「信仰は聞く事柄から生じる」
1 「永遠の命のために正しく整えられた」人を見いだしたなら,その人の,聞いた事柄に対する信仰を強める必要があります。(使徒 13:48。ローマ 10:17)そのためには,雑誌を受け取った人を再訪問して,最新号を紹介し,話を続けなければなりません。しかし,「永遠の命に導く知識」の本で研究を始めるという目標を念頭に置いてください。
2 「とこしえの王を賛美しなさい!」という記事から話をした人を再訪問するときには,こう切り出せるかもしれません:
■ 「この間お話ししたときは,全能の神の存在を証明するはっきりした証拠を幾つか考えましたね。でも,神がいると信じているだけでは十分ではありません。神についてもっとよく知る必要があります。__さんは,神が名前を持っておられることをご存じでしたか。多くの人は,単に『主』とか『神』とか呼びますが,だれを指すのかはっきりしません。それに,神はわたしたちが神の名を知ることを望んでおられます。[詩編 83:18を読む。] この本の中で説明されているように,聖書は,エホバ神についてもっと多くのことを教えています」。「知識」の本の29ページの挿絵を見せて,説明文を読んでください。第3章の最初の三つの節を討議することができたなら,もう研究が始まったようなものです。
3 「世の宗教が終わりを迎えるのはなぜか」という記事を共に考慮した人には,再訪問のときにこのように話せるでしょう:
■ 「記事をお読みになって,宗教がすべて同じとは言えないことがお分かりいただけたかもしれません。真の宗教もあれば,偽りの宗教もあります。そこで当然,神はどんな人の崇拝を受け入れるか,という疑問が生じます。イエスはその疑問にお答えになりました。その答えが,この本の中ではっきり説明されています」。「知識」の本の5章を開き,4節を,ヨハネ 4章23,24節も含めて読みます。それから,「無料の家庭聖書研究を行ないたいと思われませんか」と尋ねてください。行ないたいということであれば,1章を開いて研究を始めます。
4 「目ざめよ!」4月22日号に関心を示した人には,「知識」の本で研究を始めるため,再訪問でこのように話せるかもしれません:
■ 「この間は,戦争のない世界がやがて訪れるという見込みについてお話ししましたが,実際にどんな世界になるのか,想像しにくいかもしれません。これは,その様子を絵にしたものです。[「知識」の本の188,189ページの挿絵を見せる。] このようなところで暮らせたらいいと思われませんか。[4,5ページを開いて挿絵を見せ,囲みを読む。] この本の表題は,聖書の次の言葉と似ています。[ヨハネ 17:3を読む。] 命に導くその知識を見いだすために,__さんと一緒にこの本を活用する方法をぜひご覧にいれたいと思います」。1章の最初の部分を分かりやすく話し合い,研究を始めてください。
5 最初の訪問の際に忙しいと言っていた人には,このように話せるかもしれません:
■ 「先日お伺いしたとき,『ものみの塔』誌と『目ざめよ!』誌を受け取ってくださいましたね。あの雑誌を読むと,聖書と,聖書の道徳上の指針に対する敬意が深まります。わたしは,だれにとっても神の言葉を理解することは欠かせないと考えています。それで,その点で役立つものをご紹介したいと思って伺いました」。「知識」の本を見せて,3ページの目次を開きます。いちばん興味深いと思うのはどの章かを尋ね,その部分を開いて研究を始めます。
6 もしわたしたちが,永遠の命に至る『信仰への戸口を人々に開く』ことができるなら,それはわたしたちにとって大きな喜びとなるでしょう。―使徒 14:27。ヨハネ 17:3。