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目ざめよ! 1972
目72 5/22 30–31ページ

世界展望

「輸血なしでも手術」

◆ 3月28日付の朝日新聞はこのような見出しを掲げ,慶応大学医学部で「ほとんどの手術を輸血せずに行なえる手術方式」が開発されたことを伝えた。その方式によれば,人間の血液全体の30%の出血量を“出血許容量”とし,これをもとに特別な計算式で出した血漿増量剤が出血量の1.2倍以上,乳酸化リンゲル液が1時間ごとに体重1㌔当り5㍉㍑手術中だけ補給されて,体内の循環血液量の減少は10%にとどめられる。過去2年間に行なわれた1,000例の手術では,ほとんどが大手術であったにもかかわらず,その63%にこの方式が適用され,「好成績だった」。

宇宙の往復便

◆ アメリカのニクソン大統領は最近,地上と地球の回りの軌道を往復する宇宙船の開発を承認した。その宇宙船はロケットと同じように離陸して地球の軌道にはいり,人工衛星を打ち上げることができる。それからジェット機のように地球に戻る。計画によると,その宇宙船は100回ぐらい再利用される。これを使えば人工術星打ち上げの費用を1キロにつき48万円から7万円に引き下げられると唱えられている。

初の原子力工場

◆ 最近ソ連で,初の大型商業用高速増殖型原子炉の建設が完成した。この原子炉はカスピ海のほとりのシェフチェンコという砂漠の町に設置され,それが発電する35万㌔㍗の電力は,1日に約114億㍑の海水をま水に変える装置に用いられるほか,商業的にも使われる。

廃物利用の紙

◆ アメリカのある製紙会社は最近,廃物を再生した繊維で印刷用の満足できる紙を作ることに成功した。そのような繊維の30%ないし55%は3種類の品質の印刷用の紙を作るのに使用される。同社のあるスポークスマンによれば,それら再生繊維の使用は「製紙技術上可能であり,適当な条件下では経済的にも採算が合う」という。

教会批判

◆ 英国グラスゴーの新聞マーキュリー・アンド・アドバタイザーは社説で,非クリスチャン的な活動に対してスコットランド教会指導者たちを手厳しく批判した。同社説は教会のことを“カーク”と呼んで次のように述べた。「近年,目立つのは,生活のほとんどあらゆる領域において,カークが真の問題を避けることである。…きわめて皮肉なことに,カークの福祉委員会は未婚の女性に経口避妊薬を許可することに賛成投票し,かくして大規模なしろうとの売春を促進した。…カーク最大の不幸は,ほとんど信仰がなく,確信もない人々,つまりそうすることを一種の職業と考え,それをかくれみのに自分自身の特定の見解を宣伝する人々がカークの様々な階級に浸透したことであるとわれわれは信じる。…英国教会会議の会員のある人々のごとく,彼らはキリスト不在のキリスト教を伝道し,時には現代の流行を追うために聖書を退ける。

石油を食べる微生物

◆ 石油を食べつくすある種の微生物を研究している科学者たちがいる。アメリカでは近年,もれた石油のために沿岸一帯が荒されているが,それらの微生物がその対策に有効な手段となることが期待されている。微生物は酵素を使って石油から栄養物を取り,石油を無害な物質に変える。石油でべっとりした場所に十分の微生物を置くと,それらの微生物は30分で石油を小滴に変えることができる。

腐食性の雨

◆ 大気汚染の激化に伴い,雨や雪の酸度が急激に高くなっている。スウェーデンではそうした酸度が1956年当時の200倍に上がった。それは英国やドイツからの大気汚染によるものとされている。アメリカ北東部では,雨雪中の酸度は予想されていたよりもはるかに高かった。そうした酸度は人間の健康に危険であるとは考えられていないが,人間の建造物や設備を腐食することがある。スウェーデンでは,建造物の腐食によるそうした損害は,同国の国民総生産の1%に上る。

精神分裂病の治療

◆ 最近,アメリカ,ニューヨーク州のロングアイランド病院は変わった治療方法を確立して,精神分裂病患者の治療費を90%引き下げることができた。その治療方法は,生化学的,栄養学的および心理学的技術を結合したもので,炭水化物の低い食事とともに,ナイアシンとビタミンCが大量に投与される。この治療方法は非常に成功したため,患者が病院を尋ねる平均回数は1年間に150回から15回に減った。

血液の売買

◆ ナショナル・オブザーバーの第1面に掲げられる主要記事は,“殺人血液”の販売で商業的な血液銀行を告発し,それらの血液銀行は1㍑約2,000円から3,300円で,社会の低い階層の供血者から血液を買い,それを病院へ1㍑2万6,000円から3万3,000円で売ると非難した。さらに,その記事は,「ある企業筋によれば,病院は血液の処理その他の経費を支払っても100%の純益を得ている」と述べている。血液は囚人から買われたり,一部は貧しい国々から輸入されている。ハイチの貧しい人々は1㍑900円ぐらいで血漿を売っており,毎月5,000㍑から6,000㍑の血液がハイチからアメリカへ輸出されている。商業的な血液銀行からの血液は,毎年少なくとも3,500人のアメリカ人を殺し,その他5万人に害をもたらす血清肝炎の主要な原因の一つであることが証明されている。ある筋によれば,医師たちはそうした患者の報告をしないことが多いから,実際の率はそれよりも2倍から10倍高いと思われる。

岩塩坑でぜんそくの治療

◆ ポーランド政府は最近,地下210㍍にある,岩塩坑の5階に珍しいサナトリウムを設けている。医師たちには理由がわからないのだが,坑内の塩分を含む空気がぜんそく患者にきくことは明らかである。その空気は肺に対して再生作用を持っているらしい。この地下のサナトリウムはポーランドのクラクフの南西約16㌔の地点にある。

韓国の血清肝炎

◆ チョン・フワングク博士によれば,韓国の一病院で輸血を受けた患者の40%は血液を通して血清肝炎に感染した。これは肝臓の伝染病の世界最高率であると同博は語った。彼の発見に関して,1972年1月14日付のコリーア・ヘラルド紙は次のように報じている。「報告がさらに明らかにしたところによれば,肝臓疾患は一びんの血液が輸血された患者の15%にまた10びん以上の血液をからだに入れた患者の80%に起きた」。

気候の変化は健康に影響

◆ 年配の人や心臓に疾患のある人は,飛行機で北から南へあるいはその逆に飛ぶ場合のように気候が急激に変化する時は注意する必要がある。気温のそうした急激な変化は心臓発作をもたらすことがある,と医学研究者らは唱えている。フィンランドのE・ストニエミ博士によれば,「平均温度から,寒いあるいは暑い状態への偏差は」,心臓発作のために「入院する人の数を増加させる」。ハート・ジャーナル誌の提携者G・E・バーチ博士は,「気候は医学研究上重要だが忘れられた分野である」と述べ,さらに,「風土に慣れるには最低1週間から2週間はかかる」と語った。

インド人の自殺

◆ 今年の1月3日付のタイムス・オブ・インディア紙によれば,1969年中にインドで2万1,000人を上回る男女が自殺した。これは公式の警察の統計による数字であるが,同紙は,「いなかでの自殺は他の事件と同様めったに警察に知らされないから,この数字は疑わしい。自殺者の実際の数は少なくとも3倍は多いはずである」と述べている。同紙によると自殺の理由の一つは,「しゅうとめの虐待」である。3,000人を越す若い女性の自殺のうち,7件に1件はその理由によるものといわれている。

ヨーロッパの鉄道

◆ ヨーロッパ諸国では鉄道は今だに重要な交通手段である。フランスでは,都市を結ぶ迅速な汽車は,1年間に国内航空が処理できるよりもはるかに多い,8,000万人を越す乗客を運搬する。480㌔までの距離だったら鉄道はかなり安くつく。ヨーロッパのほとんどすべての国は新しい設備を設けて列車サービスの改善を図っている。ドイツには,33都市に向け2時間に1本の割合で快適な列車が運行されるという都市間の鉄道組織がある。ヨーロッパの3か国では,時速505キロの列車が試行されている。

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