神権宣教学校に加えられた調整
1 わたしたちは,「わたしたちの王国宣教」,2月号に折り込まれた「1983年の神権宣教学校予定」を受け取りました。その「助言と短評」の見出しの下に次のように述べられているのに気付かれるでしょう。「学校の監督は明確な助言を与えますが,必ずしも『話の助言』用紙に大要が示されている進歩的な助言のプログラムに従って行なうとは限りません。むしろ,研究生が改善を必要とする分野に注意を向けます」。つまり,1983年中,学校の監督は,助言すべき点を決めるのに自分自身の洞察力を働かせるということです。
2 新しい研究生には励ましが必要でしょう。それゆえ,初めての割当てに関連してその人の払った努力に対してほめ言葉を述べることができます。新しい研究生の2回目の話以後,学校の監督は話の幾つかの良かった特質をほめてから,研究生の努力できる一つの点について助言を与えます。研究生が朗読を割り当てられている場合には,進歩的な「話の助言」用紙に従って助言する必要は必ずしもなく,むしろ声量や意味の強調,休止,または,朗読するよう割り当てられた聖句に説明の言葉が加えられる場合にはその述べた事柄の正確さといった点を扱うことでしょう。もっと経験を積んだ研究生の場合,話の中で示された際立った特質にほめ言葉を述べてから,学校の監督は,欠けていた,あるいはさらに注意の必要な一つの特質に注意を向けるかもしれません。そうした点がなければ,助言用紙の上で次に示されている特質に言及がなされ,学校の監督はその点がなぜ良かったかを示すでしょう。
3 学校の監督は,さらに進歩を遂げるために改善の,または努力の必要な点について観察や助言を述べる前に,ほめ言葉を述べたいと思うことでしょう。研究生の話が大変効果的であった場合には,助言者は話の二つの特質についてただほめ言葉を述べ,それらがなぜ良かったかを示します。
4 助言を与えるに際して,学校の監督は研究生が今必要としている点を念頭に置きます。最近の割当てのあと,用紙に「努」または「改」のどちらが記されているかに応じて,研究生は,ある特定の話の特質を培うために努力すべきなのか,それともその点をさらに改善することに努めるべきなのかが分かるでしょう。経験を積んだ研究生の場合には,最近の話のあと用紙の上で二つの点に関して「良」のしるしがついているなら,次の割当てを準備する際,助言用紙で「良」がまだ記されていない点を思いに留めたいと思うかもしれません。
5 この新しい取決めがわたしたちすべてにとってさらに大きな進歩を遂げる助けになり,わたしたちが真理を他の人々と分かち合う点で一層効果的になれるよう希望しています。―テモテ第一 4:15,16。