パイナップルとココナツ
◆ パイナップルとココナツの名前はどこからきたのだろう。ウィルフレッド・フンクの著わした「語源とそのロマンチックな物語」という題の本はこう答えている。
「熱帯の果物であるパイナップルは英国にはかなりおくれてやってきた。パイナップルという名前は『松[パイン]の木の丸い果実[アップル]』という意味にすぎない。パイナップルは松かさにとてもよく似ているからである。ココナツには…ちょっとばかりほほえましいところがある。底にある三つの穴を見ると,それらの穴は人間の顔のように見えるのがわかるだろう。スペイン語とポルトガル語では,ココという語はしかめつらとか,ゆがめ顔の意味である。それでココナツとは,実際にはおかしな顔のナッツというところだ」。