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  • 韓国人は教会をどう見ているか
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  • ただ乗り
  • ヘッドホーンの危険
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  • 第三世界の交通事故死
  • 時間を盗む従業員
  • お医者さん,手を洗ってください!
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目ざめよ! 1983
目83 7/8 29–31ページ

世界展望

人間の残酷さ

● 英国のロンドンに本部を置く人権擁護団体である国際アムネスティによると,いわゆる拷問部屋は決して過去のものではない。1982年度のその年次報告によると,121の国々は政治思想犯に対して相変わらず拷問を加えたり死刑を執行したりしている。同報告によると,多くの政府は取調べの際に電気ショックを与えたり,たばこや熱した鉄棒でやけどをさせたり,有刺鉄線で殴ったり,性的な虐待を加えたり,手足の切断をしたり,心理的な策略を用いたりする。その報告はさらに,1981年に,幾人かの子供を含む3,278人の政治犯が処刑されたことを記録している。そのような残虐行為に反対する国際的な訴えを結集するために,同報告書は,「政府が反対者と目される人たちを亡き者にすることにした場合,その責任を逃れることを決して許してはならない」と述べている。

韓国人は教会をどう見ているか

● キリスト教世界の教会が韓国で福音を説き始めてから100年になるが,韓国のキリスト教徒でない人々は教会とその会員たちをどのように見ているであろうか。全国的な世論調査による結果を伝えた韓国タイムズ紙によると,教育や慈善活動の分野における教会の貢献を認める人もいるが,大多数の人たちは「教会の分裂」,「言行不一致」,「金銭に関する異常な関心」などを否定的な点として挙げたそうである。その世論調査によると,いわゆるクリスチャンと呼ばれる人は,そうでない人よりも「利己的で,お金に対してあくどく,非良心的である」。また,国民の大多数は「国内に教会が多過ぎる」と感じている。しかし同タイムズ紙の記事は,「信仰を持っていないにもかかわらず,世論調査の対象になった人々の70%は,聖書の偉大さを高く評価している」と付け加えている。

1960年以来の戦争による死者の数

● 1960年以降の20年間をわずかに超える期間に,民間人と軍人を含めて1,070万以上の人々が世界各地における戦争で殺された。これは,“世界優先事項”と呼ばれる民間の調査機関によって毎年出版される,「世界の軍事費および社会事業費」の最新版に記されていることである。その報告によると,49か国で戦われた65の戦争が挙げられており,それらの国の人口は世界人口の約3分の2に相当する。1,000人以上の死者を出した戦争だけが記録されている。この数字は,政府が民間人の死傷者の数を正確に出そうとしない場合が多いため,完全なものではないと言われている。1960年以降に戦争で100万人以上の死者を出した国として,バングラデシュ(150万人),ナイジェリア(200万人),ベトナム(208万人),カンボジア(231万人)が挙げられている。

政治の現実

● 米国のニクソン元大統領は最近行なわれたテレビのインタビューで,「政治家の生活には多くの偽善……などがある」と語った。「それは,地位に就くために,また地位を維持するために必要である」。選挙運動に関して,彼は次のように語った。「立候補者として,本性を隠すことが必要であり,ある個人について自分がどう考えているかを口にしてはならないことを認める必要がある。将来その人物を用いなければならないことも,必要とすることもあり得るからである」。彼の考えによると,政治家や大統領が自分の信じてもいない事柄を言う場合,それはうそをついているとみなされるべきではない。それは政治の一部分にすぎないのである。

現代の星占い

● インドのニューデリーで去る1月に開かれた三日間にわたる全国占星術会議は星占いと手相占いという古代の術の現代における新機軸とも言うべきものを浮き彫りにした。開会の演説を行なったのはインドの農務大臣であり,下院の議長も同会議で演説を行なった。「インドの社会における最も有力な活動分野の人々がこれに関係している」と,素人の占星術者としてこの会議に出席した政府の一高官は語った。参加者の中には,大学教授・政治家・コンピューター科学者・映画スター・会社役員などもいた。占星術が教育を受けた上層階級や中産階級にこれほど魅力があるのはなぜだろうか。会議の傍聴人の一人は,今日のストレスの高じた,競争の激しい不確実な社会においては,人々は占星術を「疑問に答えてくれる社会機構の一部」として頼りにしている。カルカッタから来た14代目の一占星術者は,「だれもが成功したいのです」と付け加えた。

英国の諸教会に関する調査

● 1982年12月19日号のサンデー・テレグラフ誌によると,年末に行なわれた英国の教会員に関する調査は,「10年前のクリスマスに教会に行った人たちの6人に一人は来週の週末に教会にいないであろう」ということを示している。その調査によると,教会に定期的に通っている人は成人の人口のわずか17%しかいない。さらにその報告は,六つの主な教派の1970年以来の出席者数の減少率を次のように示している。

ローマ・カトリック −14%

英国国教会 −15%

スコットランド教会 −17%

バプテスト −18%

メソジスト −19%

合同改革派 −23%

同報告は,それとは対照的にエホバの証人が英国でさらに増加を見ていることを示している。昨年英国諸島には,平均8万3,564人のエホバの証人がいた。これは前年の3%増に当たる。

ただ乗り

● TA(交通局)によると,米国,ニューヨーク市の地下鉄の乗客数は第一次世界大戦以来,最低の水準に落ち込んだ。その理由は,「乗客数が減ったというのではなく,運賃を払う乗客が少なくなったにすぎない」と,交通パトロール警官慈善協会の会長ウィリアム・マッケクニは説明した。TAの内偵の結果,地下鉄の乗客の約25%は回転式出札口を飛び越えるか,“回転ドア”をうまくくぐり抜けるかして,毎年TAにほぼ2億㌦(約500億円)の損害をもたらしている。地下鉄の代用硬貨の代わりに,偽硬貨を使う者もいる。さらに,コネチカット州が,地下鉄用の75㌣の代用硬貨と同じ大きさの,有料道路用の17.5㌣の代用硬貨を発行してから1か月後には,その有料道路用の代用硬貨4万枚が地下鉄用の運賃箱から出て来た。このために逮捕された最初の10人の不正乗客のうち,二人は弁護士であり,数人は会社の重役であった。

ヘッドホーンの危険

● 軽量のヘッドホーンの付いたポケットサイズのラジオやカセットプレーヤーは耳に快い音楽を提供するだけではない。最近のニューイングランド医学ジャーナル誌にアーノルド・カッツ医師は次のように書いている。「これらの器材には,両方の耳の知覚神経に永久的な障害を引き起こし,聴力を失わせる危険のあることは疑う余地がない。特に,音量を4(1から10に分けられている場合)あるいはそれ以上にセットして長時間聞く場合は危険である」。これらの器材の音量が4の場合,演奏される音楽の種類にもよるが,イヤホーンから出てくる音は94から104デシベルになっている。しかし産業基準によると,100デシベル以上の音を2時間,95デシベル以上の音を4時間聞くことは危険とされている。カッツ医師によると,人々は街路の音をしゃ断するために音量を6ないし7にセットすることも珍しくない。彼は音量を4よりも下げるよう忠告している。「聴力が一度失われてしまうと,それを回復させることはできない」と同医師は警告している。

電子レンジの限界

● 米国,パーデュー大学の二人の食品学者は,電子レンジが七面鳥のバクテリアや細菌を殺すことができるかどうか検査をした。学者たちは三種の一般的な細菌を七面鳥に注入した。検査の結果,電子レンジは病気を引き起こす細菌をすべて殺すわけではないことが分かった。食品および栄養学を担当しているバラ・スワミネイサン助教授は次のように語った。「現在のところ,電子レンジで七面鳥を調理することは勧められない。電子レンジは速く調理をするが,加熱が一定ではない。七面鳥は柔らかさと味の点ではうまく焼き上がったが,普通のオーブンで焼いた七面鳥ほど細菌の数は少なくならなかった」。

第三世界の交通事故死

● 英国の運輸道路研究所の調査によると,第三世界の国々ではハイウエーの交通事故で毎年25万人の命が奪われる。調査の結果,例えば,ハイウエーの事故死の最も多いナイジェリアでは,毎年1万台の車両につき234人が死亡している。英国の場合,その数は3人である。バンコクでは運転者の52%は赤信号を無視して交差点に入り,インドネシアのスラバヤでは運転者のわずか1%しか横断歩道で車を止めない。悪い道路状態,古くなり,乗車定員を超えて人を乗せた車両,また不注意な歩行者も交通事故死の主な原因として挙げられている。

時間を盗む従業員

● 米国,ニューヨークの一会社役員ロバート・ハーフが325社を対象に行なった調査によると,1982年に米国の各々の事務員あるいは工場労働者は平均して週4時間8分を浪費,つまり“盗んだ”。盗まれた時間の原因をなすものは,遅刻,早退,昼食やお茶のための時間の取り過ぎ,勤務時間中に個人的な話をしたり電話をかけたりすることである。そのようにして浪費される時間は,一人につき1年間に,1週35時間の勤務時間からなる6週間分に相当し,米国の企業は年間1,250億㌦(約31兆2,500億円)もの損失を被っていることになる。それは,放火,窃盗,詐欺,横領を合わせた損失額よりも多い。ハーフはこの事態を,「米国経済全体にとっての恐るべき脅威」と呼んで,それが「国の生産性をむしばみ,インフレをあおっている」と述べている。

お医者さん,手を洗ってください!

● 病院に行く患者は,医師や看護婦に,患者に触れる前に手を洗うように言わなければならなくなる。これは,感染予防の専門家であるマリアン・マグーキンと集中強化治療室の所長リチャード・アルバート医師の勧告である。アメリカン・ヘルス誌によると,二つの病院を調べたアルバート医師は,「医師たちがそれぞれの操作の前に手を洗うことなく尿の袋を扱い,点滴の包帯を換え,呼吸器の器具を調整するのを」見た。毎年米国の病院では200万件の感染患者が出る。

死人に対する恩給

● 米国人事管理局は退職した公務員に毎月恩給小切手を発送する責任がある。しかし,レス・アスピン下院議員によると,小切手を受領する多くの人は退職しているばかりか,既に死亡している。ニューヨーク・タイムズ紙の報道によると,「社会保障制度の記録に照らしてチェックした結果,合計840万㌦(約21億円)に相当する恩給小切手が682人の死者に送られたことが分かった」。その中の一人は,既に16年前に死亡していた。伝えられるところによると,アスピン議員は,幾つかの連邦機関にこの点を調査するように要求している。しかし,スポークスマンによると,関係当局のいずれからも「我々はまだ満足のゆく答えを得ていない」という。

中国の“独りっ子”症候群

● 一家族につき一人の子という政策は中国の人口増加を抑えるのに役立つかもしれないが,それはそれなりの問題を引き起こしている。すなわち,甘やかされてだめになった“独りっ子”の世代である。この政策を推し進めるために,政府は子供一人の両親に様々な特別手当を支給したり,住宅,医療,教育上の特典を認めたりしている。チャイナ・デーリー紙によると,「独りっ子は家族の中の太陽のような存在で,両親や祖父母はその太陽の周りを回る惑星といったところである」。その結果,「独りっ子の中には他人のことを考えるということを全く学ばない者がいる。幼稚園に入ると,彼らは友達とけんかをし,おもちゃを一緒に使おうとはしない」。「両親が自分たちの秘蔵っ子を溺愛しないよう」にさせるため,政府は“独りっ子”を養育することに関する小冊子やパンフレットを何百万枚も配布している。

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