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目ざめよ! 1980
目80 10/8 21–23ページ

多くの益をもたらす教育

アフリカでは,特に若い人々を対象にした教育の気運が非常に高まっています。国家財源のかなりの部分をこれに当てていると伝えられている国々もあります。

しかし,そうした教育だけでは十分ではありません。アフリカ東部のある大都市の黒人市長は,教育を受けた大勢の人がちまたにあふれている光景に注意を向け,「人生の現実に立ち向かう備えをさせ,そのための訓練を施す実際的な教育を子供たちに施していく必要がある」と訴えました。

そのような教育はとりわけ,人生における真に価値あるものを見分け,それに対して確固とした信念を抱けるよう,人を助けるものであるべきです。しかし,そうしたことを成し遂げる教科書があるでしょうか。

「生活の術に関する至高の導き」

長年にわたって,聖書はアフリカで広く配布されてきました。これほど広く配布された書物はほかにありません。作家のトマス・ティプレディはかつて聖書についてこう書きました。「あらゆる崇高な書物の中でも聖書こそ生活の術に関する至高の導きであることは人間の良識が明らかにしているところである」。なぜ聖書はこの点で際立っているのでしょうか。聖書そのものが説明しているように,聖書は神の言葉なのです。

聖書は生活の事柄を扱った書物です。聖書を読み進むと分かることですが,聖書には実在した人々のことが数多く記されています。ある人々がどのように幸福な生活を送ったか。また他の人がなぜそれに失敗したかが分かります。聖書を読めば読むほど,価値ある物事とそうでない物事がいっそうはっきりしてきます。聖書を読んだ鋭い理解力を持つ人が語ったように,あなたは,「心を養い,幸福をつかみ,自分の務めを果たすための秘訣」を見いだすでしょう。

アフリカをはじめ全世界で,エホバの証人は幾十年にもわたり,聖書の原則を生活に適用するよう幾百万もの人々を助けてきました。それは著しい成果を上げています。次に挙げるのは,その教育が成し遂げてきた事柄のほんの数例です。これを読む際,アフリカ,いや全世界のすべての人がこうした価値基準に従って生活したならどうなるだろうか,と自問してみてください。

家族の一致を保つ

「さて,決心はついたかね。昇進すれば収入が増えることになる。君は正直で信頼の置ける職員だ。昇給に値する人物だよ」。アフリカのある大きな鉄道会社の一役員は4人の子供を持つある職員にこう語りました。これは別段,難しい決定のようには思えません。しかし,一つ気懸かりなことがありました。その新しい仕事を引き受けると,長期間家族と離れて生活しなければならないのです。

しばらくの間エホバの証人と聖書を研究していたその人はこう答えました。「申し訳ありませんが,辞退させていただきます。ご存じのように,私は自分の家族をとても愛しておりますので,そのように家族と別れて生活することはできません」。上役たちは自分の耳を疑いました。しかし,生活の中で大切な事柄を優先させるその考え方に感銘を受け,家の近くで引き続き働きたいというその人の願いを認めました。

その決定は正しいものでしたか。その人は,地域社会でもひときわ温かく,一致していて,幸福な家族を持つという祝福を味わってきました。子供たちの良い行状は近所の人の話題となっています。こうしたものを金銭で買うことはできません。

正直は自尊心を生む

「拝啓

「お手紙をありがとうございました。お返しいただいた診療所の時計を確かに受け取りました。あなたが新たな信仰を見いだし,それによって,盗みがエホバ神の律法に反するものであることを学ばれたということをお聞きし,うれしく思います」。

最近エホバの証人になったある人に宛てられたこの手紙は,その人の身に普通では考えられない大きな変化が生じたことを物語っています。この手紙を受け取った人はかつて,マリファナを大量に吸い,性的に乱れた生活を送り,盗みその他の犯罪に関係していました。こうした生活に災いされて,精神がひどく乱れ,精神病院に入れられることになりました。何週間か治療を受けたものの良くならないため,精神異常者であると言い渡されて家に帰されました。

そのすぐ後に,この人は自分の住むナイジェリアの村でエホバの証人と聖書の研究を始めました。この教育によって,その人は生活を変化させていきました。“人生の現実”に対処できるようになるにつれ,精神もしだいに健全になっていきました。村人たちはこれに驚き,まさに奇跡が起きたと考えました。その人は,「これは聖書の働きの結果であり,神の祝福と神の民の助けがあったからこそできたのです」と語りました。やがて仕事に就いて自活できるようになりました。そして,以前の雇い主の所から時計を盗み出したことを思いだし,それを返したのです。こうしてこの人は,人生において初めて自尊心を持てるようになりました。―エフェソス 4:28。

富んでいるふりをしない

ナミビアつまり南西アフリカに住む,一家の頭であるエホバの証人が職を失いました。その人の家族はそれまで高い水準の生活を送っていましたが,新たな就職口の賃金は以前のそれと比べるとかなり低いものでした。夫婦で話し合った後,その仕事に就いて最善を尽くすことに決めました。

この家族は,お金のあるふりをして以前の生活水準を保とうとせずに,出費を切り詰めることにしました。線路沿いのあばら家に移りました。ペンキを塗って簡単な修理をした後,安い家賃でそこに住むことができました。野菜は庭からとれるものでほとんど間に合いました。釣をして食費を節約することもできました。妻は編み物をして衣料費の大半をまかないました。つつましい生活でしたが,必要なものが備わっていることに家族は満足していました。―テモテ第一 6:7,8。

このエホバの証人の勤勉で正直な態度が見過ごされることはありませんでした。1年たたないうちに賃金があがり,その立派な評判ゆえに,他の人からも仕事が紹介されるまでになりました。

暮らし方

聖書は貧しい生活を勧めているわけではありません。(箴 30:8,9)しかし,重要な原則を曲げない限りどうすることもできないような状況に直面することがあるものです。そのような状況の下で,物質を中心にした生活を送ることなく,暮らしを立てていくにはどうしたらよいでしょうか。

まず,聖書は,賭事(給料の全額をこれにつぎ込む人も少なくない),麻薬中毒,喫煙,性の不道徳,酔酒といった悪い習慣を断つ上で助けとなります。それにより,正しい良心を保てるだけでなく,家計も助かります。―コリント第一 6:9,10。コリント第二 7:1。

聖書の原則を正しく適用する人はまた,互いに対して真実の愛を抱く兄弟同士の交わりから益を得ます。(ヨハネ 13:35。ヨハネ第一 3:17,18)例えば,ガーナのあるエホバの証人は一時解雇を言い渡されました。彼は一人の娘と身重の妻を扶養する立場にありました。会衆の集会で自分の窮状を別のエホバの証人に話したところ,その人は励ましの言葉を掛けてくれただけでなく,売り物になる地元の石けんの製法も教えてくれました。以前の雇い主から復職の連絡があるまで,それによってなんとか生活していくことができました。

『愛のほかは,だれにも何も負ってはなりません』という聖書の助言を適用するために,お金を計画的に注意深く用いられるようになります。(ローマ 13:8)様々なエホバの証人の家庭を訪問する機会のある一人の旅行する奉仕者は,アフリカの一夫婦がこれをどのように行なっているかについて次のように語っています。『この夫婦は毎月収支を調べています。夫はテーブルの上に給料を置き,様々な出費や必要に応じた額を分けます。月末になってお金がなくなるまで待つのではなく,お金がある間にまず出費を考慮しています』。

この夫婦はクレジットで買い物をしないようにしています。それはもっともなことです。一つの点として,クレジットで買い物をする人は実際の値段よりもかなり多くの額のお金を払わなければならないのが普通だからです。また聖書には,「借りる者は貸す者の奴隷となる」という現実を言い当てた言葉があります。(箴 22:7,新英訳聖書)他の人の奴隷となることを望む人がいるでしょうか。その品物を購入する十分の余裕ができるようになるまでお金をためるほうが,生活はずっと安定したものになります。もちろん,何かが急に必要になって,クレジット買い以外に方法がないということもあることでしょう。しかし,そうしたことがひんぱんに起きる場合,それは必要に迫られた上でのことでしょうか,それとも欲望に駆られてのことでしょうか。―伝道 6:9

すばらしい将来が目前にある

聖書は間近な将来に関する明るい希望を差し伸べています。その希望について学ぶことは現在の問題に対処する上で役立ちます。なぜなら,それが一時的なものであることが分かるからです。聖書の最後に収められている啓示の書は,アフリカだけでなく全世界の人々に間もなく影響を及ぼすことになる出来事を明らかにしています。

その19章(11-21節)と20章(1-3節)には,正しい原則に即して生活しようとしない邪悪な者は見える者も見えない者も凄惨な最期を遂げることが記されています。啓示 21章3,4節には,神がわたしたちの住む地球に個人的な深い関心を示してくださる様が次のように記されています。「わたしはみ座から出る大きな声がこう言うのを聞いた。『見よ! 神の天幕が人とともにあり,神は彼らとともに住み,彼らはその民となるであろう。そして神みずから彼らとともにおられるであろう。また神は彼らの目からすべての涙をぬぐい去ってくださり,もはや死もなく,嘆きも叫びも苦痛ももはやない。以前のものは過ぎ去ったのである』」。

考えてみてください。ほとんどの人にとって日常的な問題になっている病気が永久になくなるのです。病弱な子供も,体の活力を奪い取る恐ろしい病気も,刺すような痛みももはやありません。

落胆や失望,悲嘆をもたらす状態は変化するか取り除かれるため,それに起因する涙は消え去ります。意識的に悪を働く者たちは神のみ使いの手によって滅ぼされてしまいますから,泥棒,人殺し,偽り者など,生活を脅かす者は一人もいなくなります。泥棒に家財を『根こそぎ持って行かれる』ことを心配する必要はありません。

このような将来は好ましいものに思えますか。現在と将来においてあなたに益となるような仕方で聖書の原則を適用する方法をさらに学びたいと思われますか。どうぞエホバの証人と連絡をお取りください。エホバの証人は無償で喜んでご援助いたします。

[22ページの図版]

聖書の教育は失われた価値基準を取り戻すのに役立つ

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