忍耐しとおす
1 「神の勝利」国際大会のため海外から東洋の国々を訪ねた兄弟たちは次のような印象を述べました。「各地の大会に集まった7万7,331名の人々の中に,共通のクリスチャン兄弟的精神を見ました。『東は東,西は西,両者相会することなし』ということばもありますが,神の民の間ではそうではありません。西欧諸国から来た宣教者たちが東洋の兄弟たちとの実に和やかな関係を楽しんでいます。エホバに対する深い愛が,東と西を一つに合わせているのです」。こうした純粋な愛の雰囲気の中で進んでゆくなら,わたしたちは,忍耐しとおすよう互いを励ますこともできます。
2 毎年の「ものみの塔」運動では最初の月に優れた成果を上げながら,二月に予約の数の減少することがときにありました。新しい予約者にたくさんの再訪問をすることやそのほかの活動がその理由であるかもしれません。しかしながら,わたしたちは,二月の間も,そして,四か月にわたるこの特別の活動の終わりに至るまで,新しい予約がひき続き得られるようにしたいと思います。予約を得る努力を続けるために何を行なえるでしょうか。
3 予約運動が進んでゆくにつれ,わたしたちは予約を提供する点で経験を積んでゆくはずです。予約を得る面で成功している人は,人々に近づいたり雑誌について説明したりする点で,“うまくゆく”方法を見つけていることでしょう。よく成功しているそれらの方法を,集会のさいに実演や経験のかたちで示すことができます。家から家の活動以外にも,予約を提供できるほかの方法をいろいろと見つけることができます。いつも雑誌を求める人,興味深い再訪問のなされている人,あなたと家庭聖書研究をしている人,すでに一方の雑誌を予約している人などのすべては,雑誌を予約する見込みのある人たちです。
4 さらに,わたしたちは,今月の主題に従って,忍耐しとおすように他の人たちを励ましたいと思います。予約をはっきりと,そして積極的に提供する方法を新しい人たちに教えてください。落胆してしまうことなくどの家でも予約を提供しつづけることの大切さを示してください。やがてそうした喜びの努力は,新しい予約,あるいは両方の予約という収穫を刈り取るのです。ほかのすべての王国活動と同じように,予約活動においても,最終的な成功を見るためには,忍耐が必要です。―コリント第二 9:6,7。
5 わたしたちは,再訪問の面でも忍耐を働かせましょう。雑誌を予約する人,あるいは他のかたちで関心を示す人たちを何度も繰り返し訪ねることによって,新しい家庭聖書研究を始め,それを成長させることができます。日本において,最高数の3万7,630件の研究が現在司会されているのを見ることは,ほんとうに喜びではありませんか。
開拓奉仕に携わって
6 日本においては開拓者精神がみなぎっています。最高数として,一か月間に5,400名以上の開拓者が野外で働きました。現在2,839名の正規開拓者が名簿に載せられており,一時開拓者たちもすばらしい努力をしています。特別開拓者,巡回監督とその妻たちも業の拡大のために大きな働きをしています。そして,開拓者として毎日奉仕している人たちは,自分の奉仕の面で熟達するという特権をも得ています。日ごとにエホバへの賛美を歌うことはなんという喜びではありませんか。記念式の季節が近づいた今,機会をとらえて,三月か四月に,あるいは二か月続けて一時開拓奉仕をする人が多くいるに違いありません。
7 貴い命のことばを味わい知った今,わたしたちは力を尽くしてその命のことばをしっかりとつかみましょう。そうすれば,わたしたちのほねおりがむなしく終わることはありません。(フィリピ 2:16)わたしたちすべては忍耐を必要としているのですから,忍耐しとおすように他の人を励ますことが常にわたしたちの目標でありますように。―ヘブライ 10:36。
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忍耐しとおすように他の人を励ます
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