質問箱
■ 会衆の書籍研究や「ものみの塔」研究で,節の朗読にだれを用いることができますか。
「王国宣教」1977年11月号と1980年8月号は,朗読者として資格があるのはだれかという点について注解しています。バプテスマを受けた兄弟たちがいれば,兄弟たちが用いられます。朗読者は,会衆内の長老,奉仕の僕,またバプテスマを受けた他の兄弟たちのうち,有能な人を選ぶべきです。割り当てられる人たちは,適切に意味を強調し,抑揚をつけながら,流ちょうに読めなければなりません。熱意を込め,「神権宣教学校案内書」の6章に略述されている,話に必要な特質を表わすべきです。(ネヘミヤ 8:8と比較。)また,行状が模範的でなければなりません。
書籍研究は会衆の他の集会よりも規模が小さいため,朗読者になれる資格あるバプテスマを受けた兄弟がいるとは限らないでしょう。そのような場合,研究の司会者は節の朗読を自分で行なうこともできますし,朗読の上手な資格あるバプテスマを受けた姉妹に援助を求めることもできます。姉妹が朗読する場合,頭の覆いを付ける必要はないでしょう。教え手の資格で仕えているわけではないからです。もちろん,覆いを付けるほうが落ち着くのであれば,そうしても差し支えありません。
「ものみの塔」研究の場合は,朗読者になれる資格ある兄弟たちが得られるに違いありません。「ものみの塔」研究の司会者は,十分に前もって朗読者の予定を立て,掲示板に掲げるべきです。「ものみの塔」研究の朗読の割り当てを受ける人々を選ぶのは,長老団全体の責任です。もし,ある兄弟の朗読があまり上手でないなら,「ものみの塔」研究の司会者は,親切な諭しと援助を率先して与えなければなりません。朗読者のリストは,朗読の質を確実に高いレベルに保つため,必要に応じていつでも改めることができます。もし,ある兄弟がリストから外されるなら,その理由と,再び資格にかなうためにどんな特質を改善する必要があるかを本人に知らせるべきです。
小人数の群れのために会衆の書籍研究で朗読を行なうにせよ,会衆全体のために「ものみの塔」研究で朗読を行なうにせよ,割り当てられる人は自分の特権を真剣に受け止めるべきです。(テモテ第一 4:13)「真実の正確な言葉」が正しく伝わるよう,確信をもって語り,上手に朗読しなければなりません。―伝道の書 12:10。