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目ざめよ! 1982
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読者の声

オートバイ

「オートバイ乗り ― 路上の騎士,それとも破壊者?」という記事に賛辞を送りたいと思います。これは過去数年間に私が読んだ,オートバイの使用法に関する最も優れた記事の一つだと思います。この記事は,オートバイとオートバイ乗りを見下げる一般の傾向とは違って,オートバイの使用法の,より積極的な側面を示しています。オートバイを経済的な交通手段また娯楽の手段と見る人々がいることを知るのはうれしいことです。

M・H ヤマハ販売店,米国イリノイ州

オートバイが実際に非常に経済的な交通手段で,世界の多くの土地では非常に実用的であることについて,疑問の余地はないと思います。私たちの家族はケニアにいる宣教者の一人に,オートバイを1台購入して任命地で楽に動き回ってもらおうと,基金を集めています。しかし,米国では考慮しなければならない要素があります。オートバイそのものがよくないというのではなく,大多数のオートバイ乗りの与えるイメージがよくないのです。それを別にしても,安全面の要素があります。すでに数台の車の保険に入っている人でない限り,また特別な付加的リスクとしてのみ契約が結ばれるのでない限り,私の保険会社は,オートバイの保険を引き受けることはありません。これはオートバイが,箱型乗物よりも危険だからです。普通車やトラックの場合より死亡率が幾倍も高いのです。スポーツのためであろうと交通機関としてであろうと,オートバイは危険です。

N・R 米国メリーランド州

貴誌の読者およびこの記事の筆者に,オートバイはオートバイ乗りにとって安全な交通の手段ではないことをどうぞ知らせてあげてください。北アメリカの保険会社は,オートバイが非常に危険であることを知っているため,その多くはオートバイの保険を引き受けようとしないほどです。オートバイでほかの人を傷付けることはほとんどないので,責任保険料率は低くなっています。しかし事故の数が多いので,衝突保険料率は高くなっています。無保険者保険料率は2倍半で,医療費支払保険はありません。保険料率の規定方法は,オートバイがオートバイ乗りにとって危険なものであることを物語っているはずです。どんなものでもそうであるように,オートバイにもそれなりの利点はありますが,オートバイ乗りにとって安全性はそうした利点の一つに数えることはできません。

G・B 保険代理店,米国オハイオ州

この記事の中で,これらのオートバイを乗り回す人々に対し,油断することなく,注意深くあり,他のドライバーに配慮を示すよう勧められていたのは良い点だったと思います。しかし,最近ではオートバイに乗るだけでも大きな危険が伴うことについて,この記事の筆者は全く触れませんでした。オートバイの関係した事故が起きると,必ずと言ってよいほどオートバイに乗っている人やその同乗者が重傷を負ったり死亡したりします。保護となるものが全くないのです。

F・G 米国テキサス州

この記事は,オートバイに乗ることを勧めたり,スポーツとしてそれをほめたたえたりすることを意図したものではありません。むしろ,オートバイには交通手段としてふさわしい場所があることを示し,利用者に対しては,注意深くあり,他の人に配慮を払うよう勧めることが目的でした。本誌は,オートバイが交通機関として用いられるにしても娯楽に用いられるにしても,危険率の高い乗り物であることに同意します。―編集者。

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