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  • 鑑15 130ページ–138ページ 1節
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  • さらに多くの奉仕者が必要
  • 2015 エホバの証人の年鑑
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  • 遠隔地に良いたよりを伝える
  • さらに大勢の宣教者,そして新しい支部
  • 「マケドニアへ渡って来(る)」
2015 エホバの証人の年鑑
鑑15 130ページ–138ページ 1節
133ページの図版

ドミニカ共和国

さらに多くの奉仕者が必要

遠隔地に良いたよりを伝える

さらに大勢の宣教者が遣わされました。ピート・パスカル,エイモス・パーカーとバーバラ・パーカー,ボリビアで奉仕していたリチャード・スタッダードとベルバ・スタッダード,またコロンビアで奉仕していたジェシー・キャントウェルとリン・キャントウェルなどです。それらの宣教者たちによって,急速に拡大する宣べ伝える業がさらに推し進められました。聖書の教育活動は1973年までには,都市部で盛んに行なわれていました。しかし,農村部にはまだ王国の良いたよりは伝えられていませんでした。それで,農村部に住む人たちの霊的必要を世話するための取り決めが設けられました。田舎の地域で2か月間働く奉仕者が募られたのです。19人の正規開拓者が応じました。1973年12月から1977年1月まで,宣べ伝える業がほとんどあるいは全く行なわれていない地域に大勢の開拓者が割り当てられました。

「聖書の出版物をニワトリや卵や果物と交換しました」

この特別な奉仕に参加した一人の開拓者は,こう言います。「聖書の音信を紹介し人々に文書を配布するのに1日を費やし,二日目は関心を示した人々に再訪問をするのに用いました。田舎の人たちはほとんどお金を持っていませんので,聖書の出版物をニワトリや卵や果物と交換しました。エホバに感謝すべきことに,私たちは空腹を感じたことは一度もありませんでした」。聖書が読まれるのを耳にすることは多くの人にとって生まれて初めてのことでした。宗教指導者たちが,エホバは悪魔であると人々に告げていたこともありました。それで次の詩編 83編18節といった聖句を読んだ時に人々はどんなにか驚いたことでしょう。「その名をエホバというあなたが,ただあなただけが全地を治める至高者……です」。幾つかの場所では関心があまりにも大きかったので,公開集会が組織されました。

さらに大勢の宣教者,そして新しい支部

1979年9月,宣教者に任命されたアベゲイル・ペレスとジョージナ・ペレスが到着し,巡回奉仕に割り当てられました。1987年には,宣べ伝える業を強化するために,ギレアデ卒業生のトム・ディーンとシャーリー・ディーンが遣わされました。また,プエルトリコから移動して来た特別全時間奉仕者たちによっても大きな益が及びます。さらに1988年8月に,宣教者のライナー・トンプソンとジーン・トンプソンがドミニカ共和国に任命されます。兄弟姉妹にとっては5か所目の割り当てでした。

1989年,平均伝道者数は1万1081人に増加し,さらに増加が見込まれました。2万494件の聖書研究が報告されたのです。こうした増加によって難しい問題も持ち上がりました。それまで支部の建物はその目的に十分かなっていましたが,1980年代後半になると,あまりにも手狭になりました。「過密状態だったため,支部の外に宿舎や倉庫を見つける必要が生じました」とトンプソン兄弟は述べています。

兄弟はこう続けます。「新しい支部に適した土地を見つけるのは大変でした。すると,わたしたちが土地を探していることを知ったある実業家から連絡が入りました。その人が言うには,エホバの証人だけに一等地を売りたいということでした。その人は昔,縫製業を手広く営んでいたのですが,秘書と従業員の幾人かがエホバの証人だったようです。幾年もの間,エホバの証人の際立った正直さと敬意のこもった行状を目にし,とても感銘を受けたそうです。エホバの証人を高く評価していたその実業家は,破格の値で土地を売ってくれました」。その土地は1988年12月に購入され,その後,隣接する3つの土地も取得されました。支部と隣接する大会ホールを合わせると,9ヘクタールほどの広さになります。

国内外から来た大勢の兄弟姉妹が新しい支部と大会ホールの建設を手伝いました。支部施設が献堂されたのは1996年11月です。統治体の成員ケアリー・バーバー,セオドア・ジャラズ,ゲリト・レッシュが献堂式のプログラムを扱いました。翌日,特別な集まりが国内最大級の2つのスタジアムで開かれ,その後1万人を超える人たちが新しい支部施設を見学しました。

「マケドニアへ渡って来(る)」

ドミニカ共和国のエホバの民の歴史は,必要の大きな場所で奉仕するためにこの国に移動して来た大勢の兄弟姉妹なしには語れません。聖書研究をたくさん司会できる霊的に肥沃な畑に関する報告を読んで,励まされた大勢の兄弟姉妹たちが,1980年代後半から,いわば「マケドニアへ渡って来(た)」のです。(使徒 16:9)その人たちが,ドミニカにおける収穫の業で経験している喜びを他の兄弟たちに語り,こうして,1990年代にはさらに大勢の人たちが移動して来るようになったのです。

例えば,デンマーク出身のステバン・ナアエーヤとミリアム・ナアエーヤは,2001年からドミニカ共和国で奉仕しています。ミリアムはそれ以前にも姉と共に1年半ここで奉仕していました。ナアエーヤ兄弟姉妹は,なぜ異なる文化や言語の国に移り住んだのでしょうか。姉妹はこう語ります。「わたしたち夫婦は共に,霊的に強い家庭で育ちました。両親は若いとき特別開拓者でした。子どもが生まれた後は正規開拓者として奉仕していました。わたしたちはいつも両親から,全時間奉仕をしてエホバにすべてをささげるようにと励まされていました」。

ナアエーヤ兄弟姉妹は2006年から特別開拓者として奉仕し,真理を学ぶよう大勢の人を援助してきました。兄弟はこう語ります。「数え切れないほど多くの祝福を受けています。どんな困難や健康上の問題があっても,受けてきた素晴らしい祝福や,エホバを知って愛するよう誠実な人たちを援助する時の喜びに比べれば,それは取るに足りません。愛情深い友人も大勢できました。ドミニカ共和国で奉仕して,謙遜さや辛抱強さを学びましたし,簡素な生活によって,エホバへの信仰と信頼が強まりました」。

134ページの図版

この国で20年余り奉仕してきたジェニファー・ジョイは,手話の区域で働いている

この国で奉仕している大勢の外国人の姉妹の中に,ジェニファー・ジョイがいます。姉妹は1992年に,長年宣教者として奉仕していた伯母のイーデス・ホワイトに会うため,ドミニカを訪れ,宣教で良い成果を得ました。また,必要の大きな所で奉仕する海外からの姉妹たちにも会いました。ジェニファーはこう言います。「わたしは内気で,あまり自信もありませんでしたが,『姉妹たちにできるなら,わたしにもできるかもしれない』と思いました」。

姉妹は最初,1年間滞在する予定でしたが,1年また1年と滞在を延ばし,今では20年余りドミニカで奉仕しています。エホバの崇拝者になるよう,多くの研究生を援助してきました。また,手話の分野での発展に貢献したり,言語クラスのカリキュラムの準備に携わったりする喜びも得ました。

「エホバはこれまでずっとわたしを世話してくださったのですから,次の年は世話してくださらないのではないか,と心配する必要はありません」

ジェニファーはどのように自活しているのでしょうか。「毎年,数か月カナダに帰って仕事をします。これまで色々な仕事をしました。写真の現像や撮影,家の塗装,事務所の清掃,車のヘッドライトの組み立て,カーペットの製造などです。また,ツアーガイド,旅行代理店の社員,英語の教師,通訳としても働きました」と言います。姉妹は自分の状況を荒野での古代イスラエル人の状況に例え,こう言います。「イスラエル人はエホバの口から出るすべての言葉によって生きました。そのみ言葉は,彼らを顧みると約束しています。そしてエホバはそのとおりのことをされました。イスラエル人は毎日食物を得,服やサンダルはすり切れませんでした。(申 8:3,4)エホバはわたしたちのことも世話してくださると約束しています。(マタ 6:33)エホバはこれまでずっとわたしを世話してくださったのですから,次の年は世話してくださらないのではないか,と心配する必要はありません」。

これまで,自己犠牲の精神を持つ1000人以上の福音宣明者たちがオーストリア,スウェーデン,スペイン,台湾,日本,プエルトリコ,米国,ポーランド,ロシアといった様々な国から移動して来ました。それら必要の大きな所で奉仕する30もの異なる国籍の兄弟姉妹は,アメリカ手話,イタリア語,英語,スペイン語,中国語,ハイチ・クレオール語,ロシア語の会衆と交わっています。兄弟姉妹は,使徒ペテロが述べた次のような精神を示しています。「ご覧ください,わたしたちはすべてのものを後にして,あなたに従ってきました」。―マル 10:28。

収穫は大きい。―マタ 9:37

ドミニカ共和国の様々な言語グループの援助を要請する呼びかけに,30の異なる国々から来たおよそ1000人の奉仕者がこたえ応じました。あなたもこれらの区域の一つで奉仕できますか。

136ページの図表
137ページのグラフ
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