あなたの奉仕会
11月2日に始まる週
13分: 6番の歌。集会を始める兄弟は申命 30:19,20を討議し,エホバの救いの道に従うことにより命を求める必要を強調する。
15分: 「神の道に従い,命を選ぶ」。質問と答え。野外奉仕に参加したり,集会で注解を述べたり再訪問活動に参加する特権に関連して新しい人々をインタビューすることもできる。心からの感謝の表示を得るようにする。
15分: 支部からの手紙。主宰監督と野外の監督による話し合いの形式で扱う。
17分: 閉会のことば。みなが深い感謝と喜びをもって「とこしえの目的」の本を野外で用いるよう励ます。この本をすでに配布した方々から役立つ提案を聞く。(前もって準備する。)10月26日の週の奉仕会で学んだ提案を各自練習してみるよう励まし,一つの聖句を用いた実際的な実演を示す。次週のプログラムの誇りと謙遜の部分を予習しておくよう勧める。7番の歌。
11月9日に始まる週
誇りを避け ― 謙遜を培う
15分: 87番の歌。開会に続いて,1975年11月1日号「ものみの塔」の記事,「若い人たち,人生を有意義なものにしなさい」に基づく話。誇りやこの事物の体制の事柄で満たされてしまうのでなく真の謙遜さという,クリスチャンの若い人々が持つべき善良でふさわしい態度を際立たせる。会衆内の若い人々を励ますため,できれば会衆に適用する。(奉仕のしもべで,良い模範を示す,資格のある若い人がいるなら,この部分をその人に割り当てるのは望ましいかもしれない。)
30分: 一人の長老は聴衆と共に誇りと謙遜という特質について討義する。「誇り」とは過度なうぬぼれ,自分の能力に関する不合理な優越感と定義されている。「謙遜」は正反対で,誇りや尊大さが全くないことを意味している。誇りと謙遜に関する神の見方はサムエル後 22:28と詩 138:6にはっきりと述べられている。(1)聖書時代にイスラエルの王,ウジヤは自分が誇り高い者であることをどのように示したか,そしてその結果は。(歴代下 26:15-21);(2)バビロンのネブカデネザルは誇りに満ちた者であることをどのように示したか,そしてその結果は。(ダニエル 4:29-33);(3)ネブカデネザルはどんなことを認識するに至ったか。(ダニエル 4:37);(4)それとは反対に,エホバの天使は預言者ダニエルをなぜ「愛せらるる人」と呼んだか。(ダニエル 10:11,12);(5)主イエス・キリストはどのようにご自身が本当に謙遜の際立った模範であることを示したか。(フィリピ 2:5-8);(6)イエスの謙遜は千年の支配が終わる時さらにどのように示されるか。(コリント第一 15:28)。〔上記を15分で扱い,別の長老がこの部分の残りを15分で扱うことができる。〕
次の情況を討議し,誇りまたは謙遜が人に何をなすかを話し会う。(カッコ内の注解は考えを鼓舞するためになされている。)「非行を戒める」: 〔ある人は会衆との交わりをやめ,悪い行為を続け,尊大な精神を示すかもしれない。あるいは,悪行を再び起こさぬようもっと密接に交わり,自分を謙遜にし,尊大でないことを示すかもしれない。(ヘブライ 12:11)〕「会衆内のある人と仲良くやってゆけない」: 〔話すことを拒み,あるいはそのような人のことを他の人々に悪く語り,中傷し,陰口をきく。コロサイ 3:12-14を読んで適用する。またはパウロとバルナバが二人の間で問題が生じた時に取った歩みを考える。使徒 15:36-40)〕「自分の子供たちに対する助言を受け入れることが困難である」: 〔弁護したり,怒りっぽくなったり,意地悪になったり,助言を聞かなかったり適用しなかったりする。あるいは,なぜ助言が与えられたか理解するよう努め,子供に適用し,神のことばからの助言を適用する。(詩 119:18,105,130。箴 3:11,12)〕「夫と妻あるいは両親と子供たちとの意見の相違」: 〔話すことを拒み,夫が命令的に,愛のない仕方で権威を行使し,妻は意地悪をし,喜んで協力することを拒み,夫をばかにしたり,けなしたりする。子供は話し合おうとせず,両親は時代遅れだと感じている。あるいはエフェソス 4:26; 5:22-24,28,29; 6:1-4; ヤコブ 1:19-21の賢明な助言を適用する。〕学ぶべき教訓: 「神はごう慢な者に敵対し謙遜な者に過分のご親切を施される」― ヤコブ 4:6。
15分: 閉会のことば。今討議された資料の実際的な適用に関し聴衆から意見を述べてもらう。何を学びましたか。これらの点は,自分自身を将来に対して備えさせるのにどのように助けとなるか。88番の歌。
11月16日に始まる週
12分: 70番の歌。開会のことば。初めて野外奉仕に参加したいと望んでいる伝道者と兄弟との話し合い。
15分: 「人をもてなすこと ― 真のクリスチャンのしるし」。質問と答えで扱う。
15分: 「王国ニュース」第21号の配布に関する会衆の取決めを説明する。1975年9月15日付の協会の手紙に基づき野外の監督が話す。みなが是非このすばらしい奉仕に参加するように力強く励ます。
18分: 「教会があなたに言わない事柄」(1975年9月15日号,「ものみの塔」547-550ページ)資格のある長老による教訓を与える,生き生きした話。神とキリスト,死後の命そして政治および邪悪な体制に対するクリスチャンの見方に関連して,真の崇拝を支持する鍵となる聖句を強調する。教会に属している人々に会う時これら要点をどのように用いることができるか伝道者たちが理解できるように助ける。11/24の特別活動を発表する。65番の歌。
11月23日に始まる週
12分: 71番の歌。開会のことば。「良いたよりを伝える ― 自己紹介に聖書を用いる」の要点を話し,ごく簡単に実演を一つ含める。
15分: 「新しい伝道者たちを助ける」。記事の中の要点を二人の兄弟が活発に討議する。
20分: 「今ある命」の本を良く知るようにする(第1部)。この部分と翌週の部分の目的はこの出版物の中に含まれている野外で用いることができる際立った要点の数々を目立たせること。最近わたしたちが会う人々には基本的に二つのグループがある。(1)無関心,冷淡,唯物的で,科学的に方向付けられている人々。(2)聖書に対して依然として敬意を持っているか,少なくともその音信をいくらか信じている。(区域内に見いだされる人々に合わせて資料を分析し,その地方で最も有益と思われることに,より多くの時間を費やす。この本のあるページが,その週の公開講演の割当てであるなら,簡潔に取り扱い,話がなされる時にノートを取るよう聴衆を励ます。)
司会者は前もって準備した一群の伝道者に次の質問を尋ねる: 無関心で唯物的な人々の心にどのように達するようにできるか(5,6,13-16ページ)秘術や死者との交信などに好奇心を抱いている人と話す時,どんな点を用いることができるか。(73-77,85-88ページ)現在の世界の状態のゆえに気落ちしている人々に何を示すことができるか。(137-143,159-165ページ)伝道者たちは答えるのに本の中から要点を用いる。そうする際に,「今ある命」の本の特定のページに言及することもできる。そして将来用いるために聴衆が要点をノートに書き留めることができるような速さで行なう。この本からの特定な資料を用いる際に,得られた良い経験を含める。
最善の益が得られるようこの週の奉仕会と,次の週の奉仕会に「今ある命」の本を持って来るよう兄弟たちに強く勧める。
13分: 閉会のことば。「発表」を取り扱う。「神権的ニュース」を含めても良い。4ページの標語に注目する。58番の歌。
11月30日に始まる週
10分: 61番の歌。開会のことば。最近号の雑誌の記事の中から,配布に役立つと思われる野外で用いることができる点を親切に示す。
20分: 「今ある命」の本を良く知るようにする。(第2部)この本は野外奉仕でしばしば直面する反対を克服するようわたしたちを助けるためにもくろまれた優れた論議や論理が含まれている。例えば,地上での永遠の命は退屈で非実際的だと感じている人々に何と言うことができるか。まず最初になぜそのように感じるか尋ねることができる。家の人が答える時間を与える。(家の人は「することがなくなってしまう」とか「病気や死,その他の問題が生じないなら,わたしたちは人生における良い事柄に対する感謝を失ってしまう」と言うかもしれない。)伝道者は次のように答えることができる。「良い健康に退屈しないために本当に病気になる必要があるでしょうか。元気に暮らしているからといって喜びを失うようなことがあるでしょうか。また,音楽,絵をかくこと,彫刻などの才能を発達させること,または木工,機械,デザインや設計などにつき学ぶことなど人生において行ないたいと思う事柄がたくさんあることを指摘できる。しかし人生は非常に短い。これらの事柄を行なうのに時間が必要であり,神が取り決められた地上での永遠の命だけがこれを可能にする。―143-150ページ。
兄弟たちが,聖書とこの本の中の要点を用いながら反対を親切に,論理的な仕方で克服する方法を学ぶことができるように資料を提出してください。時間が許せば,聴衆が次の質問に注解を述べるよう招く。もしあるものが区域で特に必要であるなら,それを実演で示すこともできる。(1)人間には現在の命を得る以前の存在があった,そして人は死んだ後にも生き続ける,という反対に対して何と答えることができるか。(53-60ページ)(2)もし人間が永遠に生きたら大きな人口過剰を来し,食糧不足をもたらすと考えている人に何と答えることができるか。(134-137ページ)(3)死んだ者に確かな希望があるか。神の存在を受け入れる者には復活を固く信ずるのに問題がないのはなぜか。(165-174ページ)大切なことは兄弟たちがこの優れた資料を知るようにすることである。そして家の人の心と思いに達するためにその地方で最も助けとなる事柄を際立たせ,人々と交わす会話から人々が益を得るようにすること。(その週の公開講演で取り扱う所はごく簡単にふれるだけにとどめておく。)
15分: あなたは洞察力がありますか。戸口とか他の場所で人々に話す時,情況をよく洞察する事柄を目立たせる短い実演を示す。それぞれの情況に関し注解を得る。(1)家の人は起きたばかりで,全然目が覚めておらず,伝道者が話していることを全く受け入れることができないような事態にもかかわらず伝道者に証言をさせる。伝道者は話し続け,洞察を働かせない。(2)家の人は非常に親切に今日は関心がないと言うようにする。伝道者は感謝して,別の機会にまた来ることを申し出る。これは洞察を示しているか。(3)怒った人が自分は全く関心がないと言うようにする。伝道者はむしろ大胆に「何に関心がないというんですか。わたしがなぜ来たかそのわけもまだ話していませんよ」。洞察を欠いた伝道者は話を始める。そして家の人は奥に入ってしまう。伝道活動において洞察と適応性を示し,自分にできる限り人々に愉快なふんい気を残すようにする。
15分: 閉会のことば。「王国ニュース」の活動にみなが一生懸命参加し,期間内にすべてを配布するように励ます。手元にたくさん残っている人々は他の奉仕者からの援助をうけるように勧める。配布を終えたなら,直ちに同じ区域で「今ある命」と「新世界訳聖書」を提供する奉仕に参加することができる。62番の歌。