読者の声
マンガ
「マンガ ― お子さんに読ませますか」という記事を出してくださって本当にありがとうございます。(1983年9月22日号)僕はマンガの影響を受けていました。そして,その記事を読んで,本当に驚きました。今では,マンガの中に出て来る暴力が分かります。だから,僕は今はマンガを読みません! こういう記事を出してくださって本当にありがとうございました。僕には必要な記事でした。僕は11歳です。
T・A 米国マサチューセッツ州
悪いのは観光客か
私はこれまで貴誌の記事を楽しく拝読し,その内容が狂信的でなく,非常に良識に富んでいることを知りました。しかし,「悪いのはどちら,ソ連それとも観光客?」という記事には異論があります。(1983年9月22日号)この記事を書いた人は,規則に従わないで面倒なことになったなら,その人自身が悪いと言っています。土地の規則や習慣が道理にかなっていて,個人に対する敬意に基づいたものである場合はその通りだと思います。しかし,私としてはこの記事はソ連に甘すぎるという気がします。混雑した歩道に国家機密にかかわるものが数多くあるものでしょうか。自分が自由な社会に住んでいるために,規則を忘れて,機密にかかわる場面をたまたま撮影しても,きっと自分が悪いとは思わないでしょう。私は二つの体制がいかに違うか自分に言い聞かせていることでしょう。博物館に入れないなら,この場合も,ソ連の体制が個人をほとんど尊重しておらず,国立美術館のような我が国の博物館は大変開放的だと思うでしょう。仮に私が観光客として米国を訪れ,英語を全く話せなかったとしても,人々から必要な援助が得られると思います。ですから,私はこの記事には賛成できません。私は,筆者が最初のほうで,責めを負うべき側を責めていたと思います。
J・W 米国ニューヨーク州
私たちはそのように規制の多い体制を支持したり弁護したりすることを意図していたのではありません。この記事を掲載した目的は,記事を書いた人の経験に基づいて,次のことを強調することにありました。すなわち,世界のどこであれ観光を本当に楽しみたいなら,その土地の習慣や規則を知って,それらに従ったほうがよいということです。政府が幾分制限を課す傾向のある国においては特にこのことが言えます。―編集者。
人口爆発
私は貴誌の「人口爆発」という記事に賛成できません。(1983年11月8日号)もし正しく利用されるなら,土地も資源もすべての人に足るだけのものがあるでしょう。日本の人口は米国の約半分ですが,カリフォルニア州の広さの土地でうまくやっています。それは日本人が互いに協力し合っており,互いにいがみ合わないからです。
R・H 米国ニューヨーク州
この記事が言わんとしているのは正にそのことです。ですから,同じ意見ということになります。人口爆発の現状が種々の問題を引き起こしているのは,地球上の土地と資源が正しく管理されていないからです。一つの世界政府,すなわち神の王国だけが,物事を適切に管理することができます。その支配のもとで,この地球という惑星は人々で満ち,すべての人の必要物が十分に供給されるでしょう。―編集者。