あなたの奉仕会
7月3日に始まる週
25分: 31番の歌。「彼らは自分の時間の用い方を計画します」。質問と答えで扱う。時間が許す限り聖句を読む。3節から5節を討議した後,幾人かの伝道者に奉仕の予定についてインタビューする。そして月の活動である「ものみの塔」の予約活動にみなの注意を引く。奉仕の取り決めを発表し参加を励ます。(ある会衆では群れの奉仕の集合場所に加え開拓者のための奉仕の集合場所を発表して良い支持を得ている。)それから記事の残っている節を討議する。
20分: 「良いたよりが隣人の心を引きつけるものとなるようにする」。夫と妻にこの部分を扱ってもらっても良い。まず記事を一,二節一緒に読み,それから資料を共に討議する。聖句が述べていることを強調する。助言を自分たちの近所でどのように適用するか実際的に話し合ってもらう。(近所の人の名前を挙げない。)
15分: 無関心さに面した時忍耐する。わたしたちは命を救う良いたよりを託されている。しかし,サタンはわたしたちが真理を他の人に話すのをやめさせようとしている。もし公然とした迫害によるのでなければ,人々の思いに影響を与え人々が無関心になるようにし,わたしたちが落胆し,手をゆるめるようにさせる。(コリント第二 4:4。マルコ 4:14,15)わたしたちはサタンに打ち負かされてしまうだろうか。エゼキエルやイザヤは区域でどんな反応に面したか。彼らはやめてしまったか。(エゼキエル 2:7。イザヤ 6:8-10)状況は今日も同様である。それでも誠実な人々は真理を受け入れる。彼らを助けることはわたしたちに何と喜ばしいことか。(その土地で得られた経験を話してもらう。)ヘブライ 10:36で結ぶ。今週の野外奉仕に十分あずかるよう勧める。8番の歌。
7月10日に始まる週
20分: 6番の歌。会衆の発表。会計報告。今月前半の奉仕報告を提出するように思い出させる。「もっと多くの人々に達することができますか」の記事を質問と答えで学ぶ。これから先の月々の晩の証言活動を取り決め会衆に発表する。
20分: 支部の手紙を扱う。それからどのように聖書研究を始めるか討議する。何らかの関心を示す人に会ったなら,わたしたちはその人々の心に真理が入るのを見たいと思っている。(1)家から家の奉仕において,(2)再訪問の場合に。どのように聖書研究を始めるか聴衆を含めて実際的に練習する。戸口で生じるその地方の状況を用いる。話が家の人に本当に訴えるものとなるよう伝道者が発展させてゆくのを聴衆は助ける。紹介から節を考慮するところまで段階を追って進んでゆく。
家から家の実演では,次のような直接的な近づき方を用いる。「もし少しのお時間があるようでしたら,聖書を学ぶ時,神の良いたよりをどのように知ることができるか示したいと思います。そしてあなたがそれをどのようにお考えになるか知りたいと思います」。家の人の同意を得た上で「良いたより」の本を用いて聖書の話題一つを討議する。形式ばらないようにする。再訪問の場合の実演は忙しかったものの晩の伝道の際に出版物を受け取った人に対して行なっても良い。人々の心を捕えた時,できるだけ早く研究を始める必要性を強調する。
20分: 「憶せずに語る勇気を持っていた人」。1977年6月1日号「ものみの塔」,325-328ページの記事に基づく話。25番の歌。
7月17日に始まる週
20分: 21番の歌。祈りと希望はわたしたちが忍耐するのを助ける。主題を示す紹介の言葉の後,聴衆が聖句を読み,それを実際に適用するよう勧める。
王国会館にいる時だけ,あるいは野外奉仕を行なっている時だけではなく,常にエホバに誉れをもたらすように行動することが必要。(コリント第一 10:31)もし家族の成員がわたしたちと信仰を共にしないなら,これはわたしたちに試練となる。家族の中の他のだれかの不完全さや思慮が欠けていることも試みとなる。家から離れていて ― 世俗の仕事で,学校で,また買物をしたり旅行したりする時 ― 世の,利己的で時には乱暴な精神はわたしたちがクリスチャンであることを試みるものとなる。わたしたちが正しいことをしようとするのを彼らはあざ笑うかもしれない。わたしたちはどう反応するか。―ヤコブ 1:2-4。ペテロ第一 3:1,2。箴 15:2。
圧迫を受けている時でさえ,正しいことを行なうのを助けるものは何か。祈り,エホバにより頼むこと。(ローマ 12:12。コロサイ 1:10,11。フィリピ 4:6,7)また,エホバがわたしたちの前に置かれた壮大な希望をはっきりと見つめ続けること。(ヘブライ 12:1,2。テサロニケ第一 1:3)神が備えてくださる助けにより,わたしたち各人は忍耐の結果得られる是認された状態を得ることができる。―ローマ 5:1-4; 8:37。
20分: わたしたちの希望につき会話することを学ぶ。
(5分)良い会話のための幾つかの原則を概略した話。(「学校案内書」82ページ,16節。79ページ,4節。1975年「目ざめよ!」7月8日,10-12ページ)
(15分)巧みに証言することができるような方法でどうしたら会話できるか聴衆と討議する。
「わたしたちの王国奉仕」は会話するための話題として「暴力がなくなる時が来ますか」という質問を提案している。聴衆に尋ねる。(1)エホバの証人でない人々がなぜこの主題に関心を持っているか。(2)この話題に関する会話をさらに活気づけるためさらにどんな質問をすることができるか。(3)この主題と直接に関係あるどんな聖句を用いることができるか。そしてその聖句にどんな注解を述べることができるか。(4)この主題で会話するのに助けとなる他のどんな有益な点を述べることができるか。(「世界展望」,「ニュースの内面を見る」や他のニュース報道からの興味深い点を含めることができる。そしてもし関心が示されるなら,どのようにしてさらに証言を進めてゆくか考える。)
証言を行なうため会話するのに良い話題と思われる別の主題を提案するように求める。同じ質問を用いてそれを聴衆と分析する。上の最初の質問に真剣に取り組む重要性を強調する。そうすればわたしたちは物事を実際的に見るであろう。また4番目の質問についても同様である。そうすればわたしたちは短い,形式的な証言の後にやめなければならないというようなことはない。準備しておくように。しかし心から自然に話す。真理がどれほど偉大なものであるか他の人が理解できるよう助ける。
20分: 「良いたよりを伝える ― 聖書研究を始めることを思いに留める」。
(5分)最近始めた新しい研究について伝道者が簡潔に注解を述べるよう求める(前もって知らせておく)。これらの人々に訴えた聖書の音信が何であったか,またこれらの人々を助ける喜びにつき注解する。
(10分)伝道者は聖書研究の監督に近づく。研究を持ちたいと思っているが,研究を始めることで成功を収めていない。「良いたよりを伝える」の見出しの下の資料を共に読んで討議する。
(5分)すべての人が今週野外奉仕にあずかるよう励ます。次週の大会に出席する会衆の奉仕者は特にこの週の奉仕をよく支持し,忘れずに報告を提出するよう励ます。32番の歌。
7月24日に始まる週
15分: 66番の歌。会衆の発表を扱う。「発表」欄の中から会衆に関係あるものを扱う。時間が許せば「神権的ニュース」も含める。
25分: 地域大会から学んだ事柄。このプログラムは会衆が出席する大会によって他の週のプログラムと入れ替えることができる。しかし前もってそれぞれに割り当てておく。書籍研究の群れがそれぞれ一日ずつ取り上げても良いし,「発表」欄にあるように関係する項目別にプログラムを復習することもできる。各人は大会のプログラムと大会に持参したノートを持って来るよう前もって会衆に発表しておく。
20分: 8月の奉仕を準備する。8月に会衆はどんな書籍でも用いることができる。多分会衆に多く在庫しているものを用いることが良いと思われる。幾冊かの書籍を組み合わせて用いるなら,非常に効果的。昨年8月には同様な提供が試みられ,沢山の書籍が配布され,大勢の関心ある人々が見いだされた。会話するための話題を効果的に用いて,提供する出版物と結び付けることは効果的。文書を組み合わせて提供する場合,それぞれの出版物の目的につき簡潔にふれ,組み合わせて読むことの益を述べる。20番の歌。
7月31日に始まる週
幸福な家族生活を保つ
25分: 10番の歌。簡潔な発表を行なった後,この集会が上記の主題に基づいて行なわれることを述べる。家族の状況にどう対処したら良いか,一兄弟が長老に尋ねる場面を紹介する。彼は自分たちの家族生活から真の霊的な「生活」が失われていることに気付いている。長老は彼自身の霊的な態度の重要性を彼と共に考える。―もし自分の頭の権が尊敬されるべきだと考えるなら,彼は自分の頭,キリストの指導に服する責務がある。(ヨハネ第一 2:6),弱い器として妻に誉れを配し(ペテロ第一 3:7),子供を訓練すること(エフェソス 6:4)など。(1977年1月1日号「ものみの塔」5-8ページ参照)家族の一致は研究,奉仕そしてレクリエーションと共に意志の疎通を保つことにより発展してゆく。長老は,家族の状況を正すために何を行なうことができるか,何を行なうべきかに関し兄弟が自分で結論を下せるように愛をもって援助する。長老は幸福な家族生活を発展させ保つために家族の成員は何を行なえるか聴衆の中の「大勢の助言者たち」の観察を求める。司会者はまた6月号「王国奉仕」の「質問箱」を思い出させ集会などでの子供たちの振舞いに注意を引く。
15分: 両親に対する従順は幸福と命をもたらす。(エフェソス 6:1-3)会衆内の年若い人々をインタビューする。従順に関し「教え手」の本から何を学んだか,尋ねる。十代の子供たちは,学校での誘惑を避けることができたなど,従順がもたらした益につき述べる。(もし時間があれば「確かめよ」281ページにある幾つかの聖句を用いることができる)
20分: 家族として野外で働く。最初に,サムエル(サムエル前 1:21-28; 2:11)そしてテモテ(テモテ第二 1:5; 3:15)など両親あるいは片方の親によって訓練された子供たちがいかにエホバに忠実に仕えてきているか話す。あなたは自分の子供を訓練しているか。(詩 148:12,13)野外奉仕に子供を訓練することには親が良い模範を示すことや他の人に真理を語る願いを徐々に築いていくことが含まれる。学ぶことを楽しいものとする。もし子供が2,3人いるならお互いに証言と提供を練習させる。父親または母親が子供たちを助けて短い証言を発展させ奉仕の準備を助けている所を実演で示す。例えば: 子供は,自分と共に働いている年上の奉仕者に自分を紹介してもらってから,次のように言うことができる。「わたしは犯罪が全くない世界で成長したいと思います。聖書は近い将来犯罪がなくなることを述べているのをご存じでしたか。聖書のどこに書かれているかお目にかけたいと思います」。―詩篇 37篇9,10節を開く。「聖書の中にはほかにも良い知らせがたくさんあります。それにつきこの出版物から学んでいただきたいと思います」。(8月の提供で子供が効果的に用いることができるものを実演で用いる。)
また,学校の友達にどのように証言を行なうか,親が子供に説明している実演を簡潔に示す。それから,それがどのようになされたか結果を親に報告させる。もし時間が許せば子供が配布した所を親と子供が一緒に再訪問する所を実演する。
このような愛の模範と訓練は家族の関係をより密接にすると共に若い人々を野外奉仕により良く備えさせるという益をもたらす。60番の歌。