すぐにつく郵便物
近い将来,アメリカの郵政省は遅配の汚名をそそぐ手段を採用するかもしれない。郵政省長官はある伝達装置の実験を宣言したが,その装置とは,情報を電子的な刺激に変え,必要な場合には人工衛星を用いてそれらを目的地に送信し,それを再度文字に変えて次の日には配達できるようにするものである。同長官の言葉によると,この装置が作動すると,莫大な情報量を現在の第一種郵便物の料金よりも安く送ることができるという。もし政府が支援することになれば,この装置は三年以内に限られた範囲で実用化の段階に入るだろうと同長官は語っている。