質問箱
● 研究生の話が「案内書」の資料に基づいている場合,それをどのように扱ったらよいでしょうか。
「案内書」の資料を取り上げる研究生は,それぞれ独創力を働かせて,いろいろな興味深い仕方で話を発展させることができます。
時には,姉妹が自分の娘や新しい伝道者と資料を話し合う場面もあるかもしれません。その場合,相手役の人は漸進的な話し方の訓練の特定の点を改善しようと努力している研究生の役を演じることもできます。あるいは,資料が野外の奉仕の務めや日常会話や集会での注解にどのように適用できるかを示す話し合いにしてもよいでしょう。話をする姉妹も,相手役をする人(たち)も話をする最中,「案内書」を開いて用いたいと考える場合もあるでしょう。「案内書」から適当な文を直接抜粋して読んでもかまいません。
資料は6分間では網羅しきれないほどあるので,肉太活字の副見出しで示されている要点の全部あるいはそのうちの幾つかを取り上げるかは,話を行なう姉妹が選べます。あるいは,肉太活字のひとつの副見出しの箇所からだけ資料を選んで,その点を少し詳しく論じたり,例証したりすることもできます。
「案内書」に基づく第5の研究生の話の割当てを受けた兄弟は,もちろん,聴衆全体に向かって話します。この話をする兄弟たちも,指定の時間内に適当に網羅できると考えられる程度のものを,資料のどこからでも自由に用いることができます。また,幾つかの肉太活字の副見出しのもとにある資料を説明するさい,要点を黒板に書き出し,そうすることによって,視覚に訴える助けを用いて教える経験を積むこともできるでしょう。話は,資料が野外の奉仕の務めや集会での注解そのほか,生活の他の面で聴衆にとってどのように益になるかを示すものにすることもできるでしょう。