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目ざめよ! 1983
目83 3/22 29–31ページ

世界展望

気遣う看護婦

● 医学雑誌,「整形外科の看護」は最近,「エホバの証人と血の問題」という主題を取り上げた。記事の内容は次のようなものである。「エホバの証人は生命を非常に尊重する。そのために彼らはたばこを吸わないし,惑溺性のある麻薬も使用しない。妊娠中絶も行なわない。彼らの信念は,彼らの聖書解釈に基づく規則に立脚している。……エホバの証人の手術を担当する外科医は患者の宗教的規則をよく心得,それを尊重すべきである。……我々はエホバの証人の整形手術を行なうことがあるが,得るところが非常に多い。患者は極めて協力的である。医療に従事する職員はみな,彼らの聖書の解釈を受け入れないにしても感情面で彼らを支え,最善の医療手段を用いることができるはずである」。

宇宙へ格安に行ける?

● 個人の出資による初の宇宙事業が去る9月にその第一歩を踏み出し,米国テキサス州のある牧場からコネストガ1号が打ち上げられた。ロケットの部品の余りで作られた宇宙船は,有料荷重に相当する498㌔㌘の模擬荷を高度320㌔のところまで運び上げ,その後メキシコ湾に落下した。打ち上げ司令センターは2軒の移動住宅の中に設けられ,電力はガソリン発電機によって供給されたという。開発が十分に進んだ暁には,衛星の打ち上げで政府の宇宙機関と張り合うことをこの新企業は望んでいる。スペース・サービス会社の会長は,「我々にはNASA[米国航空宇宙局]にできないサービスが行なえると思う」と述べ,米国スペース・シャトルは第一に軍事的要求に応じなければならないのに対し,「我々のほうは早く要求に応じることができる」と語った。

日本人の知能指数はなぜ高い?

● 最近発表された,「文化の違いを抜きにした」知能テストと言われるものに基づいた数字は,日本人の平均知能指数が,ほとんどの他の工業国の人々の知能指数の平均を11上回ることを示している。イギリスの心理学者リチャード・リンのまとめた知能指数に関する様々な研究も,日本人の場合1世代に7上がっていることを示している。なぜだろうか。健康が増進し栄養が改善されたからだと言う人もいれば,日本の教育が競争をあおるような雰囲気の中で行なわれるからだと言う人もいる。しかし,シカゴ・トリビューン紙のコラムニスト,ジョーン・ベックは,「6歳にならない子供たちに対して日本人が行なう早期教育」にその理があるのではないかと言っている。そしてこう指摘している。「日本人の家族は確かに,家庭で言葉を学ぶこと,また就学前の教育を非常に重視している。……早期教育の研究に従事するアメリカ人は,幼い子供たちの環境を適切な,そして思いやりのある方法で豊かにしてやれば,知能指数が20ないし30も上がることを10年も前から知っていた」。

不気味なベストセラー

● 「シュイシド・モド・ダンプロワ」(「自殺の仕方の説明書」)という本は,昨年の9月まで2か月にわたり,フランスにおけるノンフィクションの中のベストセラーとなり,その売上げは5万部を超えた。同書と関係があるとされた自殺は10件にも及び,そのうちの幾人かの犠牲者のそばにはこの本がころがっていた。その手引き書には,「静かに」命を終えることを保証するはずの致命的な「カクテル」の作り方が50ほど載っている。他の国々の出版業者はその本を自国語で印刷する権利を得ようと張り合っている。フランスの出版業者,アラン・モロは,「わたしは良心のかしゃくなど感じない。この本は……自殺が,働く権利や特定のものを好む権利,出版の権利などと同様に譲るべからざる権利であることを認める本である」と述べている。

金星上の珍事

● ソ連が金星に向かって打ち上げた宇宙探査機金星13号と14号は順調に機能したが,一つだけ予測しなかった珍事が起きた。その宇宙船のカメラにはレンズにふたが付いていて,着陸の際にそれらのふたはぽんと外れる算段になっていたようである。両方のふたはうまく外れ,カメラは金星の土の驚くべき写真を撮ることができた。しかし,万事がそれほどうまくいったわけではない。それぞれの宇宙船に取り付けられていた1本の機械の腕の先端には土壌密度測定器が付いていた。金星13号の腕はうまく作動した。しかし,「サイエンス82」誌に載った金星14号そのものの写真には,バネの付いたプランジャーが,金星の土の密度を測るたった1度のチャンスだというのに,土の密度を測る代わりにレンズのふたを試料として取ったところがはっきり映っている。

僧職者に対する懲らしめ

● 「道徳上のゆゆしい不謹慎な行為,夫婦の離婚を招くような振舞い,刑事犯罪などはほんの一部であるが,こうした誘惑に陥る聖公会の僧職者の数は“取るに足りない”どころか増加している」と,ロンドンのデーリー・テレグラフ紙は伝えている。退職する英国国教会の弁護士,デービッド・M・カーレイは,無軌道な牧師の起こした事件を年に50件も扱わねばならなかったと語った。「刑事法廷で性犯罪の罪に問われた僧職者たちもいた。姦淫を行なっていた僧職者はさらに多くの数に上る」。教会はそのような行為をどう扱うのだろうか。その報告では次のように説明されている。「刑事犯で有罪を宣告された僧職者は聖職禄をはく奪される。姦淫,離婚もしくは別居を含む,それより軽い罪の場合は,教区から追放されたり,一時的に停職処分を受けたり,警告を受けたりすることがある」。初期のクリスチャン会衆が姦淫を犯した成員に与えた懲らしめと比較してみると啓発される。―コリント第一 5:11-13。

食物を控えると長生きする?

● ニューヨーク・タイムズ紙の伝えるところによると,科学者たちは,「“栄養不足”によって寿命が相当延びる確実な証拠が増えている」ことを見いだしている。「つまり,必要な滋養物はすべて含んでいながらカロリーは“普通の”体重の維持に必要な分より3分の1低い食物を食べるわけである」。「動物実験は,減食でほ乳動物の寿命が,人間の40年に相当する年だけ延びることを示唆している」。よくある免疫反応の減退も起こらないので,老化に伴いがちな病気も阻止されると言われている。

テキサス大学の生理学者エドワード・J・マソロ博士によると,蛋白質の摂取を50%減らすと実験室の動物の寿命は著しく延び,カロリーの摂取を40%減らすと動物の寿命はさらに長くなる。また,老化に関する専門家であるカリフォルニア大学のロイ・ワルフォード博士も,動物実験から,中年になって減食を始めても寿命を10%から20%延ばせることが分かると報告している。「温血動物の老化を遅らせ,寿命を最大限に延ばす方法としては,今までのところ,長期にわたって栄養不足の状態にしておくこと以外にはない。この方法は,今まで実験の対象にされてきたすべての種類の動物に有効なので,人間にも当てはめることができるに違いない」とワルフォード博士は語った。

罪悪感を食い物にする

● 英文毎日の伝えるところによると,「水子供養 ― 堕胎によって殺され,生まれて来ることのなかった子供のために[仏教徒が行なう]法要 ― を行なう習慣が盛んになっている」。「ついでながら,水子供養は今日,寺のよい財源になっている。ある住職の話では,そのような子供の霊を慰めるための供養が行なわれなければ,多くの寺は経済的に自立できないであろうということである」。罪の意識に悩まされて供養を頼みに来る人々は,お経をあげてもらい,石かまたはプラスチックでできた,子供たちの守護神である地蔵をもらうと,最高2万円寺に支払わなければならない。鎌倉にある有名な長谷寺には「多少哀れを誘う表情の」水子地蔵が多数置かれていると同紙は述べている。

自分の体を低温殺菌!

● 「運動すると,体温が自然に上がるので,感染が避けられ健康を保つのに役立つかもしれない」とアメリカン・ヘルス誌は報告している。最近の医学的研究は,熱がバクテリアの侵入に対する体の自然の防御であるのと同じように,激しい運動も体温を上げ,バクテリアをも事実上“低温殺菌”し得ることを示唆している。例えば長時間走ると体温は39度まで上がることがある。ミシガン大学のジョセフ・G・キャノン博士などの研究者たちは,走ることやテニスをすることなどを流感の療法として勧めたりはしないが,そうした運動が最善の予防薬の一つになるであろうとは考えている。

手の付けられない汚染源

● フランスの医学日刊紙,ル・コティデャン・ドゥ・メドゥサンによると,国連環境会議の事務局長モーリス・ストロング氏は,軍事関係の汚染源の問題を持ち出した。「物質面と経済面での人間の資源の悪名高い乱用に対する責任を負う軍の支配する領域は,汚染防止努力をすべて巧みに逃れ,超音速飛行機の分野であれ,環境内での化学物質の使用であれ,きちんとコントロールされたためしがない」と彼は述べた。政府はこの「聖域」のように見える活動領域が管理されるのを望んでいないかに思われる。ストロング氏はこう結論している。「我々の経済の最大の部分を動員する軍事的領域を完全に無視しながら,この領域外で行なわれていることについて語るのは非現実的なことに思われる」。

失業 ―「世界的病気」

● 「失業は世界的病気となりつつある」,と米国ワシントン州シアトルのポスト-インテリジェンサーは述べている。米国の労働省の統計によると,アメリカのほかにも,イギリス,カナダ,フランス,日本,ドイツ連邦共和国などがみな記録的失業率,もしくはそれに近いものを経験している。欧米の工業国の中でも失業率の最も高いイギリスでは,全労働人口の13%が失業している。アメリカでは1,030万人,すなわち全労働人口の9.4%が失業しており,第二次世界大戦以来最高の数に達している。日本とドイツ連邦共和国の数字はそれぞれ2.2%,5.5%と比較的に低いが,それでも上昇しつつある。日本では昨年は一昨年よりも9万人多い失業者が出た。ドイツ連邦共和国では1970年代の初めには失業率は1%以下であった。

犯罪に対抗するファッション

● イタリアの最新流行のアクセサリーは腕章である。これはドレスかスーツの袖の下に隠れた二の腕に巻く,抱きつき強盗から貴重品を隠すための皮帯である。これには様々な色があり,高級店でよく売れていると言われている。片やアメリカでは,イスラエル人の経営するある会社が「防弾着も取り付けられる」新しい趣向のスポーツウエアを試験発売した。アメリカ人のカジュアルウエア好きを当て込んだのか,それとも犯罪に対する彼らの恐怖心に目を付けたのかははっきり分からない。また,ビバリー・ヒルズには商魂たくましいデザイナーがいて,弾丸を通さない細い縦じまのスーツと共に,身の守りを一層固めるための,有名デザイナーのピストルのコレクションを売り出した。

増える牛泥棒

● 牧畜の専門家の推測によると,アメリカでは1981年中に牛が盗まれて約5,000万㌦(約125億円)の損失を被った。ミズーリ州だけでも牛泥棒たちは約5,000頭の牛を盗んでいるが,牛泥棒は次第に増加している。「牛泥棒どもは以前はおんぼろトラックに乗って来て二,三頭の子牛を投げ縄で捕らえる程度であったが,今はもっとあくどいやり方をする。最近の泥棒どもは,人のトレーラーを盗み,それに20頭の牛を載せて運び去ってしまう」と,ある牧場主は語った。

今日の宦官

● 去勢という残虐な行為は決して過去のものではない。パレード誌の伝えるところによると,インドのボンベイには現在,「無性の者」,すなわち宦官が3,500人はいるとみなされている。彼らはもはやハレムで仕えるわけではないが,女装して芸人や売春婦として働いている。少年たちはその道に入るに当たって11日間の儀式を経るが,中にはその残酷な手術の結果死亡する者もいる。

中国から来た聖書

● あなたが次に目にする聖書には,「中国にて印刷」とか「香港にて印刷」とかいった説明が付いているかもしれない。昨年は少なくとも1,100万冊の聖書が,聖書協会の中でも大手の一つであるアメリカ聖書協会連盟のために,それらの場所で印刷された。その数は全世界における同協会の総配布数の50%を超える。合同聖書協会が用いている印刷所には,香港にある中国所有の会社C&C共同印刷会社が含まれる。この会社はかつては毛沢東の語った言葉とポスターしか印刷していなかった。それが現在では,北京から持ち込まれた新しい印刷機で合同聖書協会のために年間200万ないし300万冊の聖書を生産している。イデオロギーの対立はどちらにとっても問題ではないようだ。「我々は全くビジネス上の理由でこの決定を下したのである」と,合同聖書協会の地方生産のコンサルタント,ユーワン・キャンベルは述べている。毛沢東やマルクスよりも富の引力のほうが強いようだ。

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