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  • ポルトガルにおける教会の危機
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目ざめよ! 1973
目73 10/8 29–31ページ

世界展望

国際色豊かなエホバの証人の大会

◆ 去る6月20日から7月1日にかけて,エホバの証人の「神の勝利」国際大会がアメリカの8都市で開催された。「神の勝利 ― 苦悩する人類にそれが意味するもの」と題する重要な講演を聞いた人はそれら8か所の大会で合計21万6,117人に達した。大会は引き続き8月に至るまでアメリカ,カナダ,ヨーロッパ,そしてアジアの各地で行なわれた。その後は太平洋の多くの島々,アフリカ,中東,そして南米の各地で開催される。それぞれの大会の基調講演の中で,講演者は聴衆に力強く語りかけ,「イエス・キリストの真の弟子は,イエス・キリストがしたと同じように世の憎しみに立ち向かい,それに耐えねばならない。それゆえ,弟子が真の意味で弟子としての立場に留まるためには,世に対して勝利を得なければならない」ことを思い起こさせた。

橋の記念祭

◆ ブルックリン・ブリッジの開通90周年を祝う歴史的な記念祭が今年5月ニューヨーク市民の手で行なわれ,パレードや,夜の花火大会を含むいろいろな催しが行なわれた。中には,イースト・リバーに浮かぶ蒸気船のデッキから花火を見物する人もいた。「他の人びとはデッキの上に立って,エホバの証人の本部である,ブルックリン・ハイツのものみの塔の建物を見ていた」と,ニューヨーカー誌は述べている。同誌はさらに次のようにも述べた。その建物の電光板の上に「電気によってメッセージが明るく描き出された。その中の最もよいメッセージは次のようなものであった。13度; 神は気づかっておられる; 唯一の希望; 生活を楽しみなさい」。

急上昇する性病

◆ アメリカ社会保険協会の報告によると,りん病罹患率は1972年中に空前の率に達した。梅毒患者は1950年以来最も多かった。同協会の報告書を作成した委員会の委員長ウィリアム・L・フレミングは,昨年少なくとも250万人のりん病患者および8万5,000人の伝染性梅毒患者がいたと述べた。フレミングはさらに次のようにも語った。「総体的に言って,りん病は大かたの地域で野放しの状態になっている」。

動物の精神錯乱

◆ 家畜類の間でいわゆる「精神病」がふえていると言われている。動物保健協会の機関誌,アニマル・カバルケイド誌は最近,一獣医のことばを引用して次のように述べた。「『わたしは開業して20年以上にもなるが,これほど多くの動物が精神肉体学的病症を持つ神経症にかかっているのはこれまで見たことがない。ほとんど毎週のように,精神の混乱している犬数頭を見る。危険であるとか始末におえないというのではなく,精神が錯乱してしまっているのである』。世界中の獣医が同様のことを報告している」。同誌によると,アパートや裏庭に閉じ込められているペットは不自然に緊張しやすい,とのことである。さらに同誌は,多くのペットは飼主の心配や不満を反映しているとも断言している。

軍隊の士気は低調

◆ 冷戦の緊張緩和のためにある国々では軍隊の士気が問題になっている。報道によると,この4月,ソ連の将官数千人はこの事態を検討するために会合した。ロンドンのあるニュース解説者は,「ソ連の将兵は以前の宿敵アメリカとソ連の間の友好関係を見て,自分たちに残されているなすべきことは何だろうかといぶかりはじめている」と述べている。アメリカのヨーロッパ派遣軍も同様の問題をかかえている。西ドイツに駐留している一将官は訓練テストについて次のように述べた。「われわれは実戦に備えて訓練しているのか,それとも単にテストのために訓練しているのか,実際に疑問である。われわれの行なっているすべての事がらはテストに合格するための訓練であるとわたしには思える」。戦争が近いと信じている兵士はほとんどいない。ある兵士が述べたとおりである。「わたしは一兵卒であってかまわない。しかし,このようなばかげた状態のもとにいるのはやりきれない」。

生きている胎児の研究

◆ スカンジナビアその他の国々ではかなり前から,流産した生きている胎児の研究が行なわれている。胎児は数時間にわたり,時には何日間も,実験が行なわれる間人工的に生かされている。英国政府の指導要綱は昨年,妊娠20週間以内で,体重が300㌘以下の胎児のみを使うよう研究者たちに制限を課していた。米全国保健協会は,その種の研究に対して連邦基金の供与を禁じる新しい方針にかんする声明を発表した。ニューヨーク州精神遅滞基礎研究協会のジェラルド・ガウル博士は同声明に反対して次のように述べた。「それらの胎児を何らかの有用な知識を得るために用いるよりも,普通行なわれているように火葬炉の中に投げ込めというのは道徳論の恐ろしい誤用である」。一方,ジョージタウン大学の産科学の教授,アンドレー・ヘルガーはこの種の研究を,ナチの強制収容所で死刑囚を対象に行なわれた生体実験と比較している。同教授は,彼らの研究態度は,「どうせ死ぬものなら,利用したほうがよい」というものだ,とも述べている。

女の僧職者?

◆ 神学生と僧職者の数が減少の一途をたどっているため,女性を司祭や牧師として叙任する問題が激しい議論の的になっている。今年の春,アメリカ,カリフォルニア州で開かれた,監督協会ロサンゼルス主教管区,第88回年次大会における発言時間の大半はこの問題にあてられた。「まちがった根拠に基づいて決定を下してはならない。それが当時の世界に適していたからといって,新約聖書を頼ってはならない。それはわれわれの世界,またわれわれの時代のものではないのである」と,50年間宗教学を教えたシルバ・レイクは論じた。別の時に,オクラホマ州タルサ市のメソジスト教会の牧師,チェス・ラバーンも同様の見解を表明した。同牧師は次のように述べた。「聖書がその当時述べた事がらすべてを,女性が聖職者になるべきかどうかという現在の問題にあてはめることはできない」。このように,彼らはクリスチャンと称えながら,キリスト教の教理の基礎である本そのものを退けているのである。

ハワイの地震

◆ 過去22年のうちで最強の地震がハワイを襲った。高いビルは大きく揺れ,樹木や電柱は傾き,道路や貯水池にはきれつが生じ,水道管は破れ,窓ガラスはこなごなに砕けた。今年の4月27日に生じたその地震で少なくとも11人が負傷し,被害額は300万㌦(約7億8,000万円)に達した。その地震はリヒター地震計で6.2を記録した。

ギャンブルによる「救い」

◆ 政令にかんする,マサチューセッツ州議会両院協議会の席上で,「ビンゴ」という賭博は「われわれの救いである」と,ローマ教皇庁の高官ジョセフ・P・バークは訴えた。同氏は「ラッキー・セブン」と呼ばれる別の賭博の合法化についても賛成意見を述べた。そして,ギャンブルが教会付属の学校に対してどれほど大きな経済援助となっているかを劇的に表現するため,「ラッキー・セブンをやらなければ,われわれは学校を閉鎖せざるをえないであろう」とも述べた。同協議会の委員のひとり,ジェラルド・A・ギルメットはそのゲームを合法化する法案を提起した。教皇庁高官は,ゲームがすでに「多くの場所」で行なわれている点を指摘した。またギルメットは,「多くの牧師はこの法案に関心をいだいている」と述べた。同様の事態はアメリカの各地でみられている。コロラド州のデンバー大司教管区の報道主任,C・B・ウッドリッチはビンゴ賭博について述べ,「小学校を存続させているのはまさしくビンゴである」と語った。

ポルトガルにおける教会の危機

◆ ポルトガルは依然,カトリック教会のとりでであろうか。ポルトガルの週刊ニュース雑誌,オブザーバドルによるともはやそうではない。「ポルトガルは全西欧諸国の中でカトリック人口に対する司祭の数の比率が最も小さい国の一つである」と同誌は述べている。教会員についてはどうであろうか。「リスボン総大司教管区のカトリック教徒のうち,日曜日のミサにでかけるのはわずか15%にすぎない」。「教会の危機」と題する記事はその結論で「カトリックはわが国では少数者の宗教である」と述べている。

淋病の影響

◆ 昨年アメリカでは,250万人を越える淋病患者が報告された。淋病はアメリカでは届け出の行なわれるべき最も一般的な病気である。淋病のまん延している現状から予想される結果のひとつは,目に淋菌の感染した新生児の増加であり,そうした新生児は盲目になるおそれがある。梅毒と違って,淋菌保持者を捜し出す簡単で信頼の置ける血液検査というような方法はない。それゆえ,淋菌に感染した妊婦は,それとは知らずに胎児を危険にさらす場合がある。カレント・メディカル・ダイアローグ誌上で,ボルチモア市のマーシー病院のふたりの医師は次のように述べた。「われわれは,現在の技術ではどうすることもできないように見える,淋病のまん延した状態のただ中にいるのである。……現在のところ,われわれは淋病に対して負けいくさをしており,伝統的な方法を用いては将来,勝利を得る希望はほとんどない」。

低下した教会の影響力

◆ 今日,教会はその成員が減少しているだけでなく,教会自体の影響力も衰微している。アメリカのダビューク大学の神学教授S・カリアンは,教会当局の代表者たちがほとんど沈黙してきたことを認めて次のように述べている。「現代の歴史に残る重大なできごとに関して,重要な意味のある予言的な発言をしているのは,われわれの社会の中のいったいだれであろうか。それは宇宙飛行士,芸術家,作家,ニュース解説者,政治家ではあっても,確かにたいていの場合,僧職者ではない。……苦悩し,疲れ,準備不足のそれら僧職者は,目的と希望を捜し求める世界の中で,ろれつの回らない声を出してきた」。驚くにはおよばないことであるが,ワシントン州,タコマの第一合同教会の牧師,W・L・エドレン2世は次のように認めた。「今日,教会は多くの場合,ロータリークラブ,セルトマクラブ,キワーニスクラブ,モデルシチーズおよびライオンズクラブやNAACP(有色人種の地位向上のための全国会議),AMA(アメリカ経営協会),ADA(アメリカ歯科医師会)などとほとんど異なってはおらず,普通の会社や政治団体とほとんど見分けがつかない」。

忠誠の誓いをする司教

◆ チェコスロバキアの4人の新しい司教は国家に対して忠誠を誓った。その宣誓は,スロバキア首相ピーター・コロトカがプラハにいたときに要求したものであった。それら4人の新しい司教はチェコスロバキアとの合意のもとに,最近バチカンの一代表者によって叙任されていた。

喫煙と男性の不妊

◆ オーストラリアの生化学者ミカエル・ブリッグス博士によると,喫煙は男性を不妊にする一要素であるかもしれない。ブリッグス博士は自分の研究結果をオーストラリア医学ジャーナル誌に発表し,大量の喫煙によって一酸化炭素が生成され,それが血流に吸収される結果,男性性ホルモン,プラスマ・テストステロンが減少する。研究の対象となった一群の男性は,1日に少なくとも30本のタバコを吸った。7日間喫煙を中止した後に,テストステロンの濃度は上昇した。

核廃棄物の埋蔵処理

◆ カナダのチョーク川の近くにある広さ約5ヘクタールの墓地3つが,致死量の放射能を有する核廃棄物を埋めるために用いられている。トラックがカナダの各地から,ちりやコバルトの破片や放射能で汚染した紙を,重さ4㌧の鉛でおおわれた4㍑ほどの容器にいれて運んでくる。そして,これらの容器は大きな地下貯蔵容器に収められ埋められる。しかし,一部の科学者は,ある種の放射性廃棄物が崩壊し,安全な放射能レベルに達する前に,セメントの貯蔵容器が崩壊し,もれた放射能は地下水を汚染するかもしれないと言っている。ある科学者はそれを,残忍で「犯罪的な気違い行為」と呼んだ。

プラスチック汚染

◆ 米国家海洋気象局の報告によると,アラスカの島々に打ち上げられた何千というプラスチック片のために,おっとせいや他の海生哺乳動物が傷ついたり,溺死したりしている。アミチトカ島の約95㌔の海岸に,2万4,000個ものプラスチック製品が打ち上げられたと,観測員は報告している。

軌道上の飛行物体

◆ 米国防衛航空宇宙総軍司令部によると,現在2,897個の人工飛行物体が地球を回る軌道上にある。そのうち1,978個はアメリカが打ち上げたものであり,834個はソ連が打ち上げたものである。

脱税の増加

◆ アメリカでは,ますます多くの人びとが所得税の申告を怠るようになっている。元内国税収入局長官,J・M・ウォルターは,「その傾向は驚くほどである」と述べている。人びとが不公平であると感じている現行の複雑な税法が,税金をごまかす人の数を増加させる原因になっていると言われている。もし,この事態が食い止められないなら,未納の税金の額は現在の25ないし30億㌦から1976年には60億㌦に急上昇するであろうと,ウォルター氏は指摘した。

スポーツ界の英雄崇拝

◆ アメリカ,サンホセのカリフォルニア州立大学の心理学の教授,トマス・ツトコ博は4万人の運動選手を対象にして研究を行なった。同博士の結論によると,今日のスポーツ界の英雄は若者が模倣するにはあまりにも貧弱な模範である。「夫婦交換パーティーを行ない,どん欲で,けんかっ早いことでは子どもたちより幼稚だ」と同博士は述べた。そして,さらに次の点を指摘した。今日のスポーツ界のアイドルは,「何がなんでも勝てという態度を示し,子どもたちはそれをまねしている。『殺しちまえ! やっちまえ!』という彼らのことばに,彼らの態度が反映していることには疑いない。超大型試合で負けるコーチは,『負けることは死ぬようなものだ』と言っている」。ツトコ博士はさらに続けて,このような手本は「子どもや他の年若い運動選手にとって有害である」と述べた。職業スポーツ界は各分野でそれぞれのスターを「神」に仕立てているが,「彼は神などでなく,利己的で,どん欲で,自分のことだけにしか関心がない」と同博士は見ている。

バチカンと中共との対話?

◆ 最近,バチカンは中共とのいわゆる「対話」を公式に申し込む措置を取った。同カトリック教会の宣教師会報,インターナショナル・ファイディーズ・コレスポンデンスは,「中国が世界に向けて門戸を開いた以上,教皇庁と接触する道が開かれるであろう」と述べた。同会報はさらに,毛沢東理論には「中国1,000年来の文明の偉大な道徳律と調和し,また現代の社会的キリスト教の教えのうちに真正で完璧な表現を見いだせる」と主張している。

アメリカの大学生の減少の理由

◆ 最近,アメリカの4年制の主要な州立大学の学生数は減少している。今春,秋期の受講を申請した学生の数は,1972年の同期に比べて4%以上減少した。なぜ減少したのであろうか。ひとつの理由は学費である。収入面での中流階級の家庭では,高騰する授業料を払う余裕がない。大学当局自体も財政難に陥っている。高等教育に関するカーネギー委員会の発表した新しい報告は,財政的に言って大学は「奇跡的に生きのびている」と述べた。教育に対する態度の変化も,受講申請の減少している主要な理由の一つである。最近インタビューの行なわれた大学4年生の3分の2以上は,『大学で教わる事がらの大半は,大学外の実社会で行なわれている事がらとは無関係である』ということに同意している」。多くの若者は職業的また専門的技術に関心を向けつつある。中には,大学は実際のところ,社会問題を助長していると考えている学生もいる。P・レスリイはアメリカ広報協会で話をし,次のように述べた。「大学は,決まりきった役目からの自由を保証する学位と,指導者としての名声を与える。しかし,自分の夢見た感化力を身につけうることに気づくのはごくわずかの学生だけであり,多くは幻滅感に陥るようになる。そうなると,すばらしい事を期待するように教えられて来た者たちは,自己を正当化しようとする。彼らには,自分たちの優越性を認めない組織を攻撃する時間も,またそういうことをしたいという気持ちも,またそうする機会もある」。

これが「解放」か

◆ 現代の性革命はほんとうに女性を「解放」したであろうか。アメリカ,ニューヨークの精神療法医キャサリン・ハーナーはそうは考えていない。同女史は次のように述べた。「女性は今や,何人かの男性を抱くことを恐れないばかりか,そうしなければならないと感じている。現代の輝かしい性革命は,女性を何百年も昔の女性よりもいっそうみじめな奴隷に変えてしまった。今や,ひとりの男性の性的所有物どころか,あらゆる男性の性的所有物になったのである」。

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