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  • わたしたちの王国宣教 1990
わたしたちの王国宣教 1990
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「崇拝」の本 ― 研究生に推論させるための備え

1 「崇拝」の本が1983年に発行されて以来,この本は献身した人たちがクリスチャンとして円熟する上で大きな助けとなってきました。同時にこの本は聖書の基本的な教理を学び終えた研究生が神のみ言葉の理解を深め,それをなお一層生活に適用し進歩するように助けるための非常に優れた資料となっています。

2 「崇拝」の本の特徴の一つは,研究生が欄外の質問に対して単に節の中から答えを述べるのではなく,直接神のみ言葉から物事を推論するように作られていることです。ほとんどの章の特定な節には,参照聖句の助けを得て答える小さな活字で印刷された付加的な質問が含まれているので,研究生は必然的に聖句を掘り下げて学ぶことになり,人格上の特質や行状および様々な物事の決定に神のみ言葉をどのように適用させることができるかを理解するよう助けられます。この方法で研究生は『固い食物によって知覚力を訓練』され,霊的な成長が大いに促進されることになります。―ヘブライ 5:12-14。

3 しかしながら,『永遠に生きる』の本から「崇拝」の本に研究資料が移ったとたん,急に内容が難しいと感じる研究生は少なくないようです。もちろんこの本の内容や特色からして,これはある程度やむを得ないことかもしれませんが,み言葉の教え手であるわたしたちは,物事を積極的に考えるべきでしょう。では「崇拝」の本に円滑に移行するため,『永遠に生きる』の本をどのように効果的に司会することができるでしょうか。

4 研究が進むにつれて,予習の質を向上するよう漸進的に教えることが必要です。研究生が単に欄外の質問に対する答えに線を引くだけでなく,資料の中にあるすべての聖句を調べ,それが特定の章や節の説明をどのように裏づけているかを注意深く考えるよう励ましてください。予習の際,大抵はノートや書籍の欄外に聖句の全文を書き写す必要はなく,聖句を見て考えるために多くの時間を用いることが大切です。このことは「崇拝」の本の研究のときに,大いに役立ちます。

5 また司会者は聖句を扱う際,単にその聖句が何と述べているかを話し合うだけでなく,聖句を分析し,強調すべき部分に注目させ例証したり適用したりするように教えることができます。例えばその聖句が原則を示すものであれば,「生活の中でこの原則を当てはめるどのような機会がありますか」と尋ねることができます。またその聖句が特定の人物や人々の行動に関するものであれば,「今日のわたしたちはこの人物の手本にどのように見倣うことができるでしょうか」,「この人物の失敗からどんな大切な教訓を学べると思いますか」などと質問できます。

6 そのほかにも,特定の聖句からエホバやイエス・キリストの持たれる優れた特質に注目したり,他の人を助けるためその聖句をどのように用いるかを尋ねたりすることもできます。時にはその聖句の前後の文脈を共に調べ,聖句そのものの意味を正しく把握するよう助ける必要があるかもしれません。このような司会は,「崇拝」の本に移行するための大変良い土台となります。

7 次に研究生の注解の仕方も,漸進的に教える必要があります。最初のうち研究生は本文の中から正しい答えを読むようにするかもしれません。しかし良い教え手は研究が進むにつれ,単に正解を述べるというよりも,自分の言葉で考えを言い表わし,細かな字句や言葉遣いにとらわれることなく伸び伸びと注解するよう研究生を助けます。そのためには時々「なぜそう思いますか」とか「この点をどのように説明できますか」などと尋ねる必要があるかもしれません。司会者が節の中の特定な表現や言葉遣いだけに注意を向けず,研究生との目の接触を保つなら,研究生は自分の注解に自信を持つようになるので,研究が進むにつれて表現力が培われ,「崇拝」の本への移行は一層容易になります。

8 それで「崇拝」の本を研究資料として用いる場合,司会者はこの本が推論するための非常に優れた手引き書であることを認識すべきです。推論とは,相手が持っている知識を用いて論理的に筋道を立てて考えるよう助け,ある種の結論に到達するように教えることです。それで付加的な質問の部分に引照されている聖句の全部を声を出して読む必要はありませんが,実際に聖書を開き,考慮している論題にどう当てはまるかを時間をかけて討議するようにしてください。しかし研究生の持つ知識や理解の範囲を超えた難しい質問をしたり,とても到達できそうもない結論を無理に引き出そうとしてはなりません。司会者の説明を少なくし,上手な推論方法を用い,研究生の考えや心からの注解を引き出すように司会してください。そうするなら,研究生は「崇拝」の本の研究を本当に楽しむようになるでしょう。

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