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目ざめよ! 1973
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ソ連におけるロシア正教会の役割

ロシアの文芸批評家ビサリオン・ベリンスキは1847年,ロシア正教会を称賛したある作家に宛てて書簡を送り,その中で次のように述べました。「貴君はなにゆえにキリストを引き込もうとしておられるのか。キリストといずれかの教会,ことにロシア正教会との間になんらかの共通点を見い出されたのか。キリストは自由・平等・友愛の教えを人類に知らせた最初のかたであり,ご自分の殉教の死によってその教えの真実さを決定的なものにされた」。真のキリスト教とロシア正教会の間にはそれほど大きな相違がほんとうにあるのでしょうか。

「屋根のない家」(1961年)と題する本の中で,著者モーリス・ヒンダスは次のように述べています。「帝政時代には人口の80%以上が小作農であったが,教会は異教時代から伝わっている迷信をムーズィック[ロシアの小作農]から払い落とす努力を全く払わなかった。村中を横行して,無知でだまされやすいムーズィックを食い物にしていた魔女や魔術師,魔法使いやまじない師に対して,僧職者は無関心だった。村のバツシカ[司祭]も多くの場合無知で,ウォッカにふけり,魅惑的な女の教会員を誘惑するのをやめようとしなかった。…圧倒的に数が多いという理由からだけでも,正教会の主柱を成していたムーズィックは,生まれた時からの自分の宗教に対して比較的無知のままであった。聖書を読むことはほとんどなかったし,たいてい無教育で読み書きができなかった。彼らは教区司祭からよりも,貧しい放浪者や巡礼者の語る物語やバラッドから善悪について学ぶほうが多かった」。

なぜそのようなことが起きたのでしょうか。ロシア正教会は神のことば聖書に基づくキリスト教や高い道徳規準をなぜもっと効果的に強調しなかったのでしょうか。ヒンダスはこう続けています。「ロシア正教会が最も責めを負うべき点は,同教会の帝政国家への完全な従属と追従,つまりミルユコーフのことばによれば,『キリスト教の成長の芽を麻ひさせた』ことにあった」。

『しかし,事態は確かに変化した。今ではそのようなことはない』と考える人もいるかもしれません。多年にわたって独自に行なった綿密な観察結果に基づいて,ヒンダスは今日のソ連におけるロシア正教会について次のことを指摘しています。

「憲法は教会を政治の分野から締め出しており,その働きをもっぱら宗教儀式に限っている。しかし,クレムリンから要求があれば,彼らはすぐにそれに応じ,政府の外交政策を,しかもそれがどんなものであっても進んで祝福する。クレムリンはもはや,ソ連を神聖であるとは言わないが,高度に国家主義的な正教会にとっては,神聖なソ連は常に正しく,クレムリンが敵と決めたものは,それが真実の敵であれ,単なる想像上の敵であれ常に悪いのである」。

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