興味を起こさせる紹介の言葉を考え出す
1 「ものみの塔」誌も「目ざめよ！」誌も，読む人の思いと心に真理の種をまくのに役立ちます。ですからわたしたちは，人々がこれらの雑誌の中にある霊的な宝石から益を得られるよう，人々の家で雑誌を配布する効果的な方法を工夫したいと思います。
2 どうすれば家の人の興味を引いて，雑誌を受け取って読みたいと思わせることができるでしょうか。ほとんどの場合，それは紹介の仕方にかかっています。効果的な紹介の言葉を準備するための優れた提案が，「論じる」の本の9-15ページに載せられています。
3 10月1日号の「ものみの塔」誌を提供する場合，「論じる」の本の11ページに載せられている「最新の出来事」の見出しの3番目の提案を用いてみたいと思うかもしれません。
自己紹介の後，このように言えます:
■ 「もし選ぶことができるとしたら，今世界が直面しているいろいろな問題のうち，最初にどの問題を正してほしいと思いますか」。家の人の答えに耳を傾け，関心を抱いている事柄を知るようにします。それから次のように言葉を続けることができるでしょう。「そうした問題の解決策として聖書が述べている事柄を考えてみてください。[イザヤ 9章6，7節を読む。] それで，人類の問題すべてを本当に解決できるのはメシアであるイエス･キリストの公正な支配だけです」。それから8ページを開き，「メシア ― 真の希望？」と題する記事の最後の三つの段落に注意を引きます。
4 「ものみの塔」1992年10月1日号の提供で用いることのできる他の紹介の言葉が，「論じる」の本の11，12ページの「仕事/住宅」の見出しのもとに二つあります。その考えや質問を自分の言葉で言い換えることもできますし，「論じる」の本の言葉をそのまま用いることもできるでしょう。家の人の答えを聞いた後，4ページの副見出し「解決策はないのか」の最初の段落に記されている興味深い意見について伝えます。それから，イザヤ 65章21節から23節を読み，メシアの支配がもたらす祝福を指摘します。
5 「目ざめよ！」1992年10月8日号の「あなたも消極的な感情を克服できます」を用いる場合，「論じる」の本12ページの「生活/幸福」の見出しのもとにある3番目の紹介の言葉を使ってみたいと思われるかもしれません。詩編 1編1，2節と結びつけた後，「目ざめよ！」誌のふさわしい点に注意を向けることができるでしょう。
6 多分，自分の宗教に関する出版物を持っていると言う人に会うこともあるでしょう。わたしたちにも自分たちだけが用いている（「王国宣教」のような）出版物がありますが，これらの雑誌はエホバの証人ではない何百万もの人々に読まれている，と説明できます。雑誌経路を取り決める前に，純粋な関心を抱いているかどうかを確かめましょう。少ししか関心が示されないなら，パンフレットを渡すだけにとどめておくことができるでしょう。
7 パウロはコリント第一 3章6節で，「わたしは植え，アポロは水を注ぎました。しかし，神がそれをずっと成長させてくださったのです」と述べました。関心を持つ人々の心の中で，エホバが真理の種を成長させてくださるよう願うのなら，興味を起こさせる紹介の言葉を使って効果的にこれらの種をまくよう注意を払うべきです。