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目ざめよ! 1984
目84 1/8 29–31ページ

世界展望

ほめられたエホバの証人

● 定期刊行物クリーブラント・プレイン・ディーラーに寄せられた手紙の筆者は,「私はエホバの証人ではありませんが」と前置きして,次のように書いている。「リンドハーストにできた新しい王国会館について私の感じたことをお話ししたいと思います。5月20日の金曜日に,機会があって,リッジバリー大通りとリッチモンド通りの交差点の角にある土地のそばを通りましたが,その時にはその土地は空地も同然でした。

「工事の進行については前々から盛んに言われていたので,それをこの目で確かめようと思い,5月22日の日曜日に,わざわざその場所まで行きました。そこでの光景を見た時,私の目には涙がこみ上げてきました。朝はまだ早く,空は曇っていて,時折雨がぱらついていましたが,何百人もの人々が,新しい礼拝所の最後の仕上げを忙しく行なっていました。その人たちの中には,何マイルも旅行してやって来た人たち,二度とこちらのほうへ来ることはないような人たちが大勢いました。

「最後に出来上がったのは,1戸の新しい王国会館というだけのものではなく,本当に愛と兄弟関係とによって建てられた崇拝の場所でした。この人たちは称賛に値すると思います。これこそ宗教というものではないでしょうか」。

五つの州から駆けつけた約500人のエホバの証人の自発奉仕者によって36時間以内に完成した,幅15㍍奥行22㍍のその建物 ― 美しい庭園と芝生もある ― は,エホバの証人の二つの会衆が使用することになっている。新築の王国会館での最初の集会は,その同じ日曜日の午後に行なわれた。

出かせぎ労働者の“国民”

● 「もし世界の出かせぎ労働者が一つの国民であるとしたら,彼らは恐らくエジプトかフランスに匹敵するような最大の国民の一つになるだろう」と,南アフリカ,ヨハネスブルクのスター紙は述べている。「近年になって三つの大きな出かせぎ労働者の流れが見られるようになった。東アジアと北アフリカから中東の石油帝国へ向けての流れ,中南米から米国へ向けての流れ,西アフリカの奥地から急速な発展を見せている海岸地帯への流れがそれである」。同紙の伝えるところによると,出かせぎ労働者が最も多く集中しているところは中東(登録済みの外国人労働者300万人),米国(登録済みの外国人500万人,未登録の外国人300万人から600万人),西ヨーロッパ(外国人労働者600万人,および他の外国人400万人),マレーシア(不法入国者100万人)などである。「多くの人間が一度にどっと押しかけると,それに対応しきれない国が多い」と,スター紙は述べている。

不必要なX線

● 世界保健機関の報告によると,医師は患者の診断にあたってX線を使い過ぎており,X線撮影から臨床上有益な情報を得ることは極めて少ない。「それでも患者は,X線をかけなければ検査は完全ではないと考えやすく,医師は気休めの儀式としてX線をかけることを依頼する」とその報告にはある。「はっきり言って,不必要な放射線は体によくないので,できるだけそれを減らすように努めるべきである」と,王立オーストラレーシア放射線研究者大学のジョージ・クレンプナー博士は付け加えている。そして,改善の必要な分野の一部として,就職前に撮る背中の部分のX線写真,手術前の胸部のX線写真,確かな徴候もないのにガンの集団検診を行なうこと,結核の集団検診などを挙げている。「そうした写真はいずれも臨床上の価値はあまりないとされている」と,同博士は述べた。

100年にわたる紛争は終わる

● 伝統的な神道と仏教の分離に伴って何年も昔に始まったある紛争が,ついに示談で解決した。日光にある七つの古い宗教建造物は,1年に700万人もの観光客を引きつけているが,それらの建造物に対して仏教徒と神道の信者の双方が所有権を主張していた。彼らはどんな方法でこの問題を解決しただろうか。拝観料を2倍に上げて,それを両者の間で分けるということに合意したのである。

アフリカに広がる飢きん

● アフリカでは少なくとも18の国が,ひどい干ばつと深刻な食糧不足に見舞われている。干ばつはますますひどくなっており,国連食糧農業機関ワシントン事務局の局長,ドナルド・C・キンメルは,「1972年から73年にかけて生じた干ばつをはるかに上回るものになりつつある」と述べた。当時は,サハラ砂漠以南の6か国にわたる地帯で,推定30万のアフリカ人が,おもに干ばつのために餓死した。アフリカには2年続きの干ばつに悩まされている国が少なくない。幾つかの国は,国内の不安や国境紛争を抱えているので,色々な問題が一層複雑になっている。何千人もの農民が逃亡し,道路はしゃ断され,食糧の供給は行き詰まりをきたしている。他の要素としては,農耕法が遅れているために土地の回復が遅いこと,放牧地が増えたこと,出生率の上昇,世界貿易の不振などが挙げられている。他の国々の援助を要請したが,「豊作の時には,主要輸出国は[食糧の]値段と[輸送]費とを考えて,食糧援助にはあまり乗り気ではない」とキンメル氏は述べている。

十代の犯罪

● 南アフリカ,ヨハネスブルクのスター紙が伝えるところによると,「大学が消費者の詐欺行為に関して行なった調査で,南アフリカにおける万引全体の50%は十代の若者によることが明らかになった」。「消費者犯罪に対する若者たちの態度を知るためにこの調査が行なわれたが,分析者たちはその結果に全くあ然とさせられた」。偽硬貨や代用貨幣を使うことについては,「若者は,土地の当局や官庁に迷惑をかけても,自分たちが“得”をするのであれば,その機会を利用すべきだと考えていることが」一つ分かった。また,「盗み方が穏やかで控え目なもの,ピストルや脅迫が伴わないものである限り」大目に見ていいはずだと若者たちが考えていること,また「犯罪を行ないやすくしている点で[商店側にも]責任」があることなどがその調査によって明らかになった。

“つぶされた”ドキュメンタリー

● 北部ウェールズのアングレシーを通っている高速鉄道線路の何センチか下に,1羽のミヤコドリ ― 海鳥 ― が巣を作った。急行列車が時速120㌔でごう音と共に通過しても,巣の中の卵は無事だった。英国放送協会のあるカメラマンがその巣をフィルムに収めるために派遣された。カメラを持って線路を歩いて行くうちに彼は突然,グシャッという音を耳にした。「君,巣を踏んでいるよ」と,びっくりした鉄道員が言った。何とカメラマンの足の下にはめちゃめちゃになったその巣があった。「残念,困ったことをした」,とカメラマンの嘆くことしきり。

肉体と思い

● 定期的に運動を行なうと気分がよくなるばかりか頭もよくなる,と米国インディアナ州のパーデュー大学のA・H・イズメイル教授は言う。ヘルス誌に報告されているように,「運動をする人たちの認識力がめざましく向上し」,「より整然とした企画性を持つ」ようになり,「数学,論理的な推論などを行なう能力も増進した」ことが同博士の調査で明らかになった。定期的に運動を行なう人たちはまた,「感情的にも安定しており,神経質なところが少ないようだ」と,イズメイル教授は言う。肉体が健康であればなぜ認識力が向上するのかその理由は分かっていないが,理論の上では,運動すると血の巡りがよくなって脳に送られる酸素が多くなり,脳がよく働くのに必要な栄養分とエネルギーが供給されるからだとされている。

まひ患者が“歩く”

● カナダの「医学ポスト」誌の伝えるところによると,「オーストリアのある婦人は,21年間下半身が完全にまひした状態であったが,現在では思うままに松葉づえを使って立ち上がり,家の外に出て,家から約50㍍のところまで歩き回ることができる。別の患者は体がまひしてから4年ほどになるが,現在では同様のことができるようになった」。これを可能にする方法だが,足の筋肉を刺激する電極を外部に付ける代わりに永久的に植え込んだ点が他と異なっている。ウィーン大学の生物工学の専門家ヘルウィッヒ・トーマは,「患者は研究所で用いる外部に付ける電極を好まない。その方法全体が患者を操り人形になったような気持ちにさせるからだ」と述べた。患者は,片方の松葉づえに取り付けてあるコントロール・ユニットを用い,指を触れるだけで足の動きを刺激することができる。

食糧の備蓄

● 「[米]政府の今年の余剰食品備蓄は,米100万㌧,小麦1,800万ブッシェル,トウモロコシ4億3,100万ブッシェル,ハチミツ3,300万ポンド,バター7億1,500万ポンド,粉乳18億ポンド,チーズ11億ポンドとなる見込みである」と,パレード誌は議会の報告を引用して述べている。パレード誌によると,倉庫保管料だけでも1年に推定3億8,300万㌦(約919億2,000万円)かかるということである。

タージ・マハル

● ニューヨーク・タイムズ紙の伝えるところによると,完成後330年の間,「タージ・マハルは略奪や盗みに遭い,19世紀中はずっと修理もされずに放置されていたが,それでも生き残った」。しかし専門家たちは,近くの工場から流れて来る「亜硫酸ガスや硫酸の脅威にさらされる今となっては,タージもとても耐えられないだろうと心配している」。「ムガール建築を代表する傑作」と言われてきたこの建物の美しさも,もはや無傷とは言えなくなっている。かなりの部分が公害で変色しているうえに,えぐられたり,あばた状になったりしている。老朽を食い止めるための努力として,硫黄分の少ない燃料を使うこと,危険な煙霧を除くための特別の装置を使うこと,酸を吸収させるために落葉樹をこの記念建造物のそばに植えることなどが行なわれている。

すべてのことに保険を掛ける

● 「恐れの新たな源を見つけだすことに抜け目のない保険事業は,巧妙な仕組みの新しい保険をどっと売り出す」と,ウォール・ストリート・ジャーナル紙は述べている。「それらは,以前売り出された新種のガン保険,ペット保険,抱きつき強盗(被害者用)保険などに仲間入りした」。今売り出されているのは,多量の雨が降ったら保険金を給付されることになっている「休暇を取る人のための日照保証」保険,人工衛星が落ちてきてけがをした時のための「宇宙残がい保険」,離婚した場合に「約束の扶助料や子供の養育費」がもらえないかもしれないことを心配する人たちのための保険などがある。保険会社の代表者は,「大衆は危険のない社会に住むことを願っているようだ」と言う。しかし,そうした危険の少ない事柄のために保険を掛けることにどれだけの価値があるのだろうか。ある権威者は,「取り戻すことなどほとんど期待せずに保険会社に金を渡しているだけである」と述べた。

樹木のためになる“ニンニクくさい息”

● サイエンス・ニューズ誌の伝えるところによると,「ニンニク入りの食物を食べたあと人体から発散する悪臭のあるガスと同じガスは,苗木がシカに食べられるのを防ぐのに有効であることが証明された」。研究者たちは苗木に“ニンニクくさい息”を吐かせるために,そのにおいの元になる化学成分のセレニウムを含む,徐々に分解する錠剤を植物のそばに置いた。その錠剤は雨が降ると溶けて根から吸収され,木の針状葉を通って排出される。人体から同じガスが発散するのと同様である。その処置によって「シカによる苗木の被害は80%減少し,樹木の成長率にも大きな影響のないことが」色々なテストで分かった。その処置を一度施せば,3年間は有効であると言われている。その3年というのは,苗木が若葉を害されても弱らなくなるだけの高さに達するのにちょうど必要な期間である。

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