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わたしたちの王国宣教 2011
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■ 葬式に関連して日本のクリスチャンはどんなことに注意するべきですか。

日本において葬式はたいてい仏式で行なわれます。それは普通,先祖崇拝を特色としており,霊魂不滅や輪廻など,いずれも聖書の教えに反する信条に基づく儀式や慣行が伴います。(申 14:1。伝 9:5,10)クリスチャンは,そうした異教の慣習がクリスチャンの葬式に入り込むことを願いません。また,信者でない人の葬式に行くことにした場合でも,そのような儀式や慣行に加わりたいとは思いません。―「仏式の葬儀に関係する慣行や用語」を参照。

クリスチャンは,仏式の葬式において,異教の慣行に自ら直接加わらなければ,何かの係になったり,プログラムの一部に参加したりすることができますか。例えば,ある兄弟は異教の慣行の含まれる葬式で話すように求められるかもしれません。あるいは,遺族を代表して仏式の葬儀を執り行なう「喪主」になることや,葬式において,香典(香の代金)を受け取ったりする受付係を頼まれるかもしれません。クリスチャンは偽りの宗教とは一切かかわりを持たないので,そのようなことは避けるでしょう。さらに,葬式が「無宗教葬」や「家族葬」などと呼ばれていても,多くの場合,偽りの崇拝の要素が含まれていることを覚えておくのはよいことです。―コリ一 10:21。コリ二 6:14,15。啓 18:4。

クリスチャンの葬式に仏教の慣習が入り込まないようにするために,葬儀社や他の関係者と綿密に話し合うことは大切です。例えば,葬儀社は,遺族のためと思って,故人の霊に花を供えること(供花や献花)や,仏式の手順に従った火葬を手配するかもしれません。それで,あなたが葬式の手配をする場合には,こちらの希望を具体的に伝え,何を行ない何を行なわないかをはっきり知ってもらうことが大切です。(箴 15:22)また,戸惑わせないために,信者でない人には事前に葬式の流れを説明し,遺体を拝むことや供物など偽りの宗教の慣習を避けてもらいたい旨を丁寧に伝えることができます。a

葬式の時は感情的になりやすいものです。葬式の準備をしているクリスチャンに対して,信者でない遺族から,地域社会のしきたりに沿った“まともな葬式”を執り行なうために仏教の慣習を取り入れるように圧力がかけられるかもしれません。しかし,この種の問題は,クリスチャンが自分の葬式や埋葬をどのように行なってほしいかを事前に書面にして,信者でない家族にも話しておくことによって軽減できるでしょう。b

仏教の葬式に,単に列席することはどうでしょうか。状況によっては,どうしてもその場に身を置かざるを得ないと考えるクリスチャンもいるかもしれません。その場合でも,列席を決める前に,関係するすべての要素を注意深く考慮するべきです。(「ものみの塔」2002年5月15日号28ページ)もし列席することにしたなら,そこでなされる偽りの崇拝行為には一切かかわらないために注意深く行動する必要があるでしょう。

わたしたちは,クリスチャンとしての行動ゆえに世で目立つ存在となります。とはいえ,それは,自分を神の僕としてエホバのみ前に際立たせているのであり,神はそのことを誇りに思ってくださいます。(箴 27:11)葬式に関連して,エホバの是認を失うことになるいかなる慣行にもかかわらないようぜひ注意深くありましょう。

[脚注]

a 詳しくは「ものみの塔」2009年2月15日号30-31ページ,「ものみの塔」1998年1月15日号19-22ページ,「目ざめよ!」1992年7月22日号5-6ページを参照。

b 「ものみの塔」1980年6月15日号7ページを参照。

[5ページの囲み記事]

仏式の葬儀に関係する慣行や用語

■ 通夜: 通夜に集まった遺族や友人が,死者にまだ意識があるかのように振る舞うことがあります。一般的に,僧侶が経を読み上げ,弔問者が順番に呼ばれ,一人ずつ進み出て焼香します。

■ 葬儀: 仏式の葬儀は,死者を仏の世界に送り出すために行なうとされます。そのために,死者には仏の弟子としての名,つまり戒名(宗派によって「法名」,「法号」)が与えられ,僧侶が読経し,参列者は焼香します。

■ 法事: これについての説明は宗派によって異なりますが,「日本宗教事典」(弘文堂発行)は,「現在では……仏事と同じ意味に理解され,祖先や縁者の年忌に際し冥福を祈り,その追善のために仏を供養し,僧に施し,誦経・念仏・法話などの会座を開くこと」と説明しています。

■ 末期の水(死水): 儀式として死亡直後の死者の口に捧げる水のことを指します。死者の魂を現世にとどめ置くための呪術的儀礼と考えられています。

■ 湯灌と経帷子: 遺体を棺に納める前に,定められた手順に従って湯水で洗うないしは拭く儀式を湯灌と言います。その後,死者に経帷子と呼ばれる白い着物を着せます。これらは,死者の霊を来世に安らかに送るために必要なこととされており,クリスチャンには受け入れられない儀礼です。とはいえ,愛する故人の尊厳が失われないようにするため,遺体をきれいにしてふさわしい衣服を着せるのは不適切なことではありません。

■ 守り刀: 遺体の胸の上に,または遺体を寝かせた布団の上に守り刀(刃物)を置く風習は,魔よけと考えられています。

■ 燭台と香炉: 燭台に置かれたろうそくの光は仏の光明を,香炉の線香の煙は仏の食物を表わす,と言われています。遺族は,ろうそくの火と線香の煙を絶やさないように夜通し交替で見守ります。

■ 供花: 祭壇の周囲に置かれる花を供花と言い,これは死者の霊を弔うためのものです。当然ながら,棺の置かれている部屋や棺の中を花で飾り,場に明るさを添えるのは間違ったことではありません。c

■ くぎ打ち: これは,丸い石で棺の蓋にくぎを打ち込むことです。丸い石には超自然的また呪術的な力が宿ると考えられています。

■ 箸渡し: 火葬後,二人が一組になって遺骨を箸で拾い,骨壷に入れることを言います。この慣行には,死者の霊をこの世からあの世へ安らかに橋渡しするという考えがあるようです。

[脚注]

c 花の用い方に関するクリスチャンの見方については,「ものみの塔」1991年10月15日号30-31ページを参照。

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