街路での証言に効果的に携わる
1 街路での奉仕をいつ,どこで行なうかについては,特定の決まりはありません。人々が街路にいて,かつ奉仕者の参加しやすい時間帯が最良の時と言えます。したがって,週末や夕方に限定する必要はなく,区域の特徴や奉仕者の事情を考慮した上で,週中にも,また早朝や昼休み,午後の早い時間など,最も効果的と思える時間帯を選んで,会衆として,あるいは個人的に行なえるでしょう。
2 人通りのある所ならどこでも行なえます。駅,バス停,公園,大学や商店街,およびその周辺,また立ち入りの許可されないマンションの近くなどに加え,ほかにも適当と思える場所があれば行なえるでしょう。適度に人通りがあり,歩道や道路が広く,通行の妨げにならない場所が効果的です。
効果的な行ない方
3 積極性が必要です。一か所にただ立っているのは効果的ではありません。こちらから近づく必要があります。一定の区画または街路を歩行者のようにゆっくり歩きながら,目の合った人に近づくのが効果的なことに気づいた人もいます。少し離れた所から目による接触を持ち,ほほえみながら近づき,「お急ぎのところちょっと失礼します」などと述べて簡潔な証言を行なえます。近づき過ぎてから突然声をかけるのは賢明でありません。
4 簡潔な提供が最も効果的です。あいさつの後,すぐに雑誌の特定の記事や表紙に注意を向ける簡潔な質問をするのが効果的であることを多くの経験は示しています。男性,女性,年配者,若者それぞれに合った質問や証言を前もって準備しておくのは大切です。
5 始めに無料のパンフレットやビラを手渡し,その後雑誌を提供する方法が効果的であることに気づいた奉仕者もいます。親子であずかるときには,お子さんにパンフレットを渡してもらい,その後親が内容を簡単に説明し,雑誌を提供できるかもしれません。子供が参加する場合,親か大人の奉仕者が一緒に行動するのは賢明です。そうすれば,子供だけで行なっているという印象を与えて批判を招くようなことを避けられるでしょう。
6 服装と身なりは大切です。街路での証言において第一印象は業の効果性に大きな影響を及ぼします。清潔できちんとした身なりをし,髪を整え,靴を磨いておくべきです。子供を伴う場合,親は子供の服装や態度が模範的であるよう注意を払う必要があります。
7 長老たちの率先と良い組織は,この業の成功に不可欠です。まず,長老と奉仕の僕がこの業に率先します。奉仕監督は,奉仕する場所や時間帯,また取り決めを最善のものとすることに深い関心を持ってください。一,二度試みて目に見える成果がないという理由で簡単にあきらめてはなりません。街路での証言を勤勉に行ない続け,経験を積むなら,やがてエホバ神の祝福という実を刈り取ることでしょう。―ガラテア 6:9。