「必要の大きな所での一時的な奉仕」に参加する
1 「必要の大きな所での一時的な奉仕」に参加し,豊かな祝福を味わったことがありますか。日本では過去1年間,1,008のグループが,あまり奉仕されていない区域で働き,238の会衆を助けました。努力のかいがあったでしょうか。
2 大阪から和歌山に出かけた兄弟は,手紙でこう書いています。「まだ宣べ伝える業は続けなければならないこと,開かれる一つ一つの機会を大切にすべきことなど,多くの事柄を学びました。大きな霊的財産になると思います」。愛知県の二人の姉妹は,広大な面積を持つ人口1,800人の村で奉仕しました。支部にこう報告しています。「期間を延長した1か月間は再訪問に重点を置きました。最終的に会衆に区域をお返しした時に49件の再訪問を依頼できました。正直なところ,聖書を用いて証言することがこれほど達成感のある楽しい奉仕だとは思いませんでした」。
3 かなりの距離を旅行した奉仕者もいます。広島県の姉妹たちは沖縄県の離島で奉仕しました。精力的に奉仕しましたが,なかなか聖書研究を取り決めることはできませんでした。しかし,島を離れる最後の日の午前中,一人の男性に証言しました。この男性は15年前に聖書を学んだことがありましたが,この訪問がきっかけで再び関心を持ち,地元の奉仕者との研究が取り決まりました。今では集会や大会にも出席しています。
4 米国からもよい報告が届いています。カリフォルニアからユタに行った兄弟は,手紙でこう書いています。「あまり奉仕されていない区域に奉仕者たちを連れて行くことについて最初に聞いた時,ちゅうちょしました。でも,その割り当てを受け入れることにしました。後悔などしませんでした。それどころか,人生が変わりました。この旅行に参加できた特権について,毎日エホバに感謝しています」。フロリダからテネシーに出かけた兄弟は,「これまで20年真理にいた中で最も忘れがたい経験でした」と言いました。コネティカットからウェスト・バージニアに行った十代の若者は,「これまでで一番いい経験でした」と言いました。
5 必要の大きな所でごく短い期間奉仕しただけで,宣教奉仕に対する認識が深まったという点に,多くの奉仕者は同意しています。また,この割り当てを通して,国内の別の場所に移動する際の「費用を計算」するのに役立つ有益な情報を得た人も少なくありません。(ルカ 14:28)事情が許すなら,この奉仕を申し込んでみるのはいかがですか。エホバが天の水門を開き,豊かな祝福を与えてくださることを実感できるでしょう。―マラ 3:10。