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  • 司祭に関する問題
  • ガンを予防する食事
  • 戦争の代償
  • ふえてゆく血と恐怖
  • 空をにらむ目
  • 100歳以上の人々からの忠告
  • 問題ドライバー
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目ざめよ! 1982
目82 12/22 29–30ページ

世界展望

司祭に関する問題

● 「ローマ・カトリック教会の司祭の人手不足は,この10年間世界中で深刻化してきた問題だが,米国ではそれが間もなく危機的な域に達しようとしている」と,ニューヨーク・タイムズ紙は報じている。最近のカトリック聖務案内によると,米国でカトリックの神学校に入学する人はここ10年間で50%減少し,1972年には2万2,963人だったのが,現在では1万1,500人になっている。また,シカゴ大学の全米世論調査センターは,20年以内に司祭の数が現在の5万8,085人から2万5,000人以下に減少するものと予想している。シカゴ大学のその研究グループによると,減少の主要な理由の一つは独身制が義務づけられていることであり,また今日のカトリック信者である親たちが息子たちを司祭にさせたがらないことも別の理由となっている。

ガンを予防する食事

● 全米科学アカデミーは,最近,「食事,栄養,そしてガン」と題する500ページからなる報告書を発表し,「ガンになる危険を軽減すると思われる」,食事に関する試験的な方針を打ち出した。その報告は,飽和脂肪(肉や全乳から造った製品に含まれる)と不飽和脂肪(植物油に含まれる),またソーセージ,ベーコン,魚のくん製など,煙でいぶし塩漬けにした食物の摂取量を減らすように勧めている。さらにアルコールの量を控えることに加えて,(かんきつ類,トマト,ブロッコリーなど)ビタミンCの豊富な果物や野菜,またかぼちゃやにんじんや他の緑黄色野菜に含まれているβカロチンをもっと摂取することも勧められている。この報告は,食事とガンに関する同アカデミーの以前の立場を覆すものであり,2年間にわたる約1万件の栄養学的な研究を検討した成果である。

戦争の代償

● レバノンとフォークランド諸島における戦争は人命の喪失と財産の破壊を招いただけでなく,当事国の経済問題を増大させている。イスラエルの国防費は現在国民総生産(GNP)の18%を占めているが,それは米国の国防費の割合の3倍になる。その費用を賄うために同政府は,食物と燃料の価格を12ないし19%,物品販売税を12ないし15%上げている。このすべては,イスラエルのインフレ率を年間150%に押し上げるものと考えられている。同様に,アルゼンチンのインフレも近年の戦争の結果,年度末には200%に達しかねず,外国に対する負債は340億㌦(約8兆5,000億円)に達している。英国でさえ,経費の点で言えば敗者である。部隊輸送船として豪華客船クイーン・エリザベス2世号を用いたため,政府は1日当たり22万5,000㌦(約5,625万円)の費用を負担した。またフォークランド諸島の3,000人の軍隊を維持する費用は毎月3,700万㌦(約92億5,000万円)ほどになろう。したがって,英国では増税が避けられない模様である。

ふえてゆく血と恐怖

● 興行的に大当たりしたため,米国の映画界は血生臭い恐怖映画を多く作るようになっている。映画評論家のラリー・コーエンによると,1970年代中ごろには毎年この種の映画が約50本製作されたが,「今では,毎週2本の恐怖映画を発表することが可能である」。出版社も,背筋の凍るような小説で儲けている。「今受けている,金になるジャンルの一つはこれだ」と,ポケット・ブックス社の編集長は述べている。しかしこうした映画や小説が人を強く引き付けるのはなぜだろうか。精神分析学者のモルトン・キッセンは,こうしたものの流行は,我々が生きている時代の反映だと考えており,「我々は極めて現実逃避的な時代に生きており,人々はこの時代に関する極めて深刻な問題を取り上げたがらない」と述べている。心理学者のジョイス・ブラザーズのように考える人もいるかもしれない。その心理学者の意見はこうである。「自分自身の人生が非常に複雑で恐ろしいものになってくると……怖い話へと逃避しがちになる。……そうすると,自分自身をおびえさせ,脅かすような状況に戻っても,その状況によりよく対処できるようになる」。

空をにらむ目

● 北米大陸大気宇宙防衛軍司令部(NORAD)は,強力なレーダーと望遠鏡とカメラを用い,様々な国籍の,宇宙空間に存在するざっと1,200を数える人工衛星に加え,軌道を回るその3倍近くもの数に上る“宇宙内のくず”,つまり使用済みのロケット,無用になった人工衛星,金属の破片,陶磁器のタイル,多種多様なボルトとナットなどに絶えず目を向けている。NORADはこのすべてを注意深く監視し,分類している。なぜだろうか。宇宙内の未確認物体は攻撃用の敵のミサイルと誤解されやすく,そのことによって報復措置としての大虐殺を誘発することになりかねないからである。NORADの強力なカメラは,3万2,000㌔のかなたにあるバスケットボール大の物体をも捕らえることができ,最近では,軌道を回る手袋が観察された。

100歳以上の人々からの忠告

● 長寿のための委員会と呼ばれる米国カリフォルニア州の一研究グループが,長寿の秘けつを知ろうとして100歳以上のアメリカ人1,000人を対象にした研究を行なった。100歳以上の人々が与えた最も重要な忠告は,『何ごとも度を過ごして行なわないこと』という忠告だったとシアトル・タイムズ紙は伝えている。飲食に節度を保ち,早寝早起きをして一生懸命働き,ストレスを避けて霊的な生活を送ることが,長寿に貢献する重要な要素として挙げられている。専門家たちは,運動,食事,遺伝,他の数多くの要素を重要なものとみなしてきたが,100歳以上の人々の経験は,「精神面の自制を強化すること」,また「より積極的な態度を保ち,のん気に構えること」が長寿の秘けつであることを実証するように思える,とその記事は述べている。

問題ドライバー

● 事故を起こしやすいドライバーとはどんな人だろうか。幹線道路の安全の専門家セオドア・フォーベスによれば,多くの人の考えとは逆に,「交通事故の問題の大部分は,問題を持つ少数の人々が犯す間違いというより,ごく普通のドライバーが犯すふとした過失に関係していることが明らかにされてきた」。米国インディアナ大学の一研究が示すところによると事故の主要な原因は,スピードの出し過ぎや車間距離を十分に取らないことや飲酒ではなく,往来に入る時や車線を変更する時,追い越しをする時などの不注意である。事故に関係した人々の9割までが自分自身は平均より上のドライバーであると考えていることを示す研究もあるが,分析学者たちは,交通事故全体の9割は,「ハンドルを握る,ネジのゆるんだ人間」によって引き起こされると述べている。

輸血とマラリア

● “最新式の”病院施設において輸血の件数が増加していることに伴い,「輸血によって伝染する」マラリアが,「熱帯地域におけるますます重大な問題」になっている,と南アフリカ鉱山会議所の刊行物「リーフ」が報じている。その記事は,「マラリアが発生している熱帯地域に住む,あるいはそこから来る献血者たちは,例外なく原虫を体内に宿している」と述べている。「その原虫は輸血によって人の体内に移され,直ちに処置を施さなければ,その人は時に命を奪う,激しい症状を呈するマラリアにかかることがある」。ある種のマラリア原虫は,40年もの長い間血液中に潜伏することができ,検出は困難である。しかし,病気にかかっている血液をともかく患者に与え,その後でマラリアの心配をするというのが慣例となっている。

フォークランドに関する珍妙な出来事

● アルゼンチンの人々は,ブラジルに強制着陸させられた英国の爆撃機がフォークランド諸島のポートスタンレーに向かうと考えていたか,と英国の一新聞社から尋ねられ,アルゼンチンの報道担当将校エンリケ・デ・レオン大尉はこう述べた。「問題になっている島々はマルビナス[フォークランド諸島のアルゼンチン名]と呼ばれた島々で,4月2日以降,その首都はプエルト・アルゼンチノと呼ばれてきた。したがって爆撃機はフォークランド諸島にもポートスタンレーにも行くはずがなかった。これらの場所は存在しなかったからである」。これはロンドンのガーディアン紙の報道である。

フォークランド紛争に関する別の皮肉な話が,カナダのザ・モンクトン・トランスクリプト誌の中に記されている。去年の9月,4人家族がカナダのミッションにあった自分の家を後にし,第三次世界大戦を逃れる避難所を捜し求めた。彼らは平和な新しい生活を始めるためどこに定住しただろうか。察しがつくように,フォークランド諸島のポートスタンレーだった。

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