質問箱
● 会衆と交わっているバプテスマを受けていない人が重大な悪行に陥る時,会衆はどんな行動を取りますか。
「組織」の本175ページは会衆と定期的に交わっている,バプテスマを受けていない非行者が,バプテスマを受けた非行者と同じ方法で罰せられることが示されています。ある方は,「定期的に交わっている」とはどういう意味か尋ねています。
これらの人は,研究を行なっていて,まだこの世的な物事の行ない方をしている新しく交わり始めた人々ではありません。むしろ,「定期的に交わっている人」として示されているのは,真理の道で何らかの進歩を示し,ある期間集会に定期的に出席してきた人を指します。一般にこれらの人は野外奉仕に参加してきており,神権学校にも入って,他の人からエホバの証人とみなされてきた人たちです。
もしこのようなバプテスマを受けていないで交わっている人が重大な悪行に陥るなら,長老たちは「組織」の本128,129ページに記されている事柄につき本人に話します。もしその後,この問題で同人を助けようとする長老たちの繰り返しの努力にもかかわらず,依然として悔い改めを示さないなら,その時会衆とその成員はガラテア 5章9節にあるパウロの助言に一致して堕落をもたらす危険から守られねばなりません。その人の行ないが「クリスチャンにふさわしくないものとなった」こと,そして,その人と引き続き交わるのはコリント第一 15章33節の助言に調和しないことを発表すべきです。研究生の話をする特権も,壇上で実演に参加することなども認められません。そのような人からの野外奉仕報告も受け入れられません。後に,長老たちは,この人が悔い改めの実を示していることを得心するなら,この人に加えられていた制限が除かれたことを発表するのはふさわしいでしょう。長老たちが率先することにより,会衆は悔い改めを示す人を命の道に助けることを目指して愛ある援助を続けることができるでしょう。
しかし外にも,「定期的に交わっておらず」,研究し,集会に出席し始めたものの,依然として世の不純な事柄で汚されている人々がいるでしょう。もちろんこうした人に何の処置を取る必要もありません。しかし,これらの人々は,自分たちの生活を清いものとするように励ましが与えられるべきです。これらのことを行なった後,初めて,これらの人は伝道者と一緒に野外奉仕に加わるよう,また演壇から話をすることなどにあずかるよう招かれます。(「組織」の本128,129ページを参照)これらの人々が神のみことばを学びそれを適用する時,エホバに受け入れられる者となるために必要な変化を遂げるよう動かされることをわたしたちは本当に希望しています。