新しいブロシュアーを効果的に用いる
1 最近の地域大会で,わたしたちは「愛する家族を亡くしたとき」という新しいブロシュアーを受け取ることができました。このブロシュアーは,あらゆる立場の人に訴えるはずです。愛する人を亡くして悲嘆に暮れたことのある人はたいへん多いからです。目を引く写真やさし絵があるので,配布は容易でしょう。29ページの,ラザロが死からよみがえる印象的な絵からは,「死による惨害をぬぐい去ろうとする[イエスの]強い願い」が伝わってきます。次のページのさし絵は,新しい世における復活の喜ばしい場面を描いたものです。これは悲嘆に暮れる人にとって本当に心温まるものとなるはずです。
2 このブロシュアーは,家族を亡くした人を慰める点で計り知れない助けとなります。話し合いによる討議ができるように書かれており,際立った点を示す質問は,各ページの下ではなく,各部分の終わりの囲みの中にあります。これら「考察すべき点」は,研究生に最も役立つと思う仕方で自由に用いることができます。
3 訪問を行なう時は,ブロシュアーに出ている討議できる点をよく選びましょう。2ページの目次を見せて,どの点に興味があるかを尋ねるのがよいと思うかもしれません。一人一人の必要を察知してください。気持ちを言い表わすよう勧め,ブロシュアーが慰めを与えていることを示してください。各部分には,希望の根拠となる聖句がふんだんに用いられています。
4 5ページの「真の希望がある」という副見出しは,死んだ人たちのための聖書に基づく慰めとなる希望を際立たせています。この箇所は,26ページから31ページの「死んだ人たちのための確かな希望」の部分の話し合いに対する意欲を高めるはずです。27ページの囲み記事は,「慰めとなる聖句」をさらに挙げています。悲嘆に暮れている家の人は,エホバが確かに「すべての慰めの神」であることをすぐに理解するでしょう。―コリント第二 1:3-7。
5 挿入部分は,愛する人の死に対する様々に異なる反応を巧みな仕方で取り上げており,悲しみに対処する方法と,他の人がどのように助けになれるかを示しています。25ページの「死に関して子供たちを助ける」という題の囲み記事は,この問題に対処しなければならない親にとって真の助けとなるでしょう。
6 予備のブロシュアーを用意し,非公式の証言に用いてください。区域内の地元の葬儀場を訪問し,遺族を慰めるためにこのブロシュアーを幾らか手元に置いておく意思があるかどうかを確かめたいと思われるでしょう。あるいは,墓地に来ている悲嘆している人に巧みに近づくこともできるかもしれません。
7 わたしたちは,エホバが「うちひしがれた者を慰めてくださる」神であることを歓んでいます。(コリント第二 7:6)『これら嘆き悲しむ者を慰める』業の一端を担うのは特権です。―イザヤ 61:2。