女性の慎み深さ
読者が住んでおられる地方の女性が身に着ける現代的なスタイルのドレスには,慎み深さという特質を表わすものが多いでしょうか。声を大にして,否,と答える男女は世界中にたくさんいることでしょう。長めのスカートが流行している時でも,身に着ける衣服は非常に露出的で,慎みに欠けたスタイルのものが少なくありません。
では,クリスチャン婦人は慎み深さという特質に調和した衣服を買うとか作るとかするよう心掛けるべきでしょうか。さまざまな国の,幾万人もの女性のエホバのクリスチャン証人たちは,それが賢明な道であることに気づいています。その婦人たちはきちんとした,魅力的な身繕いをすることに関心を払いますが,その際に,クリスチャン婦人は,「よく整えられた服装をし,慎みと健全な思いとをもって身を飾(る)」ようにしなければならない,という霊感による助言を導きにして考えます。―テモテ第一 2:9。
ものみの塔協会のプエルトリコ支部事務所は,一人の若いエホバの証人からこの点と関係のある次のような興味深いメモを受け取りました。
「先日,私たちはとてもうれしい経験をしたので,お知らせしたいと思います。私がほかの二人の若いエホバの証人の女の子と,家から家に宣べ伝える業に参加するつもりで,ある所まで行くために道を歩いていた時,一人の男の人に声をかけられました。その人の動機がよく分からなかったので,最初は足を止めたくないと思いましたが,その人がどうしても足を止めるようにと言うので,立ち止まって用件を聞くことにしました。するとその人は,『私はあなた方の服装をほめたかったのです』と言いました。私たちは自分たちがエホバの証人であり,聖書が慎み深い服装をするようにと述べているのでそうしているのだ,と説明しました。『それだからこそ,ほめたかったのです。私は信仰復興運動の宗教に属していますが,聖書に従ってふさわしい服装をしているのはあなたたちだけです』と,その人は言いました。それで,どんな服装をすべきかに関する聖書の優れた助言を大変うれしく思っており,感謝していることをお伝えしたいと思いました」。