質問箱
◆ 協会の出版物で手元にないものなどを個人的な研究のためにコピーしても差し支えありませんか。
協会の最近の出版物であればどの出版物でもほとんどは協会に在庫がありますので,希望なさる方々は会衆を通して協会に注文を寄せ,出版物を求められます。かなり以前に発行されたものや特定の出版物は在庫のないものもありますが,古い会衆であれば会衆の神権学校図書棚に保管されており,そこでご覧になることができるでしょう。そして会衆と長年交わっている方々の中には以前に出版されたものを持っておられる方々がおられるので,これらの方々から必要なものを借りることもできます。個人的に研究するため,協会の出版物のいずれかをコピーして,自分で用いることに協会は何も反対しません。しかし,複数のコピーを作って他の人の使用のために人々に配るといったことは是非慎んでいただきたいと思います。せっかくコピーを作るのだから他の仲間のためにもコピーを作ろうと考えるかもしれません。事実,ある方々は自分の個人研究ノートをコピーして何人もの新しい方々に配っておられるようです。しかし,一見親切と思えるこうした行為も避けた方が賢明である十分の理由があります。まず第一に,エホバの組織は神権的な組織で,神権的な秩序と取り決めの下に置かれています。(コリント第一 14:33,40)第二に霊的な食物は「忠実で思慮深い奴隷」を通してのみわたしたちに与えられます。(マタイ 24:45-47)第三に各人は自分で個人研究を行ない進歩するよう努力すべきです。(テモテ第一 4:13,15)そして最後に,こうしたノートなどには間違いが生じやすく,同時に特定の個人に注目を集めるかもしれません。また協会の出版物を印刷したり発行する権利は協会だけに属していることも覚えておきましょう。
それで新しい会衆や群れが講演を行なうため,古い講演の筋書きを近くの会衆から借りてコピーしたり,ある兄弟が特定の事柄に関する提案を学ぶため,自分がもっていない以前の「王国奉仕」や「ものみの塔」をだれかから借りてコピーしたりすることに協会は何も異存はありません。しかし,何かコピーを作るなら,それを自分個人の使用のために限っていただきたいと思います。そして他のだれかにそれを配るといったことを避けましょう。このようなことできちんとした見方や習慣を保つなら,難しい事態の下で業を行なうような場合,敵にたやすく乗ぜられるようなことを避けられるでしょう。