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目ざめよ! 1971
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人間の耳がひだ状にうねっているのはなぜか

人間の聴覚の研究者は,かつて,外耳は頭部の単なるひだ状の飾りであり,どちらかといえば,あまり効率のよくないらっぱ状の器官の働きをする以外なんら役にたたないものと考えていた。ところが,アメリカのマサチューセッツ州ケンブリッジにある合同研究会社のドワイト・バットウー博士は,人間の外耳がひだ状になっているのは非常に有用な役目を果たすものであることを発見した。外耳の曲がりくねった起伏部のすべては,音の来る方向および発信源までのだいたいの距離をさえ判断するのに役だっている。どのようにして,そうした働きをするかについて現在考えられていることを次に紹介しよう。

耳の入り組んだみぞ,あるいはうず巻状の部位,つまりひだは,耳に達するどんな音にもかすかながら反響,もしくは共鳴音を加える。このようにして加えられるかすかな共鳴音は,音の発信源の方向によって変化する。たとえば,頭上から音が聞こえる場合,耳のひだによってできる弱い共鳴音は,耳に達する音が下から,あるいは背後から来る場合と異なる。

さて,このかすかな共鳴音は元の音よりもほんの少し遅れて耳にはいる。すると,脳の聴覚をつかさどる部位はその元の音とそれに少しおくれて続く共鳴音を分析する。そうした分析により,音の来る方向がただちにわかるのである。以上の事柄すべてはきわめて迅速になされるため,人間はそれを自覚することさえない。さらに,音が右の方から来ると,右の耳は左の耳よりもわずかに早くそれを聞き取り,左の方から音が来れば,その逆になる。こうしたことも音の発信源の方向を知る働きに寄与している。

したがって,目を閉じていても,音が背後から来たのか,右からか,左からか,それとも頭上から来たのかがわかる。確かに耳のひだは聴覚に方向感覚を付与するものとなり,それが生活の喜びを増すのである。そうした感覚のおかげで,木の枝にとまっている鳥の快いさえずりや,虫を捜すキツツキのたてる音を耳にする場合,どちらを見ればよいかがわかる。さらに,ステレオから流れる音楽を楽しめるのである。一方のスピーカーからはバイオリンの繊細な音を聞き,他方のスピーカーからはトランペットのはなやかな調べを聞いて楽しめるからだ。

確かに,人間の耳がひだ状にうねっているのは生活の喜びを増すためである。だれがこうした耳を作ったのだろうか。聖書の箴言 20章12節は,『聞くところの耳と見るところの目とはともにエホバの造り給えるものなり』と述べている。このすばらしい賜物にたいして,エホバに感謝と,賛美をささげようではないか。

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