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  • キツツキ ― 穴をあけるのに都合よく造られている鳥
  • 目ざめよ! 1977
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目ざめよ! 1977
目77 9/22 24–25ページ

キツツキ ― 穴をあけるのに都合よく造られている鳥

木立の中を歩いていると,何かをコツコツとせわしくたたく音が聞こえてきます。案の定,キツツキが木の幹に穴をあけている音でした。こん虫かその幼虫を探していたのでしょう。あるいは,巣を造るため木に穴をあけているのかもしれません。こうした眺めや音は世界の多くの地域でなじみのあるものです。キツツキは,マダガスカルとオーストラリアのある地域とを除けば,どこの国にもいるからです。

キツツキは,三秒足らずの間に,のみのようなくちばしで木の幹や大枝をおよそ44回ほど打ちつけます。この鳥が,めまいもせず打ち続けられるのはどうしてでしょうか。

その答えはキツツキの頭の造りにあるようです。この鳥の脳と,脳の外側の丈夫な薄膜との間の空間が非常に狭いため,打つことをしない同類の鳥に見られるようなより広い空間と比べると,流体が少ししか含まれていません。どうやらこうした特徴が,衝撃や振動による流体中の衝撃波を少なくするのに役立っているようです。そしてまた,比較的密度の高い多孔性の骨が脳を包んでおり,この重要な器官が動かないようにしています。また,頭骨とくちばしの間の骨を連結している海綿質で弾力性のある結合組織は,衝撃を吸収してしまいます。キツツキの頭部と両耳の後ろにまで達している大きな筋肉も同じ働きをします。それらの大きな筋肉は,舌の動きを抑制することに加えて,クッションのように頭を支え,頭が回転しないようにするショックアブソーバーの役目を果たしています。

脚や足,尾や舌などキツツキの体の他の部分も同じく,活動に適して都合よく造られています。

脚を見てください。脚は短くて強く,垂直に登るのに好都合です。足には四本の指があり,二番目と三番目の指は前方に,あとの二本は後方に向いています。四番目の指は横や前へも動かすことができます。各々の指には,鋭くて曲がったつめが付いています。そのようなわけで,各々の足ははさみ道具のような機能を果たし,キツツキが木の幹や枝,がけ,それに建物の壁を登るときでも,しっかりつかむことができるのです。

この鳥がこれまで生存してきた陰には,尾も一役かっています。キツツキが打ち続ける間,尾は支柱,あるいは留め金のような働きをします。尾を成している12枚の丈夫な羽は,互いに重なり合って,こけら板のように並んでいます。羽が生え換わる時期が来ても,特別に丈夫な真中の二枚の羽は,他の羽が生え換ってキツツキを十分に支えられるようになるまで抜けることはありません。

キツツキのもつさらにもう一つの注目に値する特徴は舌です。舌は,頭骨の周りを取り囲んでいる,骨と弾力性のある組織とからなる舌骨という器官に付いています。特定の筋肉が輪型の舌骨を引っ張ると,舌はくちばしの先から相当延びます。アオゲラの場合,舌はくちばしの先から10㌢も延びます。粘液の厚い層で覆われた長い舌をくちばしから素早く出し入れすることにより,込み入ったところに隠れているこん虫や幼虫を捕えることができます。多くの種類のキツツキについて言えることですが,舌の先端は硬くなっており,剛毛が生えています。それらの剛毛で,幼虫は簡単に突き刺されてしまいます。また,先が幅の広い剛毛の房になっているスプーン状の舌を持つキツツキもいます。その舌の構造は,アリやシロアリをすくい取るのにうってつけです。

キツツキは樹皮の下に食物が隠されているかどうかをどのように確かめるのでしょうか。大抵,それは鋭い聴覚によります。キツツキは,たたいてからしばらく休むと,騒ぎを起こしているこん虫がいるかどうかを知ることができます。また,キツツキのたたく音はこん虫の造った通路があるかないかによって,確かに異なっています。

確かに,キツツキは都合よく造られています。その頭の内部の構造は,将来もっと安全なヘルメットを造るという着想を人間に与えます。しかし,キツツキが,生きていくためにはその優れた備えは不可欠なものなのです。

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