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目ざめよ! 1970
目70 5/8 12–16ページ

問題の答えを見いだしたヒッピー

ヒッピーの動向がどうであろうと,幾つかの事柄が明らかになっています。つまり,ヒッピーを生み出したむずかしい問題は解消されていません。それどころか悪化しています。また,ヒッピーは自らのうちに真の希望も幸福ももたらしてはいません。

しかし,純粋の平和と幸福また隣人愛が切望されていることも否定できません。正直な心の持ち主が,より良い世界を望むのは当然のことであり,またそれは必要です。

どんな解決策がありますか。現在の邪悪な体制の改革を試みるべきですか。政治や経済に関係する伝統的な宗教制度を通して,『より良い世界を造る』よう努力すべきですか。

それを崇高な目標と見る人もいるでしょう。しかしその種の努力が功を奏し得ないことは確かです。この世の生んだ“最もそう明な”人間が幾世紀もの間,そうした努力を試みてきたことを忘れてはなりません。人間におおよそ考えつくことは,すべて試みられました。世界中に見られる悲惨な状態は,それらの試みが失敗したことをあらわに物語っています。そうした考えはみな今や,人間が積み重ねてきた壮大な失敗の山の一部となっているのです。

答えを差し伸べる体制

しかしながら,あらゆる人種また国籍の人々に純粋の平和を今もたらしている統治体制が存在しているのです。その下では偏見と憎しみに代わって平等と愛があります。あらゆる階層の人々がその体制の感化を受け,兄弟姉妹として,むつまじく生活しているのです。

この新しい体制は,この世界の偽善や偽わりとなんのかかわりも持っていません。その体制下に導かれている人々は,物質主義にとらわれることがありません。しかも自らと自分の家族の者に必要物を十分に備えて生活しています。またその体制の下では,家族のきずなが断たれるどころか,愛と相互の尊敬の念をもって家族のきずなを強める方法が教えられています。

そのうえ,この驚くべき政府には,不正なものすべてを一掃する力と権限また決意があるのです。平和・公正・兄弟愛がゆきわたる,まったく新しい秩序が到来するのは確かです。その新秩序の下では極端な貧富の相違はなくなります。病気や死もぬぐい去られ,人間がそのために苦しむことは二度とありません。そして地は文字どおり,すべての人の喜ぶ楽園となるでしょう。

「しかしそうした統治体制は可能だろうか」と尋ねる人もいるでしょう。それは可能であるばかりか,人が認めようと認めまいと,すでに運営されているのです! その統治下にはいった人々は,今日の人類を苦しめている数多くの問題に対する正しい答えを学んでいます。多数のヒッピーも含め何百万もの人々が今やそうした答えを学んでいるのです。

答えを見いだすヒッピーの少女

ヒッピーに心酔したある少女は,現代のやっかいな問題の答えを見いだしたいきさつを次のように書いています。

「ある日,エホバの証人のひとりが尋ねてきて,聖書の手引きを何冊か置いてゆきました。彼女は再び尋ねる取り決めを設けましたが,わたしは聖書に全然興味をもっていませんでした。わたしの考えでは,彼女の信仰も,大学で調べたいろいろな宗教と大差なく,やはり人間の作り上げた単なる伝統にすぎないと思いました。

「ところが,とても信じられないことですが,その証人はわたしの質問の一つ一つに聖書そのものから答えを示したのです。でも,わたしは聖書を信じられないと告げたところ,彼女は聖書が真実であることの理由を示し,近年の考古学上の発見,ノアと大洪水の記述の正しさを確証する事柄,現代に関する預言,またイエスの誕生とその生涯に関する預言,および,そうした預言のすべてが成就したことについて説明してくれました。

「ある晩,わたしは“導師”と呼ばれる仲間の人と,ブラック・モスレムの一友人を,そうした話し合いに呼んで,彼女をためしてみましたが,彼女は終始一貫誠実そのもので,その信仰は動揺しませんでした。彼女はわたしの知っている多くの人々と違って,いかさま師ではなかったのです。このことは彼女ばかりでなく,後に会ったエホバの証人にも当てはまりました。彼女がわたしたちに深い愛をいだいていることは目に見えていました。自然の情愛を失ったわたしたちの仲間のあいだでは,ほんとうにそのようなことはめったにありませんでした。彼女はわたしの友人のだれかを批判したり,さげすんだりして,偏見を示すことが少しもなかったので,エホバの証人は偏見をいだいていないことがはっきりわかりました。

「このすべてにわたしの好奇心は強められ,友人に嘲笑されたり,親族に非難されたりした時でも,聖書の研究を続けることができました。しかし,聖書が述べるとおり,『その果によりて彼らを知る』ことができます。エホバの証人は自らの説くことを確かに実践していました。そのような人はほかにいません。わたしが交わっていた“フラワー・チャイルド”も例外ではありませんでした。

「数か月聖書を研究したのち,わたしはヒッピーの生活から足を洗いました。問題の答えをまじめに求めるヒッピーがいるにしても,そうした答えは彼らのうちにないことを知ったからです。わたしは今新たな人生を進んでいますが,こうした変化が可能だとは夢にも考えたことがありませんでした。

「研究を始めた時以来,あることばをいつも心にとめてきました。それは聖書のヨハネ伝 8章32節の次のことばです。『汝ら……真理を知らん,しかして真理は汝らに自由を得さすべし』」。

答えを見いだすヒッピーの夫婦

ある夫婦はカリフォルニアで何年もヒッピーとして暮らしていました。麻薬の一種メサドリンに“おぼれて”いたその夫は語ります。

「わたしたちはより良いものを見つけました。ある晩,ある夫婦が尋ねてきました。それはエホバの証人でした。彼らの話に,しだいに納得できるようになりました。どの[伝統的な]教会にもある程度は首をつっ込んでみましたが,どれも浅薄なものでした。

「聖書はあらゆる質問に答えてくれます。今や聖書はわたしにとって意義のあるものとなり,わたしは毎日多くのことを学んでいます。……聖書は,地上の人間の生活の目的を明らかにしています」。

この夫婦は,真理を求めるその勉強でよく進歩し続け,前述の少女と同様,見いだした答えの正しさを確信し,今では他の人々がそうした答えを学ぶのを助けています。

答えとはならぬ自殺

アメリカの西部の行楽地で生活していたあるヒッピーの夫婦がエホバの証人の訪問を受けました。その証人のひとりはこう書いています。

「ここは観光地なので,多数のヒッピーがいます。冬は特にそうです。これまでにかなりの数のヒッピーが,聖書の説く真の平和に関心を持つようになりました。その中にはある夫婦がいました。

「その夫婦は絶望に陥っていました。しかししばらく話し合ったのち,その夫婦は同様の他のヒッピーにも見られるように,世の中の状態がなぜこうなのかを知ろうとして真剣に考えていることがわかりました。

「聖書の答えを知らなかったふたりは,LSDやマリファナその他の麻薬にふけり,また問題の答えを“霊応盤”にも求めていました。ところが霊応盤はふたりに自殺を勧めたのです!

「ふたりは,混乱したこの世でそれ以上生きたいとは思わなかったので,自殺をすることにしました。死にたくはなかったのですが,それ以外に道はないと考えたのです。大びんのアスピリンをのむことに決めたふたりは,それを半分に分けてのみ,床に横たわって死を待ちました。

「しかし致死量をのまなかったため,翌朝目ざめたふたりは,ひどい苦しみに襲われ,耳は聞こえませんでした。そのあまりの苦しさに,ふたりは二度と試みる気持ちになれませんでした。この時,『神がおられるかもしれない』と考えて,祈りをささげることにしたその妻は,自分たちが悩んでいる多くの問題に対する答えを教えていただきたいと神に祈りました。

「その夫婦がエホバの証人の訪問を受けたのはその翌日でした。ふたりは直ちに聖書の真理を取り入れ,ほとんど毎晩聖書を研究しました。その後,生活を完全に改めたふたりは,ある大会でバプテスマを受けました」。

“連鎖反応”

オハイオ州に住むもうひとりのヒッピーの青年が,エホバの証人の開いたある大会に出席しました。この青年のことを知っているある人はこう述べました。

「彼は現代社会に反抗する生き方に心酔しており,“ヒッピー”であることが一目でわかりました。この青年は大会に出席したのち直ちに聖書研究を始め,その町のエホバの証人の御国会館の集会に出席しはじめました。

「やがて彼はひげをそり,髪を切り,虫よけの中から背広を取り出したのです。そのころまでには,聖書が信頼できる本であること,また,聖書の真理を教えられる人がいるとすれば,それはエホバの証人にほかならないことを深く確信していました。

「その間にいわば連鎖反応が生じて,仲間の若者たちとの八つの聖書研究が新しく行なわれるようになりました。最初の青年にどうしてそのような大変化が生じたのかを知ろうとして,もうひとりの青年が大会に出席しました。この若者も髪を肩までたらし,ひげを伸びほうだいにし,ヒッピー独特の身なりをしていました。

「彼は大会で接した人々の態度と,見聞きした事柄に感銘を受け,直ちにエホバの証人と聖書研究を行ない,その町の会衆の集会全部に出席しはじめました。青年はまた,キリスト教世界に見られる多くのことは,キリスト教のものではないことを知りました。

「聖書の教えの明確さに心を打たれた彼は,2か月のうちに,ひげをそり,髪を切り,ふさわしい衣服を着るようになり,また彼の働きを通して,四つの聖書研究が若者たちと行なわれています」。

これらの経験は例外的なものではなく,同様な経験は幾つも寄せられています。もちろん,この「目ざめよ!」誌では特にヒッピーの問題を取り上げていますから,かつてヒッピーだった人々の経験を幾つか紹介しました。

しかしあらゆる階層・人種・国籍の人々が聖書の述べる約束を学び,問題の答えを得ているのです。彼らはまた,現代の人々の生活にこれほど大きな良い影響を与え,かつ,まもなく全地にまったく新しい秩序を招来するその新しい政府について学んでいるのです。

神のみことばである聖書はその政府について述べていますが,それこそイエス・キリストがご自身の追随者に次のように祈るよう命じられた政府なのです。「御国のきたらんことを。みこころの天のごとく,地にもおこなはれんことを」。(マタイ 6:10)神の御国は,天に建てられる真の政府です。そして,聖書預言の成就に見られるすべての証拠からすれば,その政府はすでに運営されており,その注意をこの地に向けているのです。

悪を滅ぼす御国

神はご自分の天の政府を用いて,この邪悪な事物の体制の改宗を図ろうとしてはおられません。それとは逆に聖書はこう予告しています。「この王たちの日に天の神ひとつの国を建たまはん これはいつまでも滅ぶることなからん この国はほかの民に帰せず かへってこのもろもろの国を打破りてこれを滅せん これは立ちて永遠にいたらん」― ダニエル 2:44。

この壊滅的な一撃で二つの主要な事柄が成し遂げられるでしょう。つまり,よこしまな者や事物は全地から一掃され,神の目に正しい事を行なう正直な心の持ち主は守られて生き残るのです。聖書はこう述べています。「そは義人は地にながらへをり 完全者は地にとどまらん されど悪者は地よりほろぼされ もとる者は地よりぬきさらるべし」― 箴言 2:21,22。ゼパニヤ 2:3もごらんください。

その時,存在する唯一の政府は神の御国です。その政府は全地を完全に管理するでしょう。そして新しい秩序の到来とともに,次の偉大な預言が成就を見るようになるでしょう。「[神は]人の目からすべての涙をぬぐい去られる。もはや死はなく,悲しみも,叫びも,苦痛もない。以前のものは過ぎ去った」― 黙示 21:4,新。

今進行中の大々的な教育計画

地上におられた時,イエス・キリストは全地に及ぶ伝道活動に関する次の預言を話されました。「御国のこの良いたよりは,すべての国の民への証として,人の住む全地に宣べ伝えられるであろう。それから終わりが来るのである」― マタイ 24:14,新。

このことと一致して,世界中で幾十万もの人々が神の御国について今学んでいます。そして彼らはその要求に合わせて自分たちの生活を調整し御国の忠節な民となっています。エホバの証人は203の国や島々の100万以上の家庭で関心のある人々と毎週聖書研究を行なっているのです。―イザヤ 2:2-4。マタイ 6:33。

聖書研究のこの計画は大々的な規模をもち,毎年急速に増大しています。これはこの種の計画では人類史上まさに最大のものです。それにしてもこのことは予測されていたのです。終わりが来る前に,神の御国に関する良いたよりが全地に宣べ伝えられねばならないとイエスは言われませんでしたか。

エホバの証人は,聖書を理解するように他の人を助ける点でたいへん有用な手引きを持っていますが,その一つに,「とこしえの命に導く真理」と題する192ページの本があります。幾十もの言語で出版されたこの本はすでに,聖書研究の手引きとしては史上他に例を見ないほど最も広く頒布されています。事実,西洋の“ベストセラー”に関するある報告によれば,この本はこれまでの頒布期間からすれば,なんと史上“ベストセラー”の一位とされています。わずか1年半余のうちに2,300万部も発行されたのです。

これに加えて,エホバの証人は他の文書のほかに昨年だけでも,ものみの塔協会の雑誌を3億2,500万部余も印刷しました。そのうち,「ものみの塔」誌は72か国語で,また「目ざめよ!」誌は26か国語で出版されており,これらの雑誌はいずれも神の御国に人々の注意を向けさせています。その印刷部数は前年より実に5,000万部も増加しました。

この大々的な聖書教育の仕事は,人々にどんな影響をもたらしてきましたか。昨年だけで12万人もの人々が,神のお目的を他の人に教えるわざに携わりました。これら新しい人々は,すでに聖書を教えるわざを行なっている125万余のエホバの証人に加わったのです。聖書を教える者がこの驚異的な増加を示している時も時,牧師の辞職また神学校入学者の漸減のため,キリスト教世界の僧職者は減少の一途をたどっているのです。

今日の人類の直面している数多くの問題に対する神の驚くべき解決策をご存じですか。真の平和と幸福,また楽園の地における完全な健康と,とこしえの命を,あなたは心から願い求めておられますか。そうでしたら,聖書の述べる数々の約束をどうぞ学んでください。

エホバの証人は喜んで時間をさき,あなたの聖書から正しい答えを得る方法を無償で教えることができます。そして,神がいま行なっておられる事柄および将来行なおうとされている事柄に関する知識をあなたとわかち合うために,およそ6か月間,毎週1時間ほどお宅を訪問できるのです。この雑誌の発行者に手紙を書くか,お近くの御国会館でエホバの証人と連絡を取っていただくかすれば,資格のある聖書の教え手がお宅に伺えるでしょう。

そうすれば,全世界で急速に増加してゆく,時代の急を悟った人々の中にあなたも加われるでしょう。その時あなたは聖書の述べる次のことばの真意を十分に理解できるでしょう。「世と世の慾とは過ぎゆく,されど神のみこころをおこなふ者は永遠にとどまるなり」― ヨハネ第一 2:17。

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