノア兄弟は,わたしたちの信仰はくちびるによって証明されるものであり,「行為から分離した信仰は不毛である」と話しました。(ヤコブ 2:20 新英訳)いつの日か,献身しているすべての者が極限まで試みられるでしょう,とも話しました。今こそ,信仰を築き上げ,それを強いものにし,聖書がほんとうに神のことばであることを人びとに示すべき時です。ノア兄弟は,開拓奉仕に対する皆さんのすばらしい支持をほめました。(四月には開拓奉仕に携わった特別,正規および一時開拓者は4,272人 ― 伝道者すべての26% ― の新最高数に達しました。)ノア兄弟は,「世界の他の場所にいる兄弟たちは,日本の伝道者たちがきわだっているとみなしており,みなさんのすぐれた活動は,さらに時間をささげるよう彼らをも鼓舞するものとなるかもしれません」と話しました。
ノア兄弟はまた,マラウィの兄弟たちの強い信仰にもふれました。マラウィの自称「クリスチャン」大統領は,「わたしの政府よりさらに良い政府について伝道している」としてエホバの証人を非難しました。しかし彼の信仰は死んだ信仰ですが,エホバの証人は生きた信仰を持っています。昨年マラウィには22,000人の伝道者がいました。しかし現在,これらの伝道者たちは国外に避難しました。そして多くの聖書研究をしている人びとや関心を持つ他の人びともいっしょに避難しました。現在35,000人が隣国のモザンビークで生活しています。彼らはそこに,8つの町を建設し,エホバの証人および,エホバとその民に善意を持つ人びとがそこに住んでいます。
これからの数か月の間に,さらに多くの人がわざによって信仰を実証し始めるようわたしたちは期待しています。このことを示すものとして,日本では今年の主の記念式に,昨年の28%の増加に当たる38,948人という非常に多くの人が出席しました。あなたは,永遠の命を目指しつつ,今くちびるによって信仰を証明できることを心から喜んでおられるのではないでしょうか。
― 日本支部のみなさんの兄弟
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わたしたちが神の善意の人であることを実証する