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目ざめよ! 1972
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この時代の圧力は誇張されていますか

この時代の圧力は誇張されていますか。「そのとおりです」とある人たちは言います。犯罪や戦争また貧困や生活状態に対する不満はある程度いつの時代にもあったと彼らは言います。

その人たちはさらにこう尋ねます。大都市においてさえ,だれかが殺されたり,強姦されたりする数学的確率は,何千人にひとりにすぎないのではないか。麻薬中毒者は依然として人口のごく一部にかぎられてはいないか。現在多くの国が繁栄し,勤労者が以前より多くの物資を所有していることは否定できないのではないかと。

また,戦争で打ちひしがれている国もあるにはあるが,たいていの国は平和ではないだろうか。それに,汚染にかんする種々の恐ろしい警告が出されているにもかかわらず,人々は『ハエのようにバタバタ死んでゆく』こともなく,依然として生き続けているではないか。『かりに水銀で汚染されたメカジキが食べられなくても,ほかにいくらでも食べるものはあるではないか』と彼らは言います。

みなもっともなことです。

しかしいくつかの重要な要素が見すごされています。それはなんでしょうか。

こうした多くの問題のうちのどれか一つから直接影響を受ける人や,明らかな害を受ける人は少数かもしれませんが,それでも,わたしたち全部がなんらかの方法で影響を受けている事実は変らないのです。

そして,直接影響を受けたり,害されたりする見込みは,日増しに大きくなっているのです。

なぜ圧力を感じるか

危険が身近な,あるいは明らかなものでなくても,その有害な圧力は感じられます。だれもが犯罪の多い地域に住んでいるわけではありません。たぶんあなたは,襲われる危険もなく夜家の外を歩くことができるでしょう。しかしそのような犯罪が年ごとにふえていることを知っているだけでも,夜間の外出は不安になってきます。

さらに,犯罪による莫大な被害と,犯罪との戦いに要する費用(アメリカでは年間約18兆5,000億円)は,物価の上昇や増税という形で,必ず一般市民の肩にかかってきます。実際に,だれであってもどこに住んでいても,それを完全に免れ得る人はひとりもいません。

麻薬中毒は,人間社会のますます多くの階層に着実に広がっています。“強い麻薬”の常用者はまだ比較的に少数とはいえ,世界人口の大半が“麻薬に方向づけられた文化”を発達させているのが実情です。幾百万もの男女は,精神を鎮めたり,また刺激したりするために,精神安定剤<トランキライザー>,睡眠薬,精力回復剤,そのほかいわゆる「安全」な薬品を求めるようになっています。圧力が増大すればするほど,そうしたものの乱用やより強力な薬品への誘惑が大きくなります。

ホワイトカラーと筋肉労働者の心配

あなたの仕事は給料の高いよい仕事かもしれず,あなたが勤めている会社は堅実で,びくともしないように見えるかもしれません。ところが,そうした地位に恵まれている人々のなかに,不安を感じ心配する人がふえているのです。なぜでしょうか。

熟練した専門技術者の場合を考えてみましょう。「ツデーズ・ヘルス」(アメリカ医学協会発行)は最近「ホワイトカラーの暗黒時代」という記事を載せましたが,それによると,アメリカにおける「専門技術者の失業率は1969年以来27%増加し,約121万3,000人のホワイトカラーが新しい失業者数に含まれていて」,多くが現在,社会保障の適用を受けているということです。

失業していない人々はどうでしょうか。大会社でさえ,不意に経営困難に陥ったり,倒産したりするのを知っているので,やはり不安を感じています。

実際に,重役などのような高給の仕事にもそれなりの問題があるものです。この階層の人々は高血圧になる傾向が他よりも強いと言われています。そして現在の医学によると,軽い高血圧でも心臓発作や脳卒中を誘発しうるということです。

労働というはかりのもう一つの側はどうですか。事態はもっと明るいものでしょうか。

ニューズウィーク誌(1971年5月17日)は「ブルーカラーブルース」という見出しでこう述べています。「今日のアメリカの労働者は,全体として,以前よりも短い時間で,より多くの実質賃金(購買力の面で)をかせいでいるが,明らかに不幸だ」。なぜでしょうか。

その理由としては,工場の仕事の非常に多くが「ひどくたいくつなこと」,近代の工場は「金メッキを施した岩塩坑」のようなものだから,そこで働く労働者は,「自分の仕事や,一家の働き手としての父親の役割に対する誇りを失う」などがあげられています。また経営者は,機械を操作する人間よりも機械のほうにより多くの関心を持っている,という感情もあります。

産業連関の専門家ウィリアム・カープ氏によると,平均的労働者の間には,「口には出さないが,生活費をかせぎ続けられるだろうかという不安が」あるとのことです。この不安はおもに,オートメ化によって機械が次第に人間から仕事を取り上げていくところに原因があります。

他の繁栄している国々でも事態は同じです。1971年6月13日のA・P電報によると,東京のある有名病院の精神科の部長は,日本人のサラリーマンの約3分の1が神経症の第1期にあると見ています。

戦争,汚染,都市の退廃など圧力をもたらす他の問題の場合も,事態は大体同様です。身近な危険がなくても,そうした事態が解決されているという,あるいは少しでも改善されているというきざしがほとんど見られないという事実 ― このことこそ失意を生ぜしめ,将来を魅力のないもの,明るい希望のないもののように見せているのです。

あらゆる国の富んだ人や貧しい人,また周囲のすべての人々が圧力を感じている以上,わたしたちはどこに解放を求めたらよいでしょうか。現在多くの人は,どこに心を向けるようになっていますか。

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