わたしたちの進歩を明らかにする
1 だれかが「ものみの塔」研究で初めて注解するのを耳にするとき,あるいはだれかが神権宣教学校で初めて話をするとき,あなたはどのように感じますか。その人の進歩を見て励まされるのではないでしょうか。あなたご自身の霊的な進歩についてはいかがですか。それはあなたにとって,また他の人々にとって明らかなものですか。あなたは,今日エホバの組織の成長と歩調を合わせていますか。わたしたちは,パウロが述べた人々のようになりたいとは思いません。『あなた方は,神の神聖な宣言の基礎的な事柄を,もう一度だれかに初めから教えてもらうことが必要です』。(ヘブライ 5:12)わたしたちはどのように『自分の進歩がすべての人に明らかになるように』することができるでしょうか。―テモテ第一 4:15。
教えと行状における進歩
2 パウロはテモテに「自分自身と自分の教えとに絶えず注意を払いなさい」と告げました。(テモテ第一 4:16)奉仕会は教える能力を改善する面でわたしたちを教え諭してきました。それは,家庭聖書研究で,再訪問をする際,そして家から家の宣教でどのように教えるかに関する「わたしたちの王国宣教」の記事を主に扱います。わたしたちはその助言を適用し,奉仕のすべての分野における技術を向上させていますか。―箴言 22:29。
3 神権宣教学校は,他の人々に良いたよりを伝えるようわたしたちを助ける優れた指示を与えます。あなたは,それを自分の霊的進歩を図るためのエホバの備えとみなしますか。神権宣教学校に参加することによりあなたは,宣べ伝える業における効果性を改善し,他の人の良い模範となれるでしょう。―「案内書」8,9ページ参照。
4 わたしたちの行状や語ること,また態度を神の言葉に合わせることによっても進歩を明らかにすることができます。この目標に向かってわたしたちは,会衆の書籍研究で再び「崇拝において結ばれる」の本を研究します。この出版物は,特に『円熟に向かって進む』ようわたしたちを助けるために備えられました。(ヘブライ 6:2)あなたは,徹底的に準備し,聖句を調べ,提供されている情報について黙想していますか。引照聖句について注解することを含め,会衆の書籍研究で定期的に注解することを是非目標にしてみてはいかがですか。毎週討議される助言を個人的に適用するよう努めてください。エホバの言葉があなたの中で働いていることをすべての人に明らかにしてください。―テサロニケ第一 2:13。
とらえようと努める
5 霊的な進歩は,奉仕の特権をとらえようと努めることによっても示せます。あなたはこれからの月々,補助開拓奉仕を行なえますか。増し加わる正規開拓者の隊伍に加わることができますか。必要のより大きな所で奉仕したり,宣教者の奉仕やベテル奉仕をとらえるよう努めることができますか。(「奉仕の務め」9章参照。)会衆内の兄弟たちは,奉仕の僕や長老の「りっぱな仕事」をとらえようと努めることによって進歩を示すことができます。(テモテ第一 3:1,13)このことにつき,会衆の長老たちや巡回監督と気がねなく話し合ってください。
6 わたしたちがとらえようと努めて,進歩を明らかにすることのできる事柄としてどのようなものがあるでしょうか。すべての人は,霊の実を一層表わすよう努めることができます。(ガラテア 5:22,23)また,集会に定期的に出席し,良いたよりの熱心な宣明者となり,会衆内の他の成員にとって助けまた励ましとなることを目指すのは大切です。あなたはこれらの分野で努力していますか。あなたは「自分の奉仕の務めを十分に果たし」ていますか。(テモテ第二 4:5)あなたは自分の神権的な割り当てを忠実に果たし,神の言葉を,また「奴隷」によって与えられる最新の霊的食物を勤勉に研究することにより,今の真理に遅れずに付いて行きますか。―マタイ 24:45-47。
7 新しい人たちがエホバの家の山に着実に流れて来ることは,わたしたちすべての側の霊的な成長を求めるものとなります。(イザヤ 2:2,3; 60:22)この体制の終わりは近づいています! 円熟した人が責任をとらえる必要は今までになく大きなものです! それゆえ,『これらのことをよく考えてください。それに打ち込んで,あなたの進歩がすべての人に明らかになるようにしてください』。―テモテ第一 4:13-15。