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  • 地球は人間の住みか
  • 盗品でできた博物館の芸術
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  • 学習は続けられる
  • スキー事故
  • 試験で不正行為をする生徒
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目ざめよ! 1973
目73 7/22 30–31ページ

世界展望

1975年を“聖年”と定める

◆ 5月10日付のAP通信によると,ローマ法王パウロ六世は1975年を“聖年”とすると発表した。同法王は,1975年が,6億人のローマ・カトリック教会の教会員の間の,また彼らと他のクリスチャンとの間の和解のためにささげられるだろうと語った。しかし,1975年がほんとうに,キリスト教世界を祝福する“聖年”となるだろうか。ある人は1933年に,ローマ法王によって宣言された以前の“聖年”中に,ヒットラーが第二次世界大戦をぼっ発させる備えとして権力を増し加えていたことを思い出すだろう。そして今,聖書の預言は,その年がキリスト教世界の教会にとって“聖年”になるのにおよそ程遠いことを示している。法王が1975年を“聖年”として祝福したことは,来たるべき滅びからキリスト教世界の教会を救助するのに役立つだろうか。

地球は人間の住みか

◆ 最近,ソ連の宇宙飛行士V・セバスチャノフはユノスト誌の中でソユーズ9号による飛行中の経験について書き,無重力状態の影響について論じて,次のような結論を述べた。「人間は確かに地球の子どもだ! 無重力状態のもとで人間は地球とのきずなの欠如を強く感じ,地球とのきずなを常に思い出す。飛行時間が長ければ長いほど,地球とのきずなを,少なくとも精神的にでも作り出す必要があることを強く感じる。宇宙飛行士にとって地球とのきずなは痛々しいまでに貴重なものとなる。…われわれの青い惑星は驚くほど美しいが,同時にあまりにも小さい」。セバスチャノフはさらにこう続けている。「わたしは[ソユーズ9号の]飛行を終えた後,初めて小鳥のさえずりを聞いた時,どんなに狂喜したかを覚えている」。

盗品でできた博物館の芸術

◆ 世界一流の美術館のひとつであるクリーブランド博物館の古代美術部の部長で,国際的な権威者でもあるジョン・D・コーネイは,「アメリカの古代美術品の95%は密輸されたものである」ことを認めている。さらに同氏は,「うぶな,あるいは格別頭の良い人でもないかぎり,この博物館の古代美術品の多くが盗品であることを知る必要があろう」と言って実情を明らかにした。美術品がアメリカに不法な仕方で持ち込まれたことに関して彼は次のように語った。「たとえ,それが盗まれたばかりのものであることを知っているとしても,わたしはそのことを気にするわけにはゆかない。もし,アメリカの博物館が密輸された美術品をすべてもとの国に送り返すようにでもなれば,博物館の壁はむき出しになってしまうであろう」。

「全地球的な危機」

◆ 世界中の環境は全体として改善されつつあるだろうか。最近のバイオサイエンス誌のある記事によれば,そうは言えない。その記事は次のように述べている。「環境危機の影響は…文明によって,国によって,また場所によって異なるが,そうした影響すべてがいっしょになって全地球的な危機をもたらしている。環境危機の社会的また生態学的徴候は,地上のほとんどすべての国に明らかに見られる。空気や水の汚染,一連の食物の化学物質による汚染,都市の衰微,慢性的な食糧不足や飢餓,増加する麻薬の乱用とアルコール中毒,少年非行や犯罪および自殺の増加,国境や政治体制を越えて広がる絶望感などがその徴候である。しかしながら,環境危機が恐るべき規模で増大しているために…解決策どころか,問題の本質や原因を識別することさえむずかしくなっている」。

人口過密都市

◆ 今や上海は世界で最も人口の多い都市である。今年の2月に出版された最新の人口統計「年鑑」によると,同市には1,082万人が住んでおり,その人口は東京(884万1,000人),ニューヨーク(789万5,000人),および北京(757万人)よりも多い。世界人口の約57%はアジアに住んでいる。

学習は続けられる

◆ アメリカ,カリフォルニア州の一研究者の最近の論文によれば,人々は年を取るにつれて知的な面で「成長し,発達し続ける」とのことである。サンフランシスコ湾地方の2歳から5歳までの男女212人のあるグループは1931年に「知能」テストを受けた。当時の平均知能指数は110.7であった。1941年にはそのグループの者として見い出された人たちの平均知能指数は113.3で,1956年のそれは124.1であった。それら最初の212人のうちの48人に対して行なわれた最近のテストは,平均指数130.1を示している。

スキー事故

◆ アメリカでは毎年スキーによる負傷事故が10万件以上報告されている。また,少なくともそれと同数の未報告の事故が起きていると考えられる。ある外科医は,ねんざが全体の約40%,骨折が35%に達するものとみている。メディカル・ワールド・ニューズ誌は次のように述べている。「生物力学の技師やスキー場監視員の努力にもかかわらず,負傷率はスキー場のスロープのように上昇している」。

試験で不正行為をする生徒

◆ どれほど多くの生徒が不正行為をするであろうか。アメリカ,ペンシルベニア州の312人の中学生を対象にテストの対照実験が行なわれた。それらの中学生は数科目の学科テストを受けた。答案用紙は集められ,生徒には内密にしたままそのコピーが取られた。後に,もとの答案用紙は生徒に戻され,各自自分の答案用紙を自分で採点するようにと告げられた。次に答案用紙はもう一度回収されて,コピーと対照された。その結果,全体の48%を上回る151人の生徒が,自分の答案用紙に手を加えて不正行為をしたことが明らかとなった。

ふえるコカインの使用

◆ アメリカで大きな問題となっているものの一つはコカインの使用である。今や当局は,わずか5年前の5倍に相当する年間約500㌔のコカインを押収している。組織犯罪はコカインの売買にまで関係しているようである。コカインは本来唯一の地域,つまり南アメリカのアンデス山岳地でしか産しない。産地では,コカの木の葉は1㌔10数円で売買されているが,アメリカの卸売り業者は密輸された白い粉末のコカインを1㌔当たり約360万円で買い,次いでそれを2,100万円ほどで小売りする。アメリカ中の宝石店には今や,金製の「コーク」スプーン,つまりコカインを鼻に吸入するのに使う道具が並べられている。コカインを常用すると,病気に対するからだの防御作用のおもな働きをする粘膜をそこなうおそれがある。また,興奮剤であるコカインは,心臓発作や呼吸困難を引き起こすこともある。

流血行為に対する責任

◆ 最近,英国の新聞,ノーザン・エコー紙上で,著述家ジョン・ウェインライトは,アイルランドにおける流血行為に関して教会の僧職者を責めて,次のように述べた。「北アイルランドの僧職者はすべて次のことを理解すべきである。しかも,徹底的に,はっきりと理解すべきである。つまるところ,この胸の悪くなるような,宗派間のあつれきのために引き起こされた激しい争いで流される無実の人びとの血の最後の一滴に至るまで,僧職者各人は(個人的に)責任を負っているということである。軍隊にでもなく ― 政治家にでもなく ― IRAやUDAですらなく ― 立カラーのえりを見せびらかしている僧職者に責任がある。なぜなら,もし僧職者が自分の務めを十分に果たしていたなら ― もう少しでも愛を,また寛容を説き,偏狭な信念を大いに非としていたなら ― 人びとは耳を傾けていたであろうし…この愚かしい悲劇は起きなかっただろうと考えられるからである!」

届け出がなされない強姦事件

◆ 主要犯罪の中で最も多く発生しているのは強姦であると考えている警察官はふえている。アメリカ連邦捜査局(FBI)の報告によれば,アメリカの主要都市に住む女性10万人につき85人は強姦の犠牲者である。同時に,強姦は届け出の最も少ない犯罪のように思われる。多くの女性は事件について男性の警察官と相談するのを好まない。そうでないとしても,強姦されたことが明るみに出て恥辱をこうむる危険を冒すのを好まない。ニューズウィーク誌は次のように述べている。「控え目に見積っても,女性に対する性的な暴行事件中,驚くべきことに75%は,警察当局に全然届け出がなされていない」。

フランスの僧職者危機

◆ フランスのローマ・カトリック教会は僧職者の危機的状態に陥っている。フランスのルールドで開催された,フランス司教会議年次大会の報告によると,1963年当時のおもな神学校の学生は5,729人であったが,1971年までには47%減少し,2,840人に減った。この8年間の,神学校の新入生は61%減少し,354人であった。年間の僧職叙任者数は573人から237人に低下した。1970年には死亡した僧職者は,新たに叙任された僧職者より465人も多く,そのうえ,200人の司祭が僧職を去った。ボルドーの司教は僧職の危機について発言し,「問題となっているのは僧職の概念そのものである」と述べた。

高い食費

◆ 今や食糧品の価格は世界中で急騰している。その主要な原因には経済および農業上の数多くの要素が関係している。しかし,この問題を分析したAP通信者の報告はもう一つの原因を明らかにして次のように述べた。「消費者の問題がある。現代の消費者は,祖父の時代であれば笑いものにされるようなものまで市場に要求する。マッシュポテトのフレーク(薄片状のマッシュポテト),グロウニーの素,糖衣でくるんだり着色したりしたシリアル,味付けし,バターでいためてある冷凍野菜など何でも売り出されており,それがまたよく売れている。アメリカの消費者が,自分独りででも上手に作れるものをだれか他の人に作ってもらいたいと要求するたびに,お金がかかる」。

視神経の繊維

◆ アメリカのシカゴ大学とアルゴンヌ国立研究所の医学研究班は人間の視神経の繊維数を数えるために,コンピュータを導入したイメージ・プロセッサー(繊維の数を数字で示す計器)を用いた。そして,120万の個々の神経繊維があることを報告した。神経の交差部分の顕微鏡写真約500枚が精密に調査された。一医師は,網膜の中央部から映像を伝達する視神経の部分を,目の中で最もち密な繊維束を有する「一番忙しい」部分と呼んだ。

ポルノと犯罪

◆ スウェーデンの総理大臣オロフ・パルメはポルノを排撃する運動を支持してきた。ポルノ製作者が税金をごまかしているため,スウェーデン政府は経済的損失をきたしている。また,性的不道徳は暴力犯罪を急増させている。デンマーク,フランス,英国,西ドイツ,ユーゴスラビア,イタリアなどでは,性を売り物にする娯楽を取り締っている。麻薬の売買や犯罪は全西欧諸国の至る所で容易ならぬ勢いで広まっている。

科学用語

◆ 長い間,ドイツ語は,科学情報を伝達する用語として用いられてきたが,今世紀初頭に英語がそれに取って代わり始めた。現在ではドイツ語は第三位であり,ロシア語が第2位である。

大学の影響

◆ 最近,アメリカの217の大学の約2万5,000人の学生に質問表が送られた。それら学生の寄せた解答は,高等教育が学生の考え方に与える影響を明らかにした。大学は彼らの行状や自己に対する意識を変えてしまった。飲酒,喫煙,不規則な睡眠などの習慣や政治活動に関してはきわめて著しい変化が見られ,宗教に関係する活動には著しい低下現象が見られた。

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