夏の時期,神権的に最善のものを得る
1 将来はそれに備える人のためにある,とよく言われます。達成感をもたらすような仕方で時間を用いたいと思うなら,あらかじめ計画を立てなければなりません。夏の時期には,普通,個人的な活動に充てられる一層多くの時間があります。わたしたちの時間を神権的に最善の仕方で用いるため,今からどのような計画を立てられるでしょうか。
2 3月30日の記念式には,関心を示した新しい人たちが非常に大勢出席しました。これらの人が霊的に進歩するかどうかは,わたしたちが与える援助に大きく依存しています。地域大会に出席することは,彼らにとって大きな祝福となるでしょう。そこから得られる数多くの霊的な益について話したり,旅行計画を共に立てたりして援助することができます。その際,もしかしたら自分の車や,空いている他の人の車に同乗するよう招いて,共に会場まで通えるかもしれません。
3 大会に出席する時には,非公式の証言を行なう増し加えられた機会が開かれます。出発前の準備として,最新の出版物を忘れずに鞄に入れてください。ガソリンスタンド,ホテル,レストランなどで働く従業員や,公共の乗り物に乗っている人々に証言することができます。このような方法により,胸の躍るような数多くの経験を楽しめるでしょう。
4 若い人々は,夏の時期と言えば夏休みを連想するに違いありません。確かに幾らかの健全なレクリエーションは益となりますが,この時期の自由な時間を,補助開拓奉仕など,証言活動に一層多くあずかるために用いることができますか。親の皆さんは子供たちが計画を立てるのを今から助けることができます。他の家族の子供たちと共に申し込んで,一緒に働くよう計画したいと思うかもしれません。補助開拓奉仕を行なえないとしても,とりわけ週中の奉仕に参加して,より多くのことを行なうよう努力できるでしょう。
5 世俗の仕事の休みを取ってどこかに出かける人もいることでしょう。旅行先の会衆の集会に出席し共に奉仕するなら,互いに励まし合う良い機会となります。また,会衆で未割り当て区域の奉仕を計画しているなら,そうした取り決めを積極的に支持し,王国の音信をほとんど耳にしたことのない人々に証言する喜びを味わえるでしょう。
6 最近高校を卒業した若者たちの中には,開拓奉仕のため様々な準備を行なっている人々もいるに違いありません。では,この夏の時期に補助開拓奉仕に携わり,再訪問の数を増し加えたり研究を取り決めたりして,教える業において経験を積むことによりさらに実際的な備えをするのはいかがですか。それによって開拓奉仕を始めることは一層容易になるでしょう。事情が許すなら,新奉仕年度の始まる9月から正規開拓奉仕を始めるよう計画できるかもしれません。
7 ですから賢く行動し,『自分のために,よい時を買い取る』ようにしましょう。(エフェソス 5:15,16)エホバへの奉仕に打ち込むことができるような計画を立てるなら,自分自身と他の人々に永続する益がもたらされるのです。―テモテ第一 4:15,16。