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  • わたしたちの王国宣教 1990
わたしたちの王国宣教 1990
宣 90/3 5–6ページ

新しい聖書研究の継続に努める

1 再訪問を重ね,新しい聖書研究が取り決まった時の喜びは,それを経験した人でなければ分かりません。研究が進むにつれ,羊のような心を持つ家の人が真理を悟り始め,次第に理解の目が開かれてゆくようになるのです。しかし,すべての研究がこのように順調にゆくわけではありません。中には,司会者にとってごくささいなことと思われる事柄や,幾つもの事柄が重なって,研究が中断してしまう場合が生じ得るのです。では研究を継続させることには何が関係しているのでしょうか。どうすればエホバがその成長を導いてくださるよう研究を継続して司会することができるでしょうか。

2 「見よ!」のブロシュアーを用いての研究が始まっても,時たつうちに研究生の関心が薄れてゆく場合があります。それは当初家の人が示した関心事が扱われないか無視されるために霊的な思いがそれほど育たず,家の人にとって研究が退屈になってしまうからです。この問題に対処するために多くの司会者は,研究資料と並行して,主婦であれば「家族生活」などの本を,男性であれば「創造」の本などを一定の期間学ぶようにして,研究生の関心を徐々に高めているようです。

3 聖書の知識が増えるにつれ,ある研究司会者は,「人生」の本の10章に注目させ,こうした家庭聖書研究にエホバ神が直接関与しておられること,つまり,誠実な態度で神の言葉聖書を研究するなら,神からの援助が漸進的に与えられてゆくということを気づかせるようにしてきました。そして,学んだ事柄を活用するなら,これまでの生き方と異なり,人生に真の目的を見いだすようになるということを話し合うのです。また,研究生に対してできるだけ他の出版物を通読してみるよう,そして真理の宝庫である聖書そのものを早目に入手し,個人的に読み続けてゆくよう励ますことができるでしょう。しかしながら,これまで宗教的な事柄を深く考える習慣を培ってこなかった人に,あまりにも早く多くのことを教えようとするなら,家の人は無理やりキリスト教に入信させられるのではないかと考え,研究の中止を申し出るようになるかもしれません。それで家の人の読解力や教育の背景,それに霊的な事柄に関する関心の程度などを十分に配慮し,道理にかなった仕方で援助を与えてゆかねばなりません。

4 もう一つの肝要な要素は,真の意味で研究生の友人となることです。それは単に報告できる“研究”としてではなく,弟子となる見込みのある人々として気遣うことを意味しています。(テサロニケ第一 2:8)家の人はこれまで家族に囲まれ,親しい友人との社交的な交わりを楽しんできたかもしれません。もし研究司会者が週に約1時間聖書研究を行なうために訪問するだけであれば,家の人の感情や心はどれほど満たされるでしょうか。それで,研究生がどうしているかを知るため週中に電話をかけるといった小さなことから,時には食事に招いたり,聖書研究や予習のための時間を見いだすために日常生活の様々な事柄を効率よく果たす方法を一緒に話し合ったりすることなど,機会をとらえて良い友となるよう誠実な努力を払う必要があります。

5 研究生が集会に出席するようになると,やがて多くの兄弟姉妹たちと知り合うようになります。この時期には人間関係に関するエホバの見方を少しずつ話し合うようにします。証人たちの優れた人格特性は生来のものというよりもむしろ,聖書からエホバの種々の特質について深く学び,エホバに倣うために日々誠実な努力を払ってきたことの結果であることを話すことができるでしょう。他の人の過ちを許すこと,不和や仲たがいが生じたときの対処の仕方,霊の実を身に着け新しい人格を築くことの大切さなどを聖書と出版物を用いて話し合うことができます。

6 また聖書の実際性については機会あるごとに具体的な例を挙げて討議してゆきます。聖書は単に人間の経験に基づくだけの道徳書でもなければ哲学書でもありません。神の霊感を受けて書かれた聖書は人の生活を益する方向に影響力を及ぼします。(テモテ第二 3:16,17)聖書を学び続けることにより,この困難な時期に生活の術に関する最善の導きが得られるだけでなく,家族生活を充実させ日々の生活に真の意義と満足を見いだせるようになることを確信させることも大切です。研究生がエホバの善良さを味わい知り,神のみ言葉のもたらす種々の益を実感してゆくよう教えることがどうしても必要となります。(詩編 34:8)そして,実生活に及んだ聖書の益を時々思い起こして話し合うのはいかがでしょうか。参考となる資料として「幸福」の本やその他の出版物から自由に取り上げることができるでしょう。

7 イエスはペテロに対し「わたしの子羊たちを養いなさい」と語られましたが,その命令は今日のわたしたちにも当てはまります。(ヨハネ 21:15)エホバは人々を貴重な財産のように見ておられ,そしてその霊的成長全体を見守っておられるわけですから,聖書研究を毎週司会し,わたしたちの分を誠実な態度で果たし続けてゆきましょう。

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