ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • 宣 90/2 3–6ページ
  • 自分の奉仕の務めを十分に果たす

視聴できるビデオはありません。

申し訳ありません,ビデオをロード中にエラーが発生しました。

  • 自分の奉仕の務めを十分に果たす
  • わたしたちの王国宣教 1990
  • 副見出し
  • たゆまず祈りなさい
  • 耐え忍んで実を結び続けなさい
  • 緊急に必要とされる,学んだ事柄を適用すること
わたしたちの王国宣教 1990
宣 90/2 3–6ページ

自分の奉仕の務めを十分に果たす

1 1989奉仕年度の野外奉仕報告を顧みるとき,コリント第二 9章6節にある使徒パウロの言葉が浮かんできます。そこでパウロは,「惜しみなくまく者は豊かに刈り取る」と述べています。この原則は1世紀に真実であっただけでなく,この20世紀のエホバの民に関しても真実であることが立証されており,しかも1989奉仕年度については,これまでの他のどの年よりもそうであったと言えます。例えば1988奉仕年度にわたしたちは,バプテスマを受けた人の数がそれまでの13年間で最高であったことを喜びましたが,1989奉仕年度の数はそれをはるかに上回るもの,実際には前年の10.3%増加にあたる26万3,855人でした。

2 加えてわたしたちは,ハンガリーとポーランドのエホバの証人が法的に認められ,1990年の「年鑑」の野外奉仕の報告にそれら二つの国名が現われたのを知り,喜びました。このような傾向が続くよう祈りたいものです! 今年もわたしたちは,引き続きエホバの祝福を祈り求めるとともに,自分の奉仕の務めを十分に果たすよう目ざめていたいと思います。(テモテ第二 4:5)そのため,以下の三つの分野に思いを向けることができるでしょう。

たゆまず祈りなさい

3 イエスは,わたしたちが常に祈ることの必要性を強調なさいました。(ルカ 18:1)パウロも「絶えず祈りなさい」と勧めました。(テサロニケ第一 5:17)エホバの民は祈りの重要性を悟っていますが,わたしたちがたゆまず祈るべき緊急な理由があります。(ローマ 12:12)わたしたちはエホバと共に働いていますので,奉仕に出かける前に祈ることは大切です。また,王国を宣べ伝えて弟子を作る業においてなすべきことはまだ多く残されています。年々成長を遂げている羊の群れの世話には多くの責任が関係していますし,個々の伝道者や組織全体の様々な必要に注意を向けることも不可欠です。全世界的な畑のうち物事の進展を見ている部分に明るい見通しがありますが,だからこそコロサイ 4章2節にある,「たゆまず祈り,感謝をささげつつ祈りのうちに目ざめていなさい」という聖書的な勧告は,かつてなかったほど重要な意味を帯びるようになっていると言えます。

4 神の民は,現在享受している豊かな霊的備えや他の祝福に感謝しています。しかし将来に目を向けるとき,わたしたちは自分の奉仕の務めを十分に果たすため,祈りと神の導きの必要性に目ざめ続けていることが肝要です。(テモテ第二 4:5)王国の真理という種をまいて植えるに際し,膨大な数の文書が配布されてきました。(マタイ 13:3-8)聖書や聖書文書の需要は増し加わっています。また全世界の報告を見ると,再訪問や家庭聖書研究というかたちで,たくさんの水が注がれてきたことが分かります。ですから今わたしたちは,将来に目を向け,物事を成長させてくださるようエホバの祝福を求め,そのために祈るべきなのです。―コリント第一 3:6,7。

5 クリスチャンは世の一部ではありませんが,それでも世にいるゆえに,兄弟たちは特にこの終わりの日に試みや苦難に直面しています。ブルンジ,ガーナ,そしてアフリカの他の国々におけるように迫害や他の苦難を経験している人たちがいますし,レバノンやモザンビークのような,戦争に悩まされている土地で業を続けなければならない人たちもいます。さらに場所によっては,地球のあちこちで発生する何らかの災害に見舞われる兄弟たちもいます。わたしたちは,そのような場所にいる兄弟たちのために祈るべきです。(使徒 12:5,およびコリント第二 1:11と比較。)時には,業の禁令,兄弟たちへの迫害,あるいは王国の関心事に影響を及ぼす他の事柄について,高い地位にある役人たちに接触したり手紙を書いたりする必要があります。そして,そのような人たちがわたしたちに対して好意的な処置を取ることを求める祈りをささげることができます。―テモテ第一 2:1,2。

6 さらにもっと身近なところについてはどうでしょうか。祈るよう励ます必要があるほどの深刻な問題に夫婦が直面するかもしれず,長老たちはその夫婦と共に祈りをささげるかもしれません。(コリント第一 7:5。ペテロ第一 3:7)家族の頭は,自分の家の者を十分に治める上で祈りが不可欠であることを認識すべきです。(裁き人 13:8。フィリピ 4:6,7)若い人も年配の人も,学校や職場で,旅行をしているとき,あるいは他の様々な状況のもとで,圧力や誘惑また試練に直面します。わたしたちが邪悪な者から逃れ,この邪悪な世の霊に抵抗し,そして神の目に喜ばれる事柄を行なうためには,祈りが必要です。そうした場合には,いつでも祈るのは確かにふさわしいことです。―マタイ 6:13。エフェソス 6:13,18。ヨハネ第一 3:22。

7 エホバは祈りを聞かれる偉大な方です。(詩編 65:2)わたしたちはいつでも自分の思い煩いをエホバにゆだねる必要があります。また,王国の関心事すべてに対する,さらに兄弟たちの福祉に対する関心を祈りという手段によって示す機会があります。世界本部での仕事や全世界的な拡張計画について考えるときにも祈ることができます。霊的に弱い人たちを扱ったり会衆の問題を考慮したりする際,旅行する監督たちや会衆の長老たちはそのような事柄をエホバのみ前に提出すべきです。(テサロニケ第一 5:25。ヤコブ 5:14-16)そうです,わたしたちや兄弟たちが持つかもしれない思い煩いは何であれ,エホバのご意志に調和して求めるものは聞いてくださるとの十分な確信をもって,エホバにゆだねるべきです。―ペテロ第一 5:7。ヨハネ第一 5:14。

耐え忍んで実を結び続けなさい

8 昨奉仕年度中,圧力や禁令また他の制限のあった土地において,平均伝道者数の面で7.6%の増加が報告されました。それらのうちある場所では圧力が小さくなったものの,相変わらず難しい状況が続いている国々もあります。多くの問題が存在しているにもかかわらず,奉仕者たちは『耐え忍んで実を結び』続けています。つまり証言を行ない続けています。(ルカ 8:15)しかしながら他の土地では,王国を宣べ伝え続ける面で奉仕者たちは比較的に自由かもしれませんが,幾つかの別の問題があります。交通手段が十分でないことや物質的な必要物が乏しいこと,深刻な経済問題などです。それにもかかわらず,良いたよりを宣べ伝える業は休まず続けられています。この点は,そうした国々での会衆の伝道者の平均野外奉仕時間が月に14時間から17時間であるという事実を見れば明らかです。そのようなところで開拓者の隊伍に加わる人々は増加していますし,伝道者の増加は平均以上です。記念式の出席者の割合も高いものです。そのような土地においても,わたしたちの兄弟たちは『あらゆる良い業において実を結んでいます』。―コロサイ 1:10。

9 奉仕者たちが,これといった妨げもなく比較的自由に活動を続けることのできる場所を含め,他のすべての土地においても業は前進しています。ですから,1世紀同様,良いたよりは世界中で実を結んで増大しています。(コロサイ 1:5,6)とはいえ,特に物質的に豊かな国の人々の間には,冷淡さや無関心さが見られます。それで,そのような土地にいる奉仕者たちは,物質的な思いや関心事,快楽,レクリエーション,そして他の気を散らす事柄が神権的な活動に支障をきたすことのないよう警戒すべきです。中には霊的な事柄を当たり前のものとみなし,神への奉仕においてこれ以上精力的に努力しないという人たちがいるかもしれません。疲れ果ててしまう人たちもいるかもしれません。

10 制限のある国にいるとしても,比較的自由な状況の中で生活しているとしても,耐え忍ぶことは一つの要求と言えます。ある土地では,兄弟たちは幾十年にもわたって不利な状況下で奉仕し続けてきました。兄弟たちは耐え忍んできました。そのような忍耐は是認を受けた状態を生じさせますし,疲れ果てたりあきらめたりしなかったゆえに,兄弟たちは今豊かな祝福を刈り取っています。(ローマ 5:3-5。ガラテア 6:9)今奉仕年度中も,どんな困難に直面しようとも耐え忍ばなければなりません。冷淡さや無関心さ,また他の問題があっても証しは引き続きなされねばなりません。つまり,わたしたちは実を結び続けなければならないのです。そうすることにより,わたしたちすべては自らの忠誠を立証することができるでしょう。自分の側の忍耐により,わたしたちは自らの魂すなわち命を獲得するのです。―ルカ 21:19。

緊急に必要とされる,学んだ事柄を適用すること

11 キリスト教世界は霊的な飢きんに悩んでいますが,エホバの組織に乏しさは見られません。(詩編 23:1。イザヤ 65:13,14)時宜にかなった豊かな霊的備えはわたしたちにとって歓びのいわれとなっており,そのような『時に応じた食物』はエホバの食卓で絶え間なく備えられています。(マタイ 24:45-47。コリント第一 10:21)そしてエホバが備えてくださるものは,わたしたち個人や家族の生活に,会衆内で,そして組織全体に今適用できるものです。パウロはこう述べました。「兄弟たち,何であれ真実なこと,何であれまじめなこと,何であれ義にかなっていること,何であれ貞潔なこと……があれば,そうしたことを考え続けなさい。あなた方がわたしとの関係で学び,また受けたり聞いたり見たりした事柄は,これを実行しなさい。そうすれば,平和の神があなた方と共にいてくださるでしょう」。(フィリピ 4:8,9)「ものみの塔」研究や会衆の他の集会で,巡回監督の訪問の際,また巡回大会や地域大会で学んだ事柄は,真実なこと,義にかなったこと,まじめなこと,そして貞潔なことです。しかし,学んだ事柄を適用する勤勉な努力がなされないなら,ほとんどあるいは全く進歩することはできませんし,思いの平安や幸福に有害な影響が及ぶかもしれません。(ヤコブ 1:22-25)エホバがご自分の民に教えてくださる事柄を適用しない人や家族は,組織と歩調を合わせているとは言えません。試みの時期にそれらの人々は枯れてしまったり離れ去ってしまったりするかもしれませんし,聞いたことに普通以上の注意を払わないため,徐々に流されてしまう危険があります。―マタイ 13:6。ルカ 8:13。ヘブライ 2:1。

12 学んだ事柄を緊急に適用する点で,どんな人々に注意を向けるべきでしょうか。新しい人たちや弱い人たちはそうした励ましを必要としています。これには,記念式や地域大会に出席しているものの,組織と活発に交わるようになるため,学んだ事柄を適用するよう励ましを受ける必要のあるおびただしい数の人々が含まれます。不定期的な伝道者にも助けが差し伸べられなければなりません。その人々は,毎月野外の活動にあずかることにより,『常に賛美の犠牲を神にささげる』必要があることを悟るよう援助されるべきです。(ヘブライ 13:15)世の傾向や習慣にとらえられてしまい,個人的な導きが一層必要な若者のいる家族に注意を向けることにも努力を傾けるべきでしょう。長老たちは,エホバの精神の規整によって子供たちを育て上げる方法や自分の家の者たちをよく治める方法を示し,家族生活に関して神の言葉や組織から学んだ事柄を適用するよう励ますことにより,家族の頭を助ける努力を払うことができます。―エフェソス 6:4。テモテ第一 3:4,12。

13 エホバのご意志は今奉仕年度中も力強くなされてゆかねばなりません。そのためわたしたちには,自分の奉仕の務めを十分に果たすことが求められます。わたしたちひとりひとりが国際的な視野を持ち,世界中の兄弟たちの必要に注意を向け,そのために神の導きを祈り求めるのはよいことです。加えて,どのような状況のもとで奉仕しているにしても,王国についての証言をやめることがありませんように。どうぞ耐え忍び,実を結び続けてください。緊急感を抱いて学んだ事柄を適用し,そうするよう他の人々をも助けてください。そのようにしてわたしたちすべてが共に働くなら,すぐれた助言である1990年の聖句を思いに留め続けることができるでしょう。『勇気を持って,「エホバはわたしの助け主」と言いなさい』― ヘブライ 13:6。

    日本語出版物(1954-2025)
    ログアウト
    ログイン
    • 日本語
    • シェアする
    • 設定
    • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
    • 利用規約
    • プライバシーに関する方針
    • プライバシー設定
    • JW.ORG
    • ログイン
    シェアする